TEL(スマホOK):0134-33-2523
マップコード:493 750 082*74
小樽市総合博物館 本館は、小樽市手宮にある鉄道をメインにした展示を行う博物館です。
国の重要文化財である「旧手宮鉄道施設」、市指定史跡である「北海道鉄道開通起点」を含んでいます。
鉄道が好きな人ならきっと楽しめる場所となっています。
広い無料駐車場もあるので車でもアクセスしやすくなっています。
小樽市総合博物館 本館の詳細・アクセス方法
- 住所:〒047-0041 北海道小樽市手宮1丁目3−6
- 電話番号:0134-33-2523
- スマホなら上記電話番号タップで電話出来ます
- 営業時間:9:30~17:00
- 定休日:火曜日(祝日の場合は翌水曜日)・年末年始
- 入場料:大人400円・高校生200円(冬季大人300円・高校生150円/詳細後述)
- 駐車場:あり(無料)
- マップコード:493 750 082*74
- 公式サイト:小樽市総合博物館 本館
- 見学所要時間:急いで1時間、通常2時間、好きな人は半日以上
小樽市総合博物館 本館の入場料について
小樽市総合博物館は、隣接する手宮洞窟と1kmほど離れた「小樽市総合博物館 運河館」の3つの施設を管理しており、この3つの施設の共通券も販売されています。
なので、それぞれの施設に行くかどうかでどのチケットを購入するか考えて下さい。
区分 | 大人 | 高校生 市内在住70歳以上 |
中学生以下 |
---|---|---|---|
本館 | 400円 | 200円 | 無料 |
本館 冬季 | 300円 | 150円 | 無料 |
運河館 | 300円 | 150円 | 無料 |
手宮洞窟 | 100円 | 50円 | 無料 |
共通券 | 500円 | 250円 | 無料 |
年間パスポート | 1000円 | 500円 | 無料 |
共通券は2日間有効です。
小樽市総合博物館 運河館と手宮洞窟については下記記事をご覧ください。
小樽市総合博物館 本館へのアクセス方法
小樽市総合博物館 本館へは車が便利ですが、公共交通機関でも行きやすい場所にあります。
小樽市総合博物館 本館の駐車場は無料であり、約150台停められます。
大型のイベントが開催される時以外はほぼ余裕で駐車出来るようになっています。
ただし駐車場の入口は1カ所のみです。
公共交通機関の場合、小樽駅前バスターミナルから北海道中央バス「高島3丁目経由おたる水族館行き」(系統番号10番)に乗車、「総合博物館前」バス停で下車、そこから徒歩1~2分です。
必ず高島3丁目経由のバスの乗車して下さい。
また小樽市総合博物館 本館はもう1カ所入口があります。「手宮口」入口です。上記写真の建物がその入口です。
こちらは駐車場はありませんが、バスの場合はこちらからの方がバスの本数が多く便利になっています。
小樽駅前バスターミナルから、おたる水族館行き(10番・11番)に乗車、「手宮」バス停で下車、そこから徒歩1~2分です。
正面入口から入るのが良いのか手宮口入口から入るのが良いのか、人それぞれですが、手宮口入口からはすぐに野外展示場になり、建物がしばらく無いため雨や雪の日だと不便を感じるかもしれません。
小樽市総合博物館 本館の館内の様子
小樽市総合博物館 本館の正面入口です。休館日はここから先には入れないようになっています。
ゲートを超えて中へ、大きく立派な建物です。
館内に入ると広いロビーがあります。
館内に入ってすぐ右側にはミュージアムショップもあります。
ロビーまでは無料で入ることが出来るのでミュージアムショップは無料で見ることが出来ます。
面白いのが受付です。「券売所」となっており昔の駅舎の券売所を再現しています。
「入口」ではなく「改札口」しかも、昔のイメージを出すためか右から左への横書きになっています。
なお、いつから左から右の横書きになったのかというと諸説ありますが普及しだしたのは戦後1945年以降からです。
日本としての施策は1942年(昭和17年)に当時の文部省が左から右への横書きにするように打ち出しています。
それ以前も右から左の横書き、左から右の横書きは混在していました。
入場券を購入して中へと入ります。
非常に広い空間に機関車が展示されています。
北海道で最初に走った蒸気機関車と同じ形式の上記機関車ということです。
その後ろに展示されている車両は中に入ることも出来ます。
中はレトロで非常に豪華さを感じる造りとなっていました。
すぐ近くには記念写真用の衣装も置かれ、自由に着ることが出来ます。
小樽市総合博物館 本館の1階は主に鉄道に関する展示品が多く、多くが北海道の鉄道に関するものが多くなっています。
機関車につけられたプレートの一覧、いろいろと種類があったことがわかります。
どのように鉄道が作られていったのかジオラマで再現もされていました。
2階に上がると「科学展示室」があります。
元々小樽市総合博物館 本館は、小樽市博物館と小樽市青少年科学技術館の機能を統合する計画があり、小樽交通記念館だった施設に統合した経緯があるので鉄道に関する展示が多いものの、科学技術に関する展示も行われています。
また2階には企画展示室があり、過去にはガンプラのジオラマ展が開催されたりと、難しいものばかりではなく、現代アートやサブカルチャーについても積極的に展示を行っています。
