TEL(スマホOK):0134-22-2591
マップコード:164 779 021*55
能島水天宮(のしますいてんぐう)は、小樽の手宮地区の住宅街に佇むようにある神社です。
小樽で水天宮と言えば堺町通りの斜面側にある水天宮が有名ですが、能島水天宮も弥津波能売神を祀るちょっと変わった神社です。
大きな神社ではありませんが、近くに訪れた時は参拝されてみてはいかがでしょうか?
能島水天宮の詳細・アクセス方法
- 住所:〒047-0044 北海道小樽市梅ケ枝町4−27
- 電話番号:0134-22-2591
- スマホなら上記電話番号タップで電話出来ます
- 営業時間:参拝だけなら24時間
- 定休日:なし
- 入場料:なし
- 駐車場:なし
- マップコード:164 779 021*55
- 公式サイト:能島水天宮
能島水天宮へのアクセス方法・行き方
能島水天宮へは車が便利ですが駐車場が無いので公共交通機関がおすすめです。
小樽駅前バスターミナルから北海道中央バス「11祝津線」「14 梅源線」に乗車、「常盤通」バス停で下車、そこから徒歩2分くらいです。距離にして約150mほどとなっています。
Google Map等の地図で見ると道に挟まれてあるように見えますが、東側(上記Google Maoの右側・上が北側)からしか入ることが出来ません。西側からは入れないので注意して下さい。
能島水天宮の御祭神とご利益、由緒
能島水天宮の御祭神
能島水天宮の御祭神は3柱です。
- 弥都波能賣神(みづはのめのかみ)
- 宇賀御魂神(うかのみたまのかみ)
- 大物主大神(おおものぬしのおおかみ)
小樽の有名な「水天宮」と同じで、一般的な水天宮の御祭神と異なっているのが特徴的です。
一般的な水天宮(福岡県久留米市の水天宮を総本宮とする)の御祭神は天之御中主神・安徳天皇・高倉平中宮・二位尼時子なので、弥都波能賣神が水天宮の御祭神となっているのは珍しいと言えます。
また一般的には宇賀御魂神は稲荷神社の御祭神で一緒に祀られているのも面白い点です。もう1つの水天宮も稲荷神を祀っていますが、それが後に合祀したものです。
能島水天宮のご利益
御祭神から下記のことにご利益がありそうです。
- 海上安全
- 大漁祈願
- 安産祈願
- 子宝祈願
- 商売繁盛
- 五穀豊穣
能島水天宮の由緒
- 明治16年(1883年)10月に能島家の守護神として創建される
- 後に地域の人々の懇願により、錦豊町会の氏神として崇敬されるようになる
- 昭和33年(1958年)神社本庁の承認を受け、昭和34年に登記され宗教法人となる
能島家とは、小樽の大地主です。
1859年(安政6年)に石川県能登から北海道小樽に渡った能島繁蔵氏は、苦労に苦労を重ね手宮地区の開拓を進めたそうです。
三隻の北前船で石川県能登半島と北海道の定期航路を開設し、お米、味噌、醤油そのほかありとあらゆる日用荒物雑貨の商取引をおこない財を成したとのこと。
また能島家は3代にわたって周辺の道路開削やまちなみの整備を自費で行い、能島家が管理する私道を一般道として提供し、その後、この道路用地をそっくり市に寄付したということです。その道は今でも「能島通り」と名付けられて残っています。
能島水天宮の様子
道に面して階段がありその上に能島水天宮は鎮座しています。
朱塗りの鳥居の脇には石灯籠が配置されています。
鳥居の社号額には右から左への横書きで「能島」、そして縦書きで「水天宮」と記されています。
鳥居をくぐり進むとそれほど大きくは無い社殿があります。
社殿の横にはシャッターがしまった建物があり社殿と繋がっています。
鳥居をくぐってすぐ右側には手水鉢が一応ありました。水は出るようにはなっていません。
下が赤く塗られた石灯籠が左右にありその後ろに狛犬様が鎮座しています。
狛犬様はしっかりと参拝する人の方を見ています。
狛犬様に一例をして前へ進みます。
社殿の戸のところに1箇所だけスライド出来るようになっていて、ここからお賽銭を入れられるようになっていました。
ここから中を覗かせていただきましたが、きちんと掃除されているようすでした。
社殿の横には小祠がありました。
社殿から振り返った景色が上記の写真です。
決して大きくは無い神社ですが、人の手が入って掃除されていることがわかる神社です。こういう神社が末永く残って欲しいと思いました。
以上、能島水天宮についてでした。
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