小樽の人気観光地の一つである、祝津。
小樽運河や小樽堺町通り同様、多くの観光客が訪れますが、小樽駅から歩いていくのは少し大変です。
車があれば小樽中心地から30分もかからずに到着する距離ですが、祝津に行くためだけの理由でレンタカーを借りるのも効率が悪いのであまりおすすめではありません。
小樽駅やその周辺から祝津に行く方法を詳しく解説していきます。
小樽駅から祝津まで行く方法5つ
小樽駅やその周辺(小樽運河等)から祝津まで向かう方法は下記の5つが考えられます。
- バスを使う
- 小樽海上観光船「あおばと」を使う
- レンタサイクルを使う
- タクシーを使う
- 歩いていく
簡単に料金と所要時間をまとめると下記の通りです
手段 | 料金 (基本片道) | 所要時間 (最大待ち時間 含む) | 備考 |
---|---|---|---|
バス | 240円 | 25~60分 | 帰りにおすすめ |
船 | 800円 | 45~180分 | 行きにおすすめ |
レンタサイクル (電動アシスト) | 1日 1200~3000円 | 30~50分 | いろいろ周りたい 人向け |
タクシー | 2000~2500円 | 20~30分 | 楽したい人向け |
徒歩 | 0円 | 90~120分 | 元気な人向け |
それぞれの所要時間やメリット・デメリットを説明していきます。
バスを使う
バスはもっとも一般的な方法で安く行くことが出来ます。
料金は大人240円(均一料金エリア)です。
小樽駅および小樽運河ターミナル等から乗車出来ます。
「小樽水族館線」「祝津線」のバスに乗車し、祝津の目的地にもよりますが終点の「おたる水族館」か1つ手前の「祝津」でバスから降りれば祝津の観光スポット周辺です。
小樽駅前からならバスは1時間に2~3本あるので、待っても30分です。
小樽駅からおたる水族館までの乗車時間は約20~30分です。
時刻表は下記サイトをご覧ください。
メリットは
- 契約を立てやすい
- 移動費を安く抑えられる
デメリットは
- バスを逃してしまうと最大30分待つことになる
- 祝津についてから移動がすべて徒歩になる
小樽海上観光船「あおばと」を使う
小樽港第3埠頭と祝津港を結ぶ小樽海上観光船「あおばと」で祝津まで向かうのがおすすめです。
小樽駅から小樽港第3埠頭の小樽海上観光船乗場までは、約850メートル、徒歩11~15分くらいと散策にもちょうど良い距離です。
小樽港第3埠頭から祝津港までは800円、乗船時間は20分ほどです。
ただ1日5便だけなので、時間の調整は必要です。
メリットは
- 小樽の海を楽しむことが出来る
デメリットは
- 冬季は営業していない
- 1日5便なので時間の融通があまりきかない
- 祝津についてから移動がすべて徒歩になる
- バスに比べてやや高い
- 天候により欠航することもある
小樽海上観光船「あおばと」の詳細は下記記事をご覧ください。
レンタサイクルを使う
小樽駅周辺には数店のレンタルサイクル店があります。
小樽駅から祝津の観光スポットが多いエリアまでは約6kmなので、自転車なら30分もあれば到着します。
ただし坂道も多いので電動アシストサイクルを借りるのがおすすめです。
祝津や祝津の手前の手宮を1日かけていろいろと周りたい!という場合はレンタサイクルがおすすめです。
メリットは
- 途中の観光スポットにもいろいろ立ち寄れる
- 祝津についてからも自転車でいろいろ動きやすい
デメリットは
- 往復で12km以上になり体力はある程度必要になる
- 冬季は営業していない
- 雨だと楽しめない
タクシーを使う
小樽駅前はいつもタクシーが待機しているので、待ち時間はほぼなしで乗ることが出来ます。
小樽駅から祝津(概ねおたる水族館まで)なら2000~2500円くらいなので3人なら1人あたり700~800円くらい、4人なら1人あたり500~600円くらいで行くことが出来ます。
1~2人だと割高ですが3人以上ならそれほど高い金額でも無いので効率性を考えたら便利な移動手段です。
メリットは
- 時間に縛られる移動出来る
- 移動そのものが楽である
デメリットは
- 他の交通手段に比べれば高い
- 運転手によっては嫌な気分になる場合も(良い気分になることも)
歩いていく
小樽駅から祝津まで歩いたことはありませんが、逆のコース、祝津から小樽駅までは歩いたことがあります。
その時の感想は・・・疲れた・・・です。
小樽駅から祝津までは約6km、時間にして90~120分ほどなので、歩けない距離ではありません。
ただし冬になると1.5倍以上の時間がかかることもあります。雪が無い時期向けです。
メリットは
- いろいろなところを見ながら行くことが出来る(手宮線跡地や小樽市総合博物館等)
- お金がかからない(飲み物は必要)
- 自由だ~!!
デメリットは
- 疲れる・足が痛くなる
- 時間がかかる
- 雨や雪だと気分は最悪
小樽駅から祝津まで行くおすすめの方法
5通りの方法を説明しましたが、おすすめは下記の通りです。
雪が無い時期の天気が良い日は船+バス
雪が無い4月中旬くらいから10月中旬くらいまでなら小樽海上観光船「あおばと」で祝津まで向かい、帰りはバスで戻ってくるプランです。
美しい小樽の海と海岸線を見ながら祝津に向かえば、小樽旅行の良い想い出になります。
帰りはバスで小樽駅まで戻ればスムーズに戻ってこれます。
または小樽運河近くでバスを降りて小樽運河の散策をするのも良いでしょう。
一番おすすめの行き方・帰り方です。
雪が無い時期の天気が良く体力あるならレンタルサイクル
体力があって雪の無い時期ならレンタルサイクルもおすすめです。
祝津から小樽まで歩いた時、10組ほどレンタルサイクルに乗っている人をみかけました。
電動アシストサイクルなら、かなり楽なので6kmほどの距離でも実際に使う体力はその半分以下です。
小樽駅から祝津までの間にはコースにもよりますが、小樽運河・手宮線跡地・小樽市総合博物館・手宮洞窟 等の観光スポットがあります。
積雪期は素直にバスかタクシーで
雪が積もっている季節は素直にバスかタクシーで向かうのがおすすめです。
そもそも船は冬季は運休していますし、レンタルサイクルもお休みです。
また祝津の観光スポットの1つ小樽市鰊御殿も閉鎖されているので、見るところと言えばおたる水族館や小樽貴賓館くらいになってしまい、少し淋しい感じがする時期となります。
祝津まで車で行く場合の注意点
車で向かう場合、祝津の一部の観光スポットは駐車場が無かったり、あっても非常に駐車しにくかったり、道が非常に細く運転に注意が必要なこともあります。
例えば小樽市鰊御殿は駐車場があるものの、行くまでの道が非常に細く、土日は満車で引き換えして来なければいけない時もあります。
特に冬場は海風で道が凍結していることもあり雪道に慣れていない人だと危険なので冬場に車で行くことは控えた方が良いでしょう。
どうしても車で行きたい!という場合、駐車場はおたる水族館の駐車場に停めて、後は徒歩で移動するのがおすすめです(小樽貴賓館なら駐車場は比較的停めやすいですが)。
以上、小樽駅から祝津までの行き方についてでした。
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