小樽市総合博物館 本館の屋外・野外展示
小樽市総合博物館 本館は建物内だけの展示ではありません。むしろ屋外・野外展示がメインの博物館と言っても過言ではありません。
建物の1階からでも2階からでも外に出ることは出来ますが順路的には2階から外に出ると高い位置からまずは位置関係を把握出来るので2階から出ることをおすすめします。
外に出ると上記写真のように古い列車・機関車が並べられて展示されており圧巻です。
また広い敷地には最初の見えた列車・機関車だけでなく数多くの列車・機関車が展示されていて、ほとんどで中にも入って見学出来るようになっています。
列車に入れるようになっていたら是非入ってくださいね。
一般的な客室だけでなく、いろいろな作業が行われた列車の中を見ることが出来ます。
人を運ぶだけでなく、いろいろなものを運んだ列車だからこその歴史が垣間見れる、そんな展示です。
そして小樽市総合博物館 本館の一番奥まで歩いていくと手宮口入口の建物が見えてきます。
ここから出ることも可能です。
ここを出るとすぐ横から手宮線跡地が約1.6kmに渡って続いています。
手宮口入口の前には列車の方向転換が出来る施設も展示されています。
なおこの方向転換機は外からも見ることが出来て、上記写真の反対側から手宮線跡地が続いています。
建物の2階から歩いて手宮口まで来た後は反対側の沿って建物まで戻るのがおすすめです。
こちらがわにも数多くの列車が展示されています。
床がまだ木の板張りだった時代の列車
まだ国鉄時代だった頃の車両ですが、国鉄時代は普通にタバコを座って吸っていたんですよね。
今にして思えば時代が全く違うということがわかります。
他にも数多くの機関車・列車が展示されているので、是非見てください。
小樽市指定史跡 北海道鉄道開通起点
小樽市総合博物館 本館の敷地の中には小樽市指定の史跡「北海道鉄道開通起点」というものが展示されています。
石碑でそれほど大きくは無いものですが、北海道の鉄道がここから始まったということを記念して作られた「通起点標」とされています。
小樽市のホームページには下記のように書かれています。
市指定史跡北海道鉄道開通起点(通称「ゼロマイルポイント」)は、北海道最初の鉄道である官営幌内鉄道建設のため、この場所で測量調査が行われたことを記念して昭和41(1966)年に市指定史跡となりました。
官営幌内鉄道は明治13(1880)年に手宮-札幌間、明治15(1882)年に幌内まで全線開通し、空知地方の石炭を小樽港まで運びました。
その後、鉄道路線は延伸を続け、道内に鉄道のネットワークができあがり、小樽の経済的繁栄の基礎を築きました。
総合博物館構内では国指定重要文化財「旧手宮鉄道施設」が公開されており、明治期の北海道鉄道の様子を見学することができます。
小樽市の文化財より
思わず通過してしまいそうな碑ですが、せっかくなので是非見てください。
国指定重要文化財 旧手宮鉄道施設
北海道鉄道開通起点の前から北側を見ると煉瓦造りの建物が2つ並んであるのがわかります。
これらの施設は国指定の重要文化財として登録されている建物です。
小樽市のホームページには下記のように書かれています。
北海道最初の鉄道はアメリカ人技師ジョセフ・U・クロフォードの指揮の下、明治13(1880)年に手宮と札幌間にひかれました。
この鉄道は、本格的な鉄道としては新橋”横浜間、神戸”大阪間に続くもので、北海道の内陸部に米や生活物資を運ぶ生命線でした。本州などに運ばれた石炭は、日本の近代化に大きく貢献しました。
旧手宮鉄道施設は、現存する日本最古の機関車庫=機関車庫3号(明治18(1885)年)、機関車庫1号、転車台、貯水槽、危険品庫、擁壁から構成されており、蒸気機関車が主流であった時代の鉄道システムを現在に伝えるものです。
小樽市の文化財より
1885年(明治18年)に建てられた機関車庫3号は上記の写真の建物です。
煉瓦造りで屋根に3本の煙突とその後ろの採光用の窓、そして木製の扉が印象的な重厚な建物です。
中に残っている柱も印象的です。
天井側の梁も昔の建物であることがわかります。強度補強のため鉄骨が今は入れられていますが、これは維持のためには致し方ないものでしょう。
上記写真の建物が機関車庫1号で、1908年(明治41年)に建てられています。
2つの車庫の前にある転車台も重要文化財の1つです。
貴重な建物でもあるので、小樽市総合博物館 本館に訪れたら是非見てください。
蒸気機関車資料館
煉瓦造りの建物の奥にある煉瓦造りの建物
昔の駅を再現した建物だけだと勘違いしてしまう方も多いのですが、実はこの建物は「蒸気機関車資料館」という資料館になっています。
中に入って奥に進むと蒸気機関車資料館への入口があります。
中に入ると蒸気機関車に関するいろいろなものが展示されています。
機関車が大好きな方であればきっといろいろと楽しめる場所になっています。
ついつい見逃してしまそうですが、見逃すと損ですから是非見てください。
小樽市総合博物館 本館へ行こう!
鉄道が好きな人から、北海道の時代の流れを知りたい人、昔懐かしいものが好きな人まで楽しめる小樽市総合博物館 本館、是非小樽に来たのなら見学してください。
え?こんな列車があったの?という新しい発見もあるかもしれません。
以上、小樽市総合博物館 本館についてでした。
なお鉄道が好きな人には札幌の下記施設もおすすめです。
コメント