TEL(スマホOK):0134-32-4111
マップコード:493 661 140*31
旧小堀商店は、遅くとも1932年(昭和7年)には建てられていた木骨鉄網コンクリート造2階建の建物です。
小樽市指定歴史的建造物 No.72になっており、黒い壁が重厚感を醸し出しています。
現在は、丸イ伊藤染舗という会社の所有となっているようです。
旧小堀商店の詳細・アクセス方法
- 住所:〒047-0015 北海道小樽市住吉町14−4
- 電話番号:0134-32-4111
- スマホなら上記電話番号タップで電話出来ます
- 営業時間:外観だけなら24時間
- 定休日:なし
- 入場料:なし
- 駐車場:なし
- マップコード:493 661 140*31
- 公式サイト:旧小堀商店
旧小堀商店へのアクセス方法・行き方
旧小堀商店へは、JR南小樽駅から徒歩3~4分、距離にして約260メートルです。
駐車場がないので、駅から歩いていくのがおすすめです。
旧小堀商店の歴史
建築年:昭和7年(1932年)
構造:木骨鉄網コンクリート造2階建
この建物は、小堀商店の店舗として、市内では古くから市街地が形成された山ノ上町(現在の住吉町)に建てられました。
外壁は木造に鉄網を張り、モルタルを厚く塗った木骨鉄網コンクリート造と呼ばれる堅牢な造りで、黒壁が一層重厚さを感じさせます。
防火シャッターや二重窓、全館にスチーム暖房を備え、当時の優れた設備を整えていました。母屋の背面には漆喰塗りの蔵が付属しています。
なお創建は昭和7年以前の可能性もあります。
説明板には上記の通り、書かれています。
「創建は昭和7年以前の可能性もあります」と書かれていますが、当時はまだ登記というものがしっかりしていなかったことが伺えます。
ただ大正時代には既に存在していたという話も多く、実際には大正時代の中頃に創建されていた可能性が高いそうです。
2011年(平成23年)に小樽市の歴史的建造物に指定されています。
旧小堀商店の外観の様子
南小樽駅から「山ノ上坂」を下ってくると、そこだけモノクロ映画のワンシーンになっているように思える建物があります。
それが旧小堀商店です。
天気が悪い日だと黒壁に灰色の空となり本当にここだけ色彩が失われたかのような錯覚を覚える建物です。
ヒビが入ったかのように亀裂が側面には入っており古さを醸し出しています。
側面から見ると1階部分の壁は色が濃く、2階部分の壁が色が薄いように見えるのは、1階部分は以前隣にあった建物で日焼けが防がれていたためだと言えます。
大正から昭和にかけてシャッターが徐々に普及し始めた頃に建てられた建物で、この建物にも当時としてはまだ珍しいシャッターが取り付けられています。
当時としては近代的な建物なのに瓦があり、和洋折衷の造りであることが伺えます。
鬼瓦部分には、恐らく家紋が入っていたと思うのですが取り外されているようです。
瓦には右三つ巴の神紋が入っています。
入口には錨(いかり)が置かれており、港町であることを醸し出していました。
昭和中期くらいまでは小堀商店として営業していましたが、その後「朝日商事会社」(旭商事会社かも)に所有がかわり、そしてその後マンション用地として売りに出されましたが、丸イ伊藤染舗という会社が買い取り、現在に至っています。
「全国職人学会事務局」「北海道職人義塾大学校」としても使われていた時があったようなのですが、いつのまにか看板が取り外されていました。
近くを通った時は、是非見てくださいね。
以上、旧小堀商店についてでした。
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