TEL(スマホOK):0134-22-2591
マップコード:493 750 552*43
小樽稲荷神社は17世紀に創祀された歴史ある神社です。
小樽駅方面から来る時には「励ましの坂」というかなり急な坂道があり、電動アシストサイクルでも上ることが厳しくなっています。
それでも御朱印もいただけ、落ち着いた雰囲気の良く多くの人が訪れる神社です。
小樽稲荷神社の詳細・アクセス方法
- 住所:〒047-0042 北海道小樽市末広町38−1
- 電話番号:0134-22-2591
- スマホなら上記電話番号タップで電話出来ます
- 営業時間:参拝だけなら24時間
- 定休日:なし
- 入場料:なし
- 駐車場:なし(駐車スペースはあり)
- マップコード:493 750 552*43
- 公式サイト:小樽稲荷神社
小樽稲荷神社へのアクセス方法
小樽稲荷神社へは車がおすすめです。
駐車場はありませんが鳥居の前に数台の駐車スペースがあります。もしくは手宮公園の駐車場が近くにあるので、そちらに停めることも可能です。
公共交通機関の場合、小樽駅前から北海道中央バス「3.小樽市内線」等のバスで高島・手宮方面行きのバスに乗車、「手宮」バス停で下車、そこから健脚な方で徒歩20分くらい、距離にして約900メートルです。
健脚の方ならというのは、凄い急な坂を上らないといけないからです。
励ましの坂と呼ばれる最大22%もの勾配のある坂道で、ここを歩いてくるのはかなり大変です。
電動アシストサイクルでも上りきれないことがある坂道です。
高低差は約100メートルあります。通り過ぎる車のエンジン音からアクセルをかなり踏み込んでいる様子が伺えます。
車が無いのであればタクシーで来る方が良いかもしれません。
小樽稲荷神社の御祭神とご利益、由緒
小樽稲荷神社の御祭神
小樽稲荷神社の御祭神は3柱となっています。
- 保食神(うけもちのかみ)
- 大物主大神(おおものぬしのおおかみ)
- 菅原道真公(すがわらのみちざねこう)
大物主大神は金刀比羅神社の合祀により御祭神となっています。
菅原道真公が御祭神になっている理由はわかりません。
保食神は稲荷神社で多い神様です。宇迦之御魂神とも同一視されることもある女神です。
小樽稲荷神社ご利益
御祭神から
- 商売繁盛
- 五穀豊穣
- 合格祈願
- 航海安全
- 海難救済
等にご利益があると考えられます。
小樽稲荷神社の由緒・歴史
- 1690年(元禄3年)創祀
- 1803年(享和3年)神殿を改築
- 1856年(安政3年)神殿を改築
- 1875年(明治8年)村社に列格される
- 1898年(明治31年)社殿他5棟を改築
- 1905年(明治38年)社殿周辺に民家が増え神域を汚すということで石山町に移転
- 1909年(明治42年)大火災により類焼し現在地に移転する
- 1910年(明治43年)7月竣工遷座
- 1912年(大正元年)社名を小樽稲荷神社にする
- 1917年(大正6年)神饌幣帛供進神社に指定
- 1931年(昭和6年)郷社に列格
- 1946年(昭和21年)宗教法人登記完了
創祀が17世紀ということで北海道・道央としては歴史ある神社です。
小樽稲荷神社の境内の様子
登山か!とツッコみたくなる長い急な坂を上り終える頃、小樽稲荷神社は見えてきます。
道にそって斜めに白い鳥居が見えてきます。ここが小樽稲荷神社です。
入口の右脇には金刀比羅神社の社号標がありました。合祀した神社のものです。
左側には小樽稲荷神社の社号標がありますが、草木で少し見えにくくなっています。
3段ほどの階段を上って鳥居へと進みます。
鳥居の社号額には「小樽稲荷神社」と記されています。
小樽稲荷神社の狛犬様とお稲荷様
小樽稲荷神社で注目して欲しいのが狛犬様とお稲荷様です。
鳥居の手前から交互に狛犬様とお稲荷様が配置されています。
一番最初に配置されている狛犬様はかなり風化が進んでいることがわかります。
神社によっては古くなった狛犬様は新しい狛犬様に交換しますが、小樽の神社は比較的そのまま残すことが多いように思います。
鳥居の手前にはまるで狛犬様のような形をした木の幹が置かれていました。
鳥居をくぐって先に進むと次はお稲荷様が配置されています。
比較的新しいもののようです。
先に進んで社殿前の階段を上ったところに設置されている狛犬様は比較的新しいものでした。
社殿のすぐ前に配置されているお稲荷様も比較的新しいものでした。
小樽稲荷神社の手水舎
最初のお稲荷様を超えたところに手水舎があります。
水は出ないようになっていたので、年間を通してほぼ水は出ないようです。
小樽稲荷神社の社殿
先に進むと数段の階段を上って社殿へとたどり着きます。
かなり立派な、でも建物は高くは無い社殿となっています。
社殿にかかる社号額は右から左への横書きで「小樽稲荷神社」と記されていました。大正4年に設置されたもののようです。
賽銭箱は外に出ておらず、上記写真のように戸の一部が小窓になっていて、この小窓を開けてお賽銭を入れるようになっていました。
小窓から拝殿の中を見させていただきました。
振り返ると歩いてきた参道を一望出来ます。
小樽稲荷神社の境内社
社殿の右側に小さなお社と鳥居があります。
恐らく荒魂社、もしくは合祀した神社の御祭神を祀っているものだと思うのですが詳細は不明です。
こちらのお社にも狛犬様が配置されているのですが非常に古いもののようでかなり風化が進んでいました。
こちらにもお稲荷様が配置されていましたが、狛犬様同様、かなり風化しています。
小樽稲荷神社 裏参道
小樽稲荷神社にはもう1つ、入口である裏参道もありました。
鳥居には社号額もついていますが、「小樽稲荷神社」とは何とか読めるくらいでかなり色が落ちています。
鳥居をくぐったところには手水鉢が置かれていました。
社殿へと向かう途中に上記の建物がありました。お祭り関係のお神輿等が入っているものと思われます。
そして社殿、大正時代時代に建てられているはずなので100年以上経過しており貫禄があります。
小樽稲荷神社の社務所と御朱印
参道の途中に左に曲がる道があります。
この道を進んでいくと小樽稲荷神社の社務所があります。
それなりに大きな社務所です。
社務所とだけ書かれた看板があります。
チャイムがあるのでチャイムを鳴らすと明るい声で返事があったので「御朱印をいただきたいのですが・・・」と伝えるとお待ち下さいと言われ、社務所と反対側にある家から神社の方が出てきました。
社務所の鍵をあけて中に通され、御朱印をお願いしたところ、今は神職の方がいないということで、書いたものならあるということで書いたものをお願いしました。
御朱印帳に記帳してもらいたい場合は事前に在社か確認した方が良さそうです。
社務所の中にはおみくじも置いてありました。
そしていただいた御朱印が上記の写真です。
初穂料は「お気持ちで」ということで相場である300~500円を払えば良いでしょう。今回は500円を納めさせていただきました。
小樽稲荷神社へ行こう!
急な坂があり行くのは大変ですが、それだけにたどり着いた時は感動もあります。
平日なら非常に静かな神社です。
近くに手宮公園という春(ゴールデンウィーク頃)だと桜が綺麗な公園もあります。
是非、小樽稲荷神社に来てくださいね。
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