TEL(スマホOK):0134-32-4111
マップコード:493 690 408*54
旧三井銀行小樽支店は、小樽市の市指定有形文化財にもなっている1927年(昭和2年)に建てられた歴史的な建造物です。
現在は、小樽芸術村の1施設として一般公開されており、重厚な昭和初期の銀行建築物の内部まで見学することが出来るようになっています。
最近ではプロジェクションマッピングによる演出も館内で行われ人気を集めています。
そんな旧三井銀行小樽支店について写真を多めに紹介します。
旧三井銀行小樽支店の詳細・アクセス方法
- 住所:〒047-0031 北海道小樽市色内1丁目3−10
- 電話番号:0134-32-4111
- スマホなら上記電話番号タップで電話出来ます
- 営業時間:5~10月 9:30~17:00/ 11~4月 10:00~16:00
- 定休日:11~4月は水曜日(祝日の場合は翌日)
- 入場料:大人500円 / 学生300円 / 高校生200円(別料金体系あり)
- 駐車場:提携駐車場あり(最大2時間無料)
- マップコード:493 690 408*54
- 公式サイト:旧三井銀行小樽支店
旧三井銀行小樽支店及び小樽芸術村の入場料
旧三井銀行小樽支店は小樽芸術村の4つある施設の内の1つです(4つの内1施設はカフェ)。外観だけなら無料で見ることが出来ますが、内部見学をする場合は別途料金がかかります。
施設名 | 一般 | 学生 | 高校生 | 中学生以下 |
---|---|---|---|---|
旧三井銀行小樽支店 | 500円 | 300円 | 200円 | 無料 |
旧三井銀行小樽支店 特別展 | 500円 | 300円 | 200円 | 無料 |
3館共通券 | 2000円 | 1500円 | 1000円 | 無料 |
似鳥美術館 | 1500円 | 1000円 | 700円 | 無料 |
ステンドグラス美術館 | 700円 | 500円 | 400円 | 無料 |
旧三井銀行小樽支店内部だけの見学であれば500円ですが、旧三井銀行小樽支店で行われている特別展(旧三井銀行小樽支店とは繋がっているが別の建物)も見る場合はプラス500円かかります。
小樽芸術村の有料施設である似鳥美術館とステンドグラス美術館、そして旧三井銀行小樽支店の3施設を見られる3館共通券もありますが、旧三井銀行小樽支店の特別展は別料金なので特別展も見る場合は合計2500円となります。
なお似鳥美術館とステンドグラス美術館は小樽市指定歴史的建造物であり内部見学はおすすめです。
旧三井銀行小樽支店へのアクセス方法・行き方
小樽駅から徒歩10分ほど、距離にして約750メートルです。
出来るだけ歩きたくないということであれば、小樽駅前バスターミナルから小樽散策バス等、小樽運河ターミナル方面行きのバスに乗車、「小樽運河ターミナル」で下車、そこから徒歩2分くらいです。
車の場合、旧三井銀行小樽支店の隣の広場の横に提携駐車場がり入場券を購入すると2時間まで無料になります。
旧三井銀行小樽支店の外観の様子と歴史について
上記は旧三井銀行小樽支店を正面から撮影したものです。
アーチ状に配列された石組がとても美しい建物となっています。
入り口周りにはいろいろな彫刻の施しがされており芸術性の高い建物となっています。
側面から見た旧三井銀行小樽支店、銀行の奥の部分となるところには窓が設置されていません。防犯上の理由からでしょうか。
建物の前に設置されている説明板です。
- 建築年:昭和2年(1927年)
- 構造:鉄骨鉄筋コンクリート造
正面の外壁に石積みの5つのアーチを連ね、軒に彫刻を施したルネサンス様式の建物です。
石は岡山県北木島産の花崗岩です。内部は、吹き抜けに回廊が巡り、天井には石膏彫刻の模様が飾られています。
関東大震災(大正12年)後に耐震構造の指針となった最先端の構造(鉄骨の周りに鉄筋を配してコンクリートで固める)が用いられました。
設計は曽禰中條建設設計事務所(曽禰達蔵・中條精一郎)です。
平成13年には三井住友銀行となりましたが、翌年、支店統合のため営業を終えました。
着工は1926年(大正15年)です。
開店した時は、三井銀行小樽支店、そして帝国銀行小樽支店、再び三井銀行小樽支店、太陽神戸三井銀行小樽支店、さくら銀行小樽支店、三井住友銀行小樽支店と名前が遷移してきましたが、2002年に閉店し開店から75年の銀行としての歴史が終わりました。
上記は2016年の旧三井銀行小樽支店の様子です。
