TEL(スマホOK):0134-26-1383
マップコード:164 741 579*14
塩谷神社(しおやじんじゃ)は、小樽最古の神社とも言われている歴史ある神社です。
元々は稲荷神社として創祀され、その後いくつかの神社を合祀して現在に至ります。
境内にはいろいろな石碑があり歴史を感じられる神社です。また御朱印もいただける神社となっています。
なお実際の神社名は「しお」の部分は旧漢字の鹽を使い「鹽谷神社」となっています。
塩谷神社の詳細・アクセス方法
- 住所:〒048-2672 北海道小樽市塩谷2丁目20−20
- 電話番号:0134-26-1383
- スマホなら上記電話番号タップで電話出来ます
- 営業時間:参拝だけなら24時間
- 定休日:なし
- 入場料:なし
- 駐車場:なし(若干の駐車スペースはあり)
- マップコード:164 741 579*14
- 公式サイト:塩谷神社
塩谷神社へのアクセス方法・行き方
塩谷神社へは車が便利ですが、2~3台しか停められない駐車スペースがあるだけなので、出来れば公共交通機関がおすすめです。
駐車スペースは第一鳥居を超えた社務所の前にあります。
公共交通機関の場合、JR函館本線「塩谷駅」から徒歩15分くらい、距離にして約1kmですが、前半は上り坂、後半は下り坂となっており、あまりおすすめではありません。
おすすめは小樽駅からバスです。
小樽駅から北海道中央バス「20/21 積丹線」「18 余市線」「17 塩谷線」に乗車、「塩谷」バス停で下車、降りたところの目の前が塩谷神社です。
塩谷神社の御祭神とご利益、由緒について
塩谷神社の御祭神
塩谷神社の御祭神は3柱です。
- 倉稲魂命(うがのみたまのみこと)
- 大物主命(おおくにぬしのみこと)
- 言代主命(ことしろぬしのみこと)
境内社として伍助澤稲荷神社があり、伍助澤稲荷神社の御祭神として2柱が祀られてます。
- 大己貴神(おおなむちのかみ
- 少彦名神(すくなひこなのかみ)
ただし、大物主命と大己貴神は同一視されることも多い神であり、伍助澤稲荷神社の由緒が詳しくわからないため、同一視された神なのかそれとも別の神なのかわかりません。
塩谷神社のご利益
- 商売繁盛
- 五穀豊穣
- 海上安全・交通安全
- 縁結び・恋愛成就
- 金運上昇
- 子宝祈願・子授かり
- 安産祈願
いろいろなことにご利益が期待出来る神社です。
塩谷神社の由緒・歴史
- 1680年(延宝8年):初代西川傳右衛門家が京都伏見稲荷神社より御分霊を勧請し創祀
- 1790年(寛政2年):請負人の西川準兵衛が社殿をホッケ澗に創立し稲荷神社と称す
- 1876年(明治9年) :村社に列格される
- 1886年(明治19年) :現在の場所へ移転・遷座する
- 1916年(大正 5年):丸山神社を合祀、その時に鹽谷神社と改称する
- 1953年(昭和28年) :宗教法人 塩谷神社として発足する。
- 1958年(昭和33年) :所在地の塩谷村が小樽市に編入される。
なお1680年ではなく1674年説もあり、どちらが正しいのかわかりません。
1680年だと小樽最古の神社とはならず、1674年だと忍路神社と同じ年になり小樽最古の神社となります。
塩谷神社の境内の様子
塩屋神社の入口と第一鳥居と第二鳥居
バスから降りると上記写真の景色が広がります。
立派な石に「鹽谷神社」と刻まれています。
横に刻まれた文字は「札幌神社宮司 富岡盛彦 謹書」となっています。札幌神社は現在の北海道神宮のことであり、富岡盛彦氏は1940年からしばらく札幌神社(現 北海道神宮)の宮司を務めた方です。
富岡盛彦氏は、その後東京の富岡八幡宮の宮司も務め、神社本庁の事務総長(現在の総長)にもなられた方です。
第一鳥居は、両部鳥居と言い鳥居の柱の前後にも柱があり支える形になっている鳥居です。
社号額には「鹽谷神社」と記されています。なお写真には多数のオーブが写っていますが、訪れた日、小樽は異常とも言える雪虫の大量発生があり、雪虫が写っているためです。
第一鳥居を抜けて少し歩くと塩谷神社の社務所があります。
