TEL(スマホOK):0134-32-4111
マップコード:493 842 005*86
旧白鳥家番屋は明治期に作られた鰊番屋の1つで、木造の1階建ての建物です。
小樽市指定歴史的建造物 No.62になっており、歴史的に貴重な建物と言えます。
小樽市の祝津には鰊番屋・鰊御殿がいくつか現存していますが、現存する中では恐らく最も古い鰊番屋だと言われています。
ただし一般公開はされておらず外観だけの見学となっています。
旧白鳥家番屋の詳細・アクセス方法
- 住所:〒047-0047 北海道小樽市祝津3丁目191
- 電話番号:0134-32-4111
- スマホなら上記電話番号タップで電話出来ます
- 営業時間:外観だけなら24時間
- 定休日:外観だけならいつでも見られる
- 入場料:非公開
- 駐車場:なし(近隣に有料駐車場あり)
- マップコード:493 842 005*86
- 公式サイト:旧白鳥家番屋
旧白鳥家番屋へのアクセス方法・行き方
小樽駅から中央バス「おたる水族館線」「祝津線」に乗車、終点の「おたる水族館」もしくは1つ手前「祝津」で降りて徒歩1~2分くらいです。
バス以外での行き方は、小樽駅から祝津までのアクセス方法・行き方を解説した下記記事を参考にしてください。
なお、小樽海上観光船 あおばとの祝津港から一般道に出た目の前が旧白鳥家番屋です。
旧白鳥家番屋の歴史について
- 建築年:明治10年代
- 構造:木造
祝津は、北海道の初期漁村集落の様子を伝える貴重な地区です。海岸沿いに鰊漁家の住宅、番屋、倉庫などが建ち並び、丘には神社があります。
旧白鳥家番屋は主人と漁夫の住居部分が大屋根で一体になっています。主人のすまいには、床の間や欄間を設け和風住宅の特徴を示します。漁夫の寝床は、吹き抜けに巡らされていました。
説明板には上記のように書かれています。
祝津には旧白鳥家番屋以外に、小樽市鰊御殿・小樽 貴賓館・茨木家中出張番屋がありますが、旧白鳥家番屋が恐らく最も古くに建てられたようです。
白鳥家は小樽の祝津でニシン漁の網元の「御三家」と呼ばれていた家柄です。
青山家・茨木家・そして白鳥家です。
建築年は明治10年代となっており、明治10年は1877年なので1880年頃に作られたものと推察出来ます。
その後の歴史は詳しくはわかりませんが、平成7年(1995年)に小樽市指定歴史的建造物になり、その翌年の平成8年(1996年)に都市景観賞を受賞しています。
その頃、この建物を再利用して、群来陣(くきじん)という郷土料理の店となりますが、2010年に残念ながら閉店し、その後は閉鎖されたままとなっています。
時折、祝津にしん祭り(例年5月)の時に一般開放で公開されることがあります。
旧白鳥家番屋の様子
道道454号線を走ってきて、おたる水族館へと向かう時に左折するところに旧白鳥家番屋はあります。
古い家だな~とか思わないかもしれませんが、歴史を感じる作りになっています。
正面から見ると入口には「白鳥家番屋」と書かれた看板が取り付けられています。
建物の右側に小樽市指定歴史的建造物の案内板が取り付けられています。
玄関のところにある電灯が何ともノスタルジックに感じました。
祝津港マリーナの目の前にあり、新しい船と古い建物のコントラストが面白く感じます。
旧白鳥家番屋の横には古い石造りの蔵が2つあります。
この蔵は白鳥家の石倉です。
後ろの石倉の上を見ると松皮菱の家紋が見えます。これは白鳥家の家紋と言われることもあります。
なお旧白鳥家番屋は「白鳥永作番屋」と呼ばれることもあります。
白鳥家番屋を一代で作ったのが秋田県出身の白鳥永作氏です。
以上、旧白鳥家番屋についてでした。
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