閉店から2017年までは存在はしていたものの建物が活用されることはなく、2017年に小樽芸術村の1つとして再び活用されるようになりました。
重厚な扉の模様も特徴的です。
旧三井銀行小樽支店の館内の様子
旧三井銀行小樽支店の中に入ると外観以上の重厚感あふれる作りに圧倒されます。
旧三井銀行小樽支店1階の様子
受付で観覧券を購入して中へと進みます。
希望する方はヘッドホンを渡され音声ガイダンスを聞くことが出来ます。
音声ガイダンスは日本語だけでなく、英語・中国語・韓国語にも対応しています。
中へと進み全景を見ます。2階には外の説明板にあった通り、中は吹き抜けになっており、周りを取り囲む回廊となっています。
天井を見ると石膏による彫刻が施された模様が印象的なのがわかります。
反対側から見たところ
カウンターの大理石が豪華さを演出しています。
そして注目したいのがこれ
非常に大きなステンドグラス
写真だと伝わらないかもしれませんが、精細でありながら非常に大きなステンドグラスに驚くこと、間違いありません。
中央には「北のウォール街」と呼ばれた小樽にあった銀行の当時の姿が説明文付きで紹介されています。
また入り口から入ってすぐのところに応接室だったと思われる部屋も展示されています。
金庫も展示されていて中に入ることが出来ます。
金庫の中には牢屋?と思われるスペースがありますが、もちろん牢屋ではありません。何であったのかは実際に行って確認してください。
もう1つ金庫があり、この中にも入れます。
中に入ると歴代で使われてきた看板が展示されていました。
右から左への横書きが歴史を感じる「株式会社 帝国銀行小樽支店」
三井銀行当時の看板
太陽神戸三井銀行やさくら銀行当時の看板もありました。
旧三井銀行小樽支店 2階の様子
2階へと上がる階段は2カ所あります。
階段も歴史を感じる作りとなっています。
階段を上がって2階の回廊へ。
柱の彫刻も非常に美しいのがわかります。
2階の回廊の内半分は立ち入り禁止になっています。上記写真で言えば正面の反対側と右側の回廊は入ることは出来ません。
それでも全体の作りは把握出来て迫力ある、そして重厚な建物であることはしっかりと刻まれます。
1階もよく見えます。
2階は回廊だけでなくいろいろな部屋もあります。
1つが会議室、洋館の豪華な食堂にも見えます。
昭和初期の建物ですが、まだ大正時代の雰囲気が残っているようにも思えます。
他の部屋も見学出来ます。
こんな部屋にいたら、自分が偉くなったような気分になってしまうかも。
もちろん2階からもステンドグラスを見ることが出来ます。
降りる時は上がってきた時とは反対側の階段で是非
旧三井銀行小樽支店の地下金庫室の様子
地下にある金庫室も見学が出来ます。
大理石が壁として使われているのが印象的です。
地下に降りると貸金個室があるのですが、金属具合が近未来的なようにも見えたり、また古いようにも見えたり、やや異質な空間です。
貸金庫室に近づくと、貸金庫室の周りがタイルで囲まれ回廊になっていることがわかります。
一人が通れる程度の回廊になっていて、この回廊の中に貸金庫室があります。
なぜこんな回廊を作ったかと言えば、結露対策のためだとか。
そして貸金庫の中へ。
小さな貸金庫がずら~っと並びます。
旧三井銀行小樽支店のプロジェクションマッピング
旧三井銀行小樽支店では1日13回、30分毎に天井に向けてプロジェクションマッピングが行われています。
30分おきなので見学していれば地下に行ってでも無い限り見ることが出来ます。
館内の照明が落とされると始まります。
天井にのみ、綺麗に照射され不思議な雰囲気が館内に包まれます。
刻々と変わるプロジェクションマッピング、5分ほどのものですがずっと見ていられます。
歴史的な建物とプロジェクションマッピングという技術の融合、是非みておきたいものです。
動画もあるので是非見てください。1分30秒ほどです。
旧三井銀行小樽支店へ行こう!
外観も内部も楽しめる旧三井銀行小樽支店、歴史的な建物で過ごす時間はとても優雅であり、昔の気分も味わえます。
昼間はもっとアクティブに過ごしたい!という方でも夜にライトアップされた姿を見に行く価値もあります。
ここから寿司屋通りまでは徒歩5分くらい、夕食に小樽の美味しいお寿司を食べたい!という時に建物の外観を見ながら訪れるのも良いですよ。
また徒歩3~5分で小樽運河にも到着します。
是非、小樽観光の時に立ち寄ってくださいね。
以上旧三井銀行小樽支店についてでした。
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