社務所を超えると第2鳥居があります。この第2鳥居、令和元年(2019年)に建てられたものです。前の鳥居は100年以上経過し、老朽化が激しく取り壊され、新しい鳥居に交換されました。
第2鳥居の社号額も旧漢字で「鹽谷神社」と記されています。
創祀350年記念と記されています。神社は数え年なので351年前で換算すると1670年になるので、少し計算が合いませんが、そこは愛嬌というものでしょう。
鳥居の前の灯籠の前に小さめの狛犬様が1つだけ置かれていました。
先に進むと恐らくこの狛犬様と対になっていたと思われる狛犬様が鎮座していたのですが、対に並べていないのは少し珍しいと言えます。
第2鳥居の横に少し空き地があるのですが、そこに上記写真のかなりすり減ったお稲荷様が置かれていました。
塩谷神社 境内社 伍助澤稲荷神社
第2鳥居の横に上記写真の建物があります。この建物は境内社である「伍助澤稲荷神社」と言われています。
伍助澤稲荷神社については社殿の近くに上記写真の石碑が置かれています。
御祭神が大己貴神・少彦名神と記されていますが、肝心の稲荷神については書かれていません。恐らくですが、塩谷神社とかぶるために表記されなかったのだと思いますが。
伍助澤稲荷神社の前にも手水鉢は置かれていましたが、この先、手水舎・手水鉢は見当たらなかったので塩谷神社としての手水鉢かもしれません。
塩谷神社 第2鳥居から社殿まで
第2鳥居を抜けて先へと進みます。
第二鳥居を超えると左側に狛犬様が1つだけあります。恐らく第2鳥居の手前にあった狛犬様と対になる狛犬様だと思われます。
笑顔の可愛らしい狛犬様です。
また対になっていないのは狛犬様だけではなく石灯籠も対にはなっていないところがありました。恐らく地震等で崩れて途中の部分が壊れてしまったものを上だけ載せたものだと思われます。
坂道から階段に切り替わる手前に赤い灯籠が置かれており、その前に狛犬様が対で配置されています。
後ろ足がピン!と伸びて尾が前に向けられている少し変わった形状の狛犬様です。
そして階段を上っていきますが、この階段は1967年(昭和42年)に勧請300年記念事業として作られたものです。階段の手前には上記写真の記念碑?が設置されていました。
階段自体も50年以上経過し、かなり老朽化はしてきています。
階段を上り終えるところに1対の立派な石灯籠が置かれていました。
塩谷神社の社殿と石碑
階段を上り終えて社殿前の境内を見回すと多くの石碑があることに気が付きます。
勧請300年の記念碑
丸山神社の合祀記念碑
伍助澤稲荷神社の記念碑
慰霊殿創立碑にその下にはどの稲荷神社かわからない社号額が置かれています。
御大典紀年碑は、大正天皇が即位した時の記念碑でしょう。
馬が載った碑は恐らく馬頭観音か馬頭観世音の碑だと思われます。
日露戦争の戦没者の慰霊碑
顕彰碑
数多くの石碑があります。
塩谷神社の社殿
そして社殿へ。
古さが伝わってくる社殿です。
社殿の前にはお賽銭箱も御賽銭を入れるところもありませんでした。
鈴を鳴らし二拝二拍手一拝をしてお参りです。
社殿(拝殿)の奥には本殿が続いてあります。
塩谷神社慰霊殿
社殿に対して右側にもう1つお社があります。これは「塩谷神社慰霊殿」です。恐らくは主に日露戦争以降の戦没者慰霊のためのものだと思われます。
塩谷神社の御朱印
塩谷神社では御朱印をいただくことが出来ます。
通常は社務所でいただきますが、不在時もかなりあります。その時は横の神職の方の自宅を確認すると在宅していれば御朱印をいただくことが出来ます。
なお1回目は不在でいただけず、2回目でいただくことが出来ました。
両部鳥居の印が押された御朱印です。右横の「御創祀参百五十年」は恐らく2019年のみ押されるものだと思われます。
初穂料は300円となっていました。
御朱印をいただきたい時は、不在の時も多いので事前に電話で確認した方が良いでしょう。
以上、塩谷神社についてでした。
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