TEL(スマホOK):0134-32-4111
マップコード:493 720 520*53
運河公園は小樽運河の北運河の横にある、大きくは無い公園です。
ただ歴史的建造物が周辺に多く、ちょっとした休憩をしたり写真を撮るのには良いスポットとなっています。
小樽運河の北端に位置するので小樽運河散策の時の休憩にもおすすめです。
運河公園の詳細・アクセス方法
- 住所:〒047-0031 北海道小樽市色内3丁目6
- 電話番号:0134-32-4111
- スマホなら上記電話番号タップで電話出来ます
- 営業時間:見学だけなら24時間
- 定休日:なし
- 入場料:なし
- 駐車場:なし
- マップコード:493 720 520*53
- 公式サイト:なし
運河公園へのアクセス方法・行き方
小樽駅前から北海道中央バス「3.小樽市内線」で高島・手宮方面行きのバスに乗車、「手宮」バス停もしくは「錦町」バス停で下車して3分ほど、距離にして約220メートルくらいです。
車の場合は専用駐車場が無いので近隣の有料駐車場に停めることになります。
運河公園の歴史
運河公園は、小樽運河から旧日本郵船㈱小樽支店(国指定重要文化財)の間にあった専用船入澗(ふないりま)と倉庫群の跡地に作られた公園であり、運河とその周辺の往時の面影を今に伝える記念公園です。
正面に威風堂々とそびえる旧日本郵船㈱小樽支店は、明治の終わるから昭和初期にかけて外国との貿易等により隆盛を極めた海運会社で、荷を満載した艀(はしけ)が小樽運河からこの船入澗に出入りし倉庫への荷役を行っていました。
当時、小樽港は、これらの海運事業により北海道開拓の拠点として重要な役割を果たしていました。
小樽市では、歴史的景観を次世代に引き継ぐため、当時、この敷地内にあった建築物や構造物の建設材料をできるだけ保存・再利用し、公園の整備を行いました。平成10年10月竣工
と公園の案内板には書かれています。
船入澗とか艀(はしけ)とか、普段聞かない言葉が出てくるので何のことか、よくわからないというのが率直なところではないでしょうか?
艀(はしけ)とは、河川や運河などの内陸水路や港湾内で重い貨物を積んで航行するために作られている平底の船のことです。艀は基本的にエンジンを積んでいないため自力で航行することが出来ないので、牽引用の船で引っ張りながら進むのが一般的です。
想像しにくい場合は、運河公園の前の北運河に艀が浮かんでいるので見てください。
運河に浮かんでいる上記の写真の大きなものが艀(はしけ)です。
船入澗は、艀で運んできた荷物の積み下ろし場ことです。
つまり小樽港に荷物を積んだ大型船が来ても運河の中までは入って来れないので、艀に荷物を乗せて運河の中を通行していました。その艀に荷物を積んだり下ろしたりする場所が、船入澗です。
運河公園はつまり、以前は小樽運河と繋がっていた場所です。
案内板には上記の図が描かれています。
旧日本郵船株式会社 小樽支店は今もその場所に建っています。
船入澗があった関係でこの辺りには倉庫が多く作られ、今も残っているものがいくつかあります。
船入澗を埋め立て、公園としたのが運河公園です。
運河公園の様子と見どころ
運河公園は中央に池と噴水があり、夏場になると定期的に噴水があがっています。後ろに見える建物が旧日本郵船株式会社 小樽支店です。
運河公園の運河側の入口には「日本郵船 船入澗跡」と書かれた記念碑が置かれていますが、海鳥の糞等で汚れていることが多いのが残念なところです。
運河公園で凄いと思ったのがトイレです。トイレまで石造の石倉で作られています。
2人の銅像
運河公園には小樽の発展に貢献した2人の銅像があります。
1人目が廣井勇 氏です。彼の指導による小樽築港第一期工事は、日本の近代港湾建設技術を確立し、世界に高く評価されたと書かれています。
2人目が伊藤長右衛門 氏です。小樽築港の第二期工事に携わり、彼が考案した新しい技術は、その後の各地で築港工事の模範となったそうです。
石倉の遊び場
公園の北側には2つの石造の倉があり、1つは中に遊具が置かれ遊べるようになっています。
船を象った遊具で子どもたちが楽しそうに遊んでいることもあります。
旧日本石油株式会社 倉庫
北側にある倉庫のもう1つが「旧日本石油株式会社 倉庫」で小樽市指定歴史的建造物にもなっています。
中は自由に見学出来るようになっていました。
赤い靴 親子の像
童謡「赤い靴」の女の子の両親は小樽に住んでいたということで作られたのが「赤い靴 親子の像」です。
親子3人揃っている像は小樽だけということです。
像はブロンズ色ですが靴のみ赤となっています。
北一硝子が使われた石版の路
運河公園は綺麗にカットされた石が敷き詰められていますが、公園の端の路はキラキラと光る路になっています。
写真ではキラキラしていませんが、実際に現地で陽に当たるとかなりキラキラします。
よく見るとカラフルなガラスが埋め込まれています。
これは北一硝子の器を砕いて混ぜたコンクリートブロックで作られています。
運河公園に行こう!
派手は無いですし、自然もある訳では無い公園ですが、歴史を感じられるのが運河公園です。
小樽駅からは約1.5kmと歩けないことは無いけど少し面倒な距離にあります。
そんな時はレンタルサイクルを小樽駅で借りて、ここまで来るのはいかがでしょうか?
近くには小樽市総合博物館や北運河等の観光スポットも数多くあります。
サイクリンクを楽しみながら、小樽の歴史と文化に触れてみませんか?
またよく割引クーポンが出ていて1~3割相当の割引が出来ることもあります。
必ずじゃらんの割引券を事前にチェックしてくださいね。
以上、運河公園についてでした。
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