小樽と言えば石造りの倉庫が代表されるように古い建造物・建物が特徴的な街です。
小樽市も小樽市指定歴史的建造物をはじめとする歴史的な建物を観光の目玉の1つとしていますが、文化財としては100以上の建物があり、どれを見れば良いのか悩んでしまうのも事実です。
どれを見れば良いんだ!!!
数多くある小樽の歴史的建造物の中で、これは見ておいた方が良い!というおすすめの建物をセレクトしました。
上記の地図は今回紹介している建築物を表したものです。アイコンをクリック(タップ)すると詳細記事のURLが表示されます。
位置関係を確認する時にお使いください。
小樽観光の参考になれば幸いです。
旧三井銀行小樽支店
小樽と言えば「北のウォール街」とかつては呼ばれた街で明治から昭和初期に建てられた銀行建築物が数多くあります。
その中でも是非見て欲しいのが「旧三井銀行小樽支店」です。
建物内は有料ですが見学出来るようになっています。
昭和初期の豪華さが伝わる建物となっており、当時の銀行がどういうものだったのかよくわかります。
小樽運河・日銀通り・堺町通りなどの小樽の有名観光スポット、どこからも近い場所にあり行きやすい場所にあります。
- 小樽市指定有形文化財
- 建築年:昭和2年(1927年)
- 構造:鉄骨鉄筋コンクリート造
日本銀行旧小樽支店
小樽の銀行建築物の中でも最大規模の建物なのが、日本銀行旧小樽支店です。
現在は金融資料館として一般公開されており、嬉しいことに無料で内部も見ることが出来ます。
明治時代に着工して造られた100年以上経過している建物は威風堂々という表現があっています。
日銀通りにあり比較的訪れやすい場所にあります。
- 小樽市指定有形文化財
- 建築年:明治45年(1912年)
- 構造:煉瓦造
旧木村倉庫(現 北一ホール)
小樽の人気観光スポット「堺町通り」にある小樽市指定歴史的建造物「旧木村倉庫」は現在、北一硝子三号館として利用されています。
似た大きさの石造りの倉庫は他にもあるのですが、北一硝子三号館の中にあるカフェ「北一ホール」の演出が凄いんです!
灯りは167個もの石油ランプになっているんです。柔らかい炎の灯りはくつろげる空間作りとなっており、おすすめのカフェとなっています。
- 小樽市指定歴史的建造物
- 建築年:明治24年(1891年)
- 構造:木骨石造2階建
旧共成(株)
堺町通りの南側にあるメルヘン交差点のランドマークとしても人気なのが小樽市指定歴史的建造物でもある「旧共成(株)」です。
現在は「小樽オルゴール堂 本館」として利用されています。
建物内は広く、各所に歴史を感じられる特徴が残っています。
- 小樽市指定歴史的建造物
- 建築年:大正4年(1915年)
- 構造:木骨煉瓦造2階建
カトリック富岡教会
カトリック富岡教会は、小樽の観光スポットが集まる中心からは少し離れますが、非常に美しい教会建築物です。
教会の内部も神事が無い時であれば無料で見学させていただけます(建物維持の募金を行っているので募金には協力しましょう)。
- 小樽市指定歴史的建造物
- 建築年:昭和4年(1929年)
- 構造:木造一部鉄筋コンクリート造3階建
旧日本郵船株式会社 小樽支店
旧日本郵船株式会社 小樽支店は、小樽の明治時代の洋風石造建築を代表する建物の1つです。
国の重要文化財にも指定されています。
2022年3月(予定)まで保存修理工事のため内部見学は出来ません(外部もビニールシート等で覆われることがあります)。
- 国の重要文化財
- 建築年:明治39年(1906年)
- 構造:石造2階建
津古丹稲荷神社
津古丹稲荷神社(つこたんいなりじんじゃ)は、文化財としては何も登録・選定されていませんが、小樽市最古の建造物です。
忍路神社の境内社となっています。
小樽の外れにあるので行くのには車で行く必要性がありますが、是非みて欲しい建物です。
色はかすんで来ていますが、出来た当時は非常にカラフルだったことが想像出来る木彫りの龍や阿吽の獅子像が見応えあります。
- 文化財登録なし
- 建築年:嘉永2年(1848年)
- 構造:木造
小樽市鰊御殿
小樽市鰊御殿北海道有形文化財にも指定されている建物です。
冬季は閉鎖されますが、一般開放されており有料ですが中を見学することが出来ます。
内部は歴史を感じられる日本家屋で、特に2階の大広間からの景色は素晴らしいです。
- 北海道有形文化財
- 建築年:明治24年(1891年)
- 構造:木造2階建
旧手宮鉄道施設
旧手宮鉄道施設は小樽市総合博物館 本館にある鉄道に関する文化財の総称ですが、中でも機関車庫3号と呼ばれる建物は煉瓦造りの重厚な歴史ある建物となっています。
- 国の重要文化財
- 建築年:明治18年(1885年)
- 構造:煉瓦造
旧青山別邸
旧青山別邸は小樽の中の鰊御殿の中でもより豪華絢爛な建物です。
一般公開されておりちょっと高く感じる入場料ですが、美術品も多く展示されています。
ただし内部は写真撮影不可なので想い出に残りにくいかもしれません。
- 国の登録有形文化財
- 建築年:大正12年頃(1923年)
- 構造:木造2階建
旧猪俣邸
旧猪俣邸は、小樽築港の高台にある鰊御殿の建物です。
現在は旅館として利用されており、基本的には宿泊か日帰りプランの利用でしか内部を見ることは出来ません。
通常、鰊御殿は鰊漁で働く人と親方が同じ建物に住むことが前提で造られていますが、旧猪俣邸は、親方の住居のみになっており、親方の住居のみの建物の中でも類を見ない大きさとなっています。
- 小樽市指定歴史的建造物
- 建築年:明治33年(1900年)
- 構造:木造2階建
旧澁澤倉庫
旧澁澤倉庫は小樽運河の北側「北運河」に面した場所に建つ建物です。
前に突き出た2棟と後ろの大きな棟の組み合わせが他の石造の倉庫では見られない特徴となっています。
前に突き出た2つの棟はそれぞれ別の飲食店(カフェ)になっており、飲食店利用で中に入ることが出来ます。
時代を感じさせてくれる建物でいただく珈琲はとても美味しく小樽散策の時のランチや休憩におすすめです。
- 小樽市指定歴史的建造物
- 建築年:明治25年(1892年)~
- 構造:木骨石造1階建て
小樽駅
最後に見逃してほしくない建物はJR小樽駅です。
小樽駅そのものが国の登録有形文化財となっています。
2階部分にかざされたランプがとても印象的な建物です。
- 国の登録有形文化財
- 建築年:昭和9年(1934年)
- 構造:鉄筋コンクリート造2階一部平屋
小樽の歴史的な建物を見よう!
今回紹介したものは編集部の好みが幾分にも入っています。
そのため好みが異なることもあるかもしれません。
でも、小樽で見て欲しい建物ばかりで、自信をもっておすすめ出来ます。
他にどんな歴史的な建物があるか知りたい場合は下記の一覧記事をご覧下さい。
是非、小樽で歴史ある建物を見て、小樽の文化に触れてくださいね。
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