TEL(スマホOK):0134-32-0111
マップコード:493 812 751*58
茨木家中出張番屋は、小樽の祝津にある鰊番屋です。
地区100年以上経過した歴史ある建物であり、小樽の都市景観賞も受賞したことがあります。明治・大正期のニシン漁の歴史を垣間見れる建物で小樽・祝津に来られた時は立ち寄って欲しい建物の1つです。
茨木家中出張番屋の詳細・アクセス方法
- 住所:〒047-0047 北海道小樽市祝津3丁目165
- 電話番号:0134-32-0111
- スマホなら上記電話番号タップで電話出来ます
- 営業時間:11:00~15:00(4月後半から10月上旬までの営業)
- 定休日:月~木(営業日は金土日祝)
- 入場料:高校生以上200円・中学生以下無料
- 駐車場:なし
- マップコード:493 812 751*58
- 公式サイト:なし
茨木家中出張番屋へのアクセス方法・行き方
小樽駅から中央バス「おたる水族館行き」に乗車、終点の1つ手前「祝津」バス停で下車、そこから徒歩2分くらいで到着します。
他の交通方法・祝津への行き方は下記記事を参考にしてください。
茨木家中出張番屋の外観とにしん街道
鰊番屋は明治から昭和初期にかけて北海道の日本海側に建てられた建物の1つで、ニシン漁で財をなした網元が居住兼漁業施設として建てた建物のことです。
茨木家中出張番屋も鰊番屋で、小樽の中では歴史も古く貴重な建物の1つです。
茨木家中出張番屋の横には「にしん街道」と書かれた木で出来た看板(標柱)がありました。
これは廃れてていくニシン漁やそれに関する文化を後世に伝えるため、そして新しい資産や観光資源の創出のために考えられた「にしんルネサンス事業」と計画の元、北海道の日本海側をニシン街道と名付け標柱を設置しているとのことです。
正面から見た茨木家中出張番屋、タイムスリップしたかのような古さを感じられます。
以前は看板とか全く出て無くて中に入れるのかどうかもわかりにくかったのですが、最近は看板も出るようになりました。
漫画・アニメ「ゴールデンカムイ」の影響で訪れる人が増えたからかもしれません。
入口には「茨木家中出張番屋」と書かれた看板がかけられています。
小樽市の都市景観賞を受賞したことがわかるプレートも取り付けられていました。
暖かい季節だと扉が開いていて入りやすくなっています。
玄関の上には「ニシン」のレリーフが取り付けられていました。
茨木家中出張番屋はいつ建てられたのか、正確にはわからないのですが、明治期に建てられたということで100年以上経過している建物です。
昭和50年代までは住宅として使われていて、その後30年ほど使われなくなり、損傷が激しく倒壊の可能性が出て、解体の話も出てきましたが、補助金等も活用して修復し、存続することになりました。
茨木家中出張番屋の館内の様子
入口を入ると受付があるのでそこで入場料を支払い中へ。
竈(かまど)が正面にあり、日本の古い家屋だということが感じられます。
左側を見ると広い板の間があります。
ここでヤン衆(ニシン漁などで雇われて働く男のこと)が明治・大正期には生活をしていたそうです。
靴を脱げば上がれるようになっており、スリッパもあるのでスリッパを履いて上がります。
ニシン漁に関することメインにパネル展示がされていました。
板の前の上に小上がりとなっている板の間がありますが、ここはヤン衆が寝る場所です。
1畳も無いスペースに布団を引いてタコ部屋のように生活をしていました。
天井を見ると立派な梁があり、日本家屋らしさを感じられます。
鰊御殿・鰊番屋に行くと必ずと言って良いほど展示されているニシン釜もありました。
これでニシンを茹でて肥料等に加工していたそうです。
入口の右側は和室が並びます。
ゴールデンカムイが机に置かれていました。
平日だとあまり人は来ないそうですが、その分ゆっくりと歴史を感じられる空間の中で過ごせるようになっています。
なお受付の方にお願いすればいろいろと解説していただけます。
茨木家中出張番屋へ行こう!
小樽祝津エリアには見学出来る鰊番屋・鰊御殿はここ茨木家中出張番屋を含めて3箇所ありますが、正直なところ一番地味なのが茨木家中出張番屋です。
ただその分、管理している方との距離が一番近く昔の話もいろいろと聞けて楽しめるようになっています。
茨木家中出張番屋から少し先に進むと祝津港が綺麗に見える場所があります。
小樽駅方面から小樽海上観光船「あおばと」に乗って祝津に訪れ、鰊番屋を見学してみませんか?
なお、茨木家中出張番屋の隣には小樽市指定歴史的建造物に指定されている恵美須神社もあるので、合わせて見学してくださいね。
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