TEL(スマホOK):0134-32-4111
マップコード:493 634 349*37
旧猪俣邸は、1900年(明治33年)に建てられた木造2階建ての建物です。
小樽市指定歴史的建造物 No.75になっており、鰊御殿の中でも親方の住宅のみでここまで大きなものは類を見ません。
現在は、銀鱗荘という豪華な温泉旅館として使われています。
なお小樽市指定歴史的建造物の第26号にも読み方が同じ「猪股邸」(いのまたてい)がありますが、別の建物なので間違えないようにしてください。
旧猪俣邸の詳細・アクセス方法
- 住所:〒047-0156 北海道小樽市桜1丁目1−13
- 電話番号:0134-32-4111
- スマホなら上記電話番号タップで電話出来ます
- 営業時間:外観だけなら24時間
- 定休日:なし
- 入場料:なし
- 駐車場:なし(施設利用ならあり)
- マップコード:493 634 349*37
- 公式サイト:旧猪俣邸
銀鱗荘 詳細
- 電話番号:0134-54-7010
- スマホなら上記電話番号タップで電話出来ます
- チェックイン 15:00~ / チェックアウト ~11:00(プランにより異なる場合あり)
- 宿泊料金:2名1室1人あたり 30000(税別)~
- 駐車場:あり
- 公式サイト:銀鱗荘
グリル銀鱗荘というフレンチレストランも行っています。カフェとしての利用も可能です。
グリル銀鱗荘については下記記事をご覧ください。
旧猪俣邸へのアクセス方法・行き方
旧猪俣邸へは車が便利ですが、あくまでも商業施設なので、旅館及びフレンチレストランの利用を伴うようにしましょう。
公共交通機関の場合、JR函館本線「小樽築港駅」から徒歩20分くらい、距離にして約1.3kmです。
もしくは小樽駅から北海道中央バス「3 小樽市内本線」「13 朝里川温泉線」「小樽・桂岡線」「宮65/快速65」のバスに乗車、「東小樽」バス停で下車、そこから徒歩10~15分、距離にして約600メートルです。
公共交通機関の場合、列車でもバスでも歩くところは凄い上り坂です。
景色は良いですが、小樽築港駅から素直にタクシーを使うことをおすすめします。
宿泊の場合は事前に予約しておけば、小樽築港駅まで送迎があります。
旧猪俣邸の歴史
- 建築年:明治33年(1900年)
- 構造:木造2階建
この建物は、鰊漁を中心に財を成した猪俣安之丞の邸宅として、明治33(1900)年に余市町に建てられました。
現在地には昭和13(1938)年、東小樽の宅地計画の一環として移築されました。この母屋は猪俣家専用の住宅であり、多くの大規模な鰊漁家が親方の住居と漁夫の寝床を合わせている点で異なります。
また、これほど大きな親方の住宅は道内に例をみません。母屋の中央にある望楼からは沖合の漁を観察していたと思われます。
玄関の右手には6室の座敷が並び、大きな神棚や床の間を備えています。
説明板には上記のように書かれています。
銀鱗荘すべての建物ではなく基本的には母屋となったところのみが登録されているようですが、隣のグリル銀鱗荘も「漁網倉庫」であったことから含まれているかもしれません。
小樽市指定歴史的建造物のプレートはグリル銀鱗荘についています。
歴史的建造物への登録は、2012年(平成24年)となっています。
旧猪俣邸の様子
札幌方面から小樽方面へ国道5号線を走ってくると小高い場所に建物がいくつか建っているのがわかります。
平磯岬と呼ばれる岬で、周りを木々に囲まれ、岬の上に建つ建物は何だろう?と思うかもしれませんが、この建物群が銀鱗荘であり、その1つが旧猪俣邸です。
小樽築港側から見た旧猪俣邸、非常に目立ちます。
旧猪俣邸には、急な坂道を上ってたどり着きます。
Google Mapで見ると入口を間違えそうなので注意してください。
従業員用の入口の方が近くに思えるので、そっちに行ってしまいそうですが、異なるので間違えないようにしてください。
訪れたのが10月の中旬を少し超えた頃、紅葉も綺麗になっている時期です。
最初に見える建物に小樽市指定歴史的建造物のプレートはついていますが、こちらはグリル銀鱗荘というフレンチレストランです。
グリル銀鱗荘の隣、上記写真の建物が旧猪俣邸です。
築100年以上経過している風格ある建物です。
2階建ての建物ですが上部に望楼と呼ばれる見張り台があるのが特徴的です。
望楼の上と建物の左右についているシャチホコ、小樽で古い建物には割とシャチホコがついていることが多くなっています。
望楼には宿泊すると入れるようです。
旧猪俣邸の前に「北海道文化財百選」という石碑があったのですが、どれだけ検索しても「北海道文化財百選」というものが出てきませんでした。
非常に優雅な建物でもあり、是非見ておきたい建物です。
旧猪俣邸の中の様子
正面から中に入り右側を見ると非常に広い畳敷の大広間があります。
正確には6つの部屋なのですが襖が撤去され1つの大広間として公開されています。
恐らくは歴史があるであろう美術品等も置かれています。
本当に広く窓からは美しい小樽の海を見ることもできます。
立派な神棚もありました。
入口の反対側には茅場を兼ねたロビーとショップがあります。
中に入ると窓は美しいステンドグラスになっているところもありました。
望楼を下から眺めたところ
立派な応接室もありました。
すべてに品があり豪華であり、一度は泊まってみたいと思う旅館です。
一番良い部屋は1泊1人10万円もしますが、安い部屋でも1人3万円はする高級旅館です。
なお運営はホームファッション・家具の「ニトリ」です。
旧猪俣邸に行こう!
駐車場や旅館の2階からは上記の写真のように小樽湾一望の絶景が見られます。
小樽の歴史ある防波堤の全景を見られる貴重な場所にもなっています。
泊まるのは高くて難しいという方でもランチタイムを外した時間のグリル銀鱗荘でティータイムを過ごすことが出来るので、訪れてみてはいかがでしょうか?
以上、旧猪俣邸 についてでした。
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