TEL(スマホOK):0134-32-4111
マップコード:493 690 552*16
旧第四十七銀行小樽支店は、1936年(昭和11年)に建てられた木造2階建ての建物です。
小樽市指定歴史的建造物 No.25になっており、正面の4本の円柱が特徴的な建物です。
現在は渋谷建設という会社が入っていますが、看板は「第四十七銀行小樽支店」となっており、当時の面影を残しています。
旧第四十七銀行小樽支店の詳細・アクセス方法
- 住所:〒047-0031 北海道小樽市色内1丁目6−25
- 電話番号:0134-32-4111
- スマホなら上記電話番号タップで電話出来ます
- 営業時間:外観だけなら24時間
- 定休日:なし
- 入場料:なし
- 駐車場:なし
- マップコード:493 690 552*16
- 公式サイト:旧第四十七銀行小樽支店
旧第四十七銀行小樽支店へのアクセス方法・行き方
小樽駅から徒歩7~8分くらい、距離にして600メートルほどです。
小樽駅を出ると上記写真のように遠くに海が見える坂道が正面にあります。この道の右側の歩道をずっと歩いていき、コスモ石油が見えたら右に曲がればすぐに旧第四十七銀行小樽支店があります。
少しでも歩きたくないという場合は、小樽駅前から30分毎に出ている「小樽散策バス」に乗車して最初のバス停「運河プラザ」で下車、徒歩1~2分ですがバスを待っていたりする間に到着する距離です。
旧第四十七銀行小樽支店の歴史
- 建築年:昭和11年(1936年)
- 構造:木造2階建
色内大通りに面する銀行建築のひとつです。
2階建の小規模な行舎ですが、建築当初は、内部を吹き抜けとし、周囲に回廊が設けられていました。
正面に4本の大オーダー(円柱)を立て、壁面をタイル張りとする昭和初期の典型的な銀行スタイルで、創建時の姿をよく残しています。
説明板には上記のように書かれています。
小樽はよく「北のウォール街」と呼ばれますが、ピークは大正14年(1925年)から大正16年(1926年)にかけてで、市内に25行もの銀行があったそうです。
旧第四十七銀行小樽支店は1936年(昭和11年)に作られているのでピークを過ぎてから建てられたことになります。
また建てられて3年後の1939年(昭和14年)には十二銀行に吸収合併されたことで「第四十七銀行小樽支店」としての歴史は終わります。
そして1943年(昭和18年)には十二銀行と中越銀行、高岡銀行、富山銀行との新設合併とする北陸銀行が開業します。
なので、旧第四十七銀行小樽支店も銀行としては北陸銀行として営業をしていましたが撤退した後、いろいろな企業に使われていたようです。
その北陸銀行も2004年に北海道銀行と経営統合して、ほくほくフィナンシャルグループとなっています。
1991年(平成3年)に小樽市の「歴史的建造物」に指定されています。
旧第四十七銀行小樽支店の様子・外観
大正から昭和にかけて作られた銀行建築物は円柱を前面に配置するのが流行っており、旧第四十七銀行小樽支店も同じように前面に4本の円柱があるのが特徴です。
正面から見ると木に遮られ4本の円柱が3本に見えます。
入口の上についている看板は旧第四十七銀行小樽支店のままで右から左への横書きで「株式會社 第四十七銀行小樽支店」と描かれています。
当時の看板を残している歴史的建造物は少ない中でこのまま残して欲しいところです。
入口周りの石には模様が刻まれているのも印象的です。入口の下の部分、金属板が取り付けられているのも昔はよくあった仕様です。
以上、旧第四十七銀行小樽支店についてでした。
コメント