TEL(スマホOK):0134-32-4111
マップコード:493 661 434*56
猪股邸は、1906年(明治39年)に建てられた木造2階建ての建物です。
小樽市指定歴史的建造物 No.26になっており、中国風の石門が印象的な建物です。
現在は個人宅として利用されており、入口の石門と入口横の倉庫の外観しか見ることが出来ません。
なお、小樽市指定歴史的建造物には「旧猪俣邸」もありますが別の建物です。
旧猪俣邸については下記記事をご覧ください。
猪股邸の詳細・アクセス方法
- 住所:〒047-0015 北海道小樽市住吉町4−9
- 電話番号:0134-32-4111
- スマホなら上記電話番号タップで電話出来ます
- 営業時間:外観だけなら24時間
- 定休日:なし
- 入場料:なし
- 駐車場:なし
- マップコード:493 661 434*56
- 公式サイト:猪股邸
猪股邸へのアクセス方法・行き方
JR南小樽駅から徒歩5分ほど、距離にして約400メートルです。
出来るだけ歩きたくないという場合、小樽駅前バスターミナルから「おたる散策バス」に乗車、「メルヘン交差点」で下車、そこから徒歩4分ほど、約230メートルです。
南小樽駅からは下り坂、メルヘン交差点からは上り坂となっているので、実際には南小樽駅からの方が距離はあるものの楽にたどり着きます。
車の場合、駐車場はありませんが近くに有料駐車場は点在しています。
猪股邸の歴史
- 建築年:明治39年(1906年)
- 構造:木造2階建
メルヘン交差点から南へ登る高台に位置するこの建物は、小樽に多い実業家邸宅の好例です。
外見は純和風造りですが、玄関左脇に洋風の応接室が設けられています。
右手が表座敷で、8畳書院の座敷と2室をつなぐ広縁がめぐらされています。
擁壁と一体の石蔵、石塀、石門に囲まれた敷地に建ち、外形がよく保存されています。
珍しい中国風の石門は、建築主の中国旅行のスケッチに基づくものといわれています。
説明板には上記の通り、書かれています。
内部及び母屋が見えないため、想像を巡らせるしかありませんが、当時としてはかなりモダンな建物だったように思えます。
1991年(平成3年)に小樽市指定歴史的建造物に指定されています。
猪股邸の外観の特徴
メルヘン交差点から、三本木急坂と呼ばれる勾配8%の坂道を上っていくと有料駐車場が点在している中、その奥に石造りの立派な門と蔵が見えます。そこが猪股邸です。
入口の石門とその横の石蔵を見ただけで、歴史ある建物ということがわかります。
開いている入口から中を覗き込むと純和風の邸宅が見えます。
ただし屋根瓦の改修工事が進んでいるらしく、もう少し見栄えが今後変わりそうです。
石門の上部、中央をよく見てください。
上記の家紋のようなものが掘られています。
そして隣の石蔵の上部を見てください。
同じマークがあります。
一般的な猪股家の家紋と異なるので家紋かどうかわかりませんがこの邸宅のマークにはなっています。
そして石蔵の鬼瓦は本当に鬼の顔となっているのも特色です。
見た時にどこか中国風と思えた門は、建築主の中国旅行のスケッチに基づくものと書かれているので納得出来るデザインです。
石蔵の裏側に回ると蔦が石蔵に絡みつき、独特な雰囲気を醸し出しています。
内部を見ることは出来ませんが門だけでも時代を感じられる猪股邸、近くを通った時にご覧になってみてはいかがでしょうか?
以上、猪股邸についてでした。
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