TEL(スマホOK):0134-32-4111
マップコード:164 719 018*38
旧遠藤又兵衛邸は、1902年(明治35年)に建てられた木造1階建ての建物です。
小樽市指定歴史的建造物 No.4になっており、武家屋敷のような和風住宅にも見えますが、洋風な造りも織り交ぜた和洋折衷の建物となっています。
現在は宗教法人が管理しており内部の見学は出来ませんが、年に1週間くらい(概ね5月中旬から下旬)に一般開放されています。
旧遠藤又兵衛邸の詳細・アクセス方法
- 住所:〒047-0033 北海道小樽市富岡1丁目9−4
- 電話番号:0134-32-4111
- スマホなら上記電話番号タップで電話出来ます
- 営業時間:外観だけなら24時間
- 定休日:なし
- 入場料:なし
- 駐車場:なし
- マップコード:164 719 018*38
- 公式サイト:旧遠藤又兵衛邸
旧遠藤又兵衛邸へのアクセス方法・行き方
小樽駅から徒歩9~12分くらい、距離にして約650メートルです。
もしくは小樽駅前バスターミナルから北海道中央バス「7 最上線」「9 天狗山ロープウェイ線」「19 小樽商大線」に乗車、「富岡1丁目」バス停で下車、そこから徒歩2分くらいです。
なお同じ路線で反対方向(小樽駅方面行き)であれば、「富岡1丁目」バス停が、旧遠藤又兵衛邸のすぐ前です。行きと帰りでバス停の位置が120メートルほどズレています。
旧遠藤又兵衛邸の歴史
- 建築年:明治35年(1902年)
- 構造:木造1階建て
この建物は、海産物卸商で富を築いた遠藤又兵衛の邸宅です。
富岡の高台地には明治中後期から、豪商たちの別邸が建てられました。木造瓦葺き、下見板張の武家屋敷を思わせる豪壮なつくりで、和風を基調としながらも玄関脇に洋風の応接しを設け、重厚な門、塀などとともに全体的によく調和のとれた建物です。
一時は取り壊しも懸念されましたが、関係者の努力によって、道路に面した主要部分が残されました。
説明板には上記のように書かれています。
日本語的に少し変ですが(邸宅でした、と過去形にすべきでしょう)、明治の中後期にこの辺りには豪邸が並んだことがわかります。
旧遠藤又兵衛邸はその豪華さから、小樽御殿とも呼ばれていたそうです。
1985年(昭和60年)に、小樽市の歴史的建造物に指定されています。
1995年(平成7年)には小樽市の都市景観賞も受賞しています。
旧遠藤又兵衛邸の外観の様子
正面から撮影すると塀の全体が入らないくらいある旧遠藤又兵衛邸です。
坂の下側の塀は赤レンガで作られていました。
正面から見ると立派な門と洋館風にも見える瓦葺きの白い和風の建物が印象的です。
この白い建物の部分の内部は洋間の応接室になっているそうです。
現在は宗教法人の敷地内にあり、勝手に敷地内に入ることが出来ないため、ギリギリのところで横から見たのが上記の写真です。
純和風の屋敷に見えます。
細かいところで注目して欲しいのが重厚な門の周りです。
1つは欠けてしまっていますが、鷹の飾り瓦があります。
また門の上のところには亀の飾り瓦も。
こういう細かい装飾がされているのも特徴の1つです。
また鬼瓦には「 丸に四つ目菱」の家紋が施されています。
この家紋で有名なのは「甲斐の武田氏(武田信玄 等)」や「佐々木家(佐々家)」なので、遠藤家の家紋かどうかはわかりませんが、鬼瓦にはほぼこの家紋が施されています。
小樽御殿とも呼ばれた「旧遠藤又兵衛邸」、時間があれば是非見てくださいね。
例年5月の中旬くらいから下旬にかけては無料で内部の一般公開が行われています。
過去の一般公開は下記の日程で行われました。
- 2019年:5/19~5/26(10:00~15:00)
- 2018年:5/20~5/27(10:00~15:00)
- 2017年:5/17~5/24(10:00~15:00)
中がみたい!という方はこのくらいの時期に確認してください。
以上、旧遠藤又兵衛邸についてでした。
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