TEL(スマホOK):0134-32-4111
マップコード:493 690 204*34
旧岩永時計店は、1897年(明治30年)に建てられた木骨石造2階建ての建物です。
小樽市指定歴史的建造物 No.8になっており、屋根のシャチホコや2階バルコニーのアーチ型の扉が印象的な歴史的建物です。
現在は「小樽オルゴール堂堺町店」というオルゴール専門店として営業しており中を見ることも出来ます。
旧岩永時計店の詳細・アクセス方法
- 住所:〒047-0027 北海道小樽市堺町1−21
- 電話番号:0134-32-4111
- スマホなら上記電話番号タップで電話出来ます
- 営業時間:外観だけなら24時間
- 定休日:なし
- 入場料:なし
- 駐車場:なし
- マップコード:493 690 204*34
- 公式サイト:旧岩永時計店
小樽オルゴール堂 堺町店 詳細
- 電話番号:0134-31-1110
- スマホなら上記電話番号タップで電話出来ます
- 営業時間:9:00~18:00
- 定休日:なし(無休)
- 入場料:なし
- 駐車場:なし
- 公式サイト:小樽オルゴール堂 堺町店
旧岩永時計店へのアクセス方法・行き方
小樽駅から徒歩13~15分、距離にして約1.1kmです。
公共交通機関の場合、小樽駅前バスターミナルから小樽散策バス等、小樽運河ターミナル方面行きのバスに乗車、「小樽運河ターミナル」で下車、そこから徒歩2~3分となっています。
ただしバスで来るよりも小樽駅から小樽運河を経由して来る方が小樽観光を楽しめます。
旧岩永時計店の歴史
- 建築年:明治30年(1897年)
- 構造:木骨石造2階建
この建物は、時計卸商、初代岩永新太郎の店舗として建てられ、店員で編成された楽団を持つハイカラな商店でした。
平成3(1991年)年の改修により正面2階のバルコニー、半円アーチ扉、手摺などが修復され、ほぼ創建時の姿になりました。
屋根の装飾、軒のくり型など細部にもデザインが施され、瓦葺き屋根を飾る一対の鯱は商店では珍しい装飾であり、当時の小樽商人の意気込みが感じられます。
説明板には上記のように書かれています。
なお旧岩永時計店の「岩永時計店」は株式会社岩永時計店となって本店は今もここの住所になっており、小樽駅前近くの「都通り商店街」で営業しています。
創業は明治29年なので、旧岩永時計店が作られる1年ほど前から営業していたことになります。
旧岩永時計店は、1985年(昭和60年)に小樽市の「歴史的建造物」に指定されています。
また1993年(平成5年)には都市景観賞も受賞しています。
旧岩永時計店の様子と外観の特徴
旧岩永時計店を正面から見たところです。
まずは上部の特徴から。屋根の上にある対となった鯱(シャチホコ)が特に目を惹きます。
よく見るとワイヤーで固定の補助がされています。
小樽では割と屋根にシャチホコが設置されている歴史的な建物がありますが商店としては非常に珍しいと言えます。
そして屋根の下の装飾も特徴的です。
屋根の石部分を支えている石と石の間に施された装飾
石を支えている石も特徴的で雲系のようになっています。
そして2階の半アーチの扉やその上の石による半円形の形状も今ではほぼ見られない素晴らしい装飾です。
1階部分に目をもっていくと円柱があります。
この円柱の上の部分は線のみですが装飾されています。
店舗の側面には上記写真の装飾もありました。
今では細かい装飾にこだわった店舗が少ない分、小樽で古い建物を見るとどこがどう装飾されているかウォッチしてみるのも面白いものです。
旧岩永時計店の店内の様子
中に入ると目に飛び込んでくるのが大きな柱時計です。
元々時計店だった店舗なので昔からある時計をインテリアとして使っているのでしょう。
時計の装飾がとてもきめ細かで、レトロな雰囲気が素晴らしいです。
運が良ければ時計のガラスを開けてバネを回しているのを見られるかもしれません。2つのバネ用の穴があり、それぞれ回しています。
オルゴール店なのでいろいろなオルゴールが販売されています。ほぼ小樽で作られたものです。
お土産にも素敵です。
お気に入りのものがあれば是非購入してくださいね。
以上、旧岩永時計店についてでした。
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