TEL(スマホOK):0134-32-4111
マップコード:493 661 085*32
旧作左部商店蔵は、明治初期頃に建てられたと言われている小樽では少し珍しい土蔵造2階建ての建物です。
小樽市指定歴史的建造物 No.43になっており、歴史を感じる建物となっています。
現在は個人所有の建物となっており内部の見学は出来ないようになっています。
旧作左部商店蔵の詳細・アクセス方法
- 住所:〒047-0015 北海道小樽市住吉町15−3
- 電話番号:0134-32-4111
- スマホなら上記電話番号タップで電話出来ます
- 営業時間:外観だけなら24時間
- 定休日:なし
- 入場料:なし
- 駐車場:なし
- マップコード:493 661 085*32
- 公式サイト:旧作左部商店蔵
旧作左部商店蔵へのアクセス方法・行き方
JR函館本線「南小樽駅」から徒歩6分ほど、距離にして約450メートルです。
もしくは小樽駅前から北海道中央バス「1/38/42 ぱるて築港線」に乗車、「田中酒造亀甲蔵前」バス停で下車、そこから徒歩1~2分となっています。
旧作左部商店蔵の歴史
- 建築年:明治初期
- 構造:土蔵造2階建
1世紀以上にわたり厳しい風雪に耐えてきた建物です。
蔵は母屋に付属し、物を格納するため、耐火構造にすることが必要でした。
小樽の蔵は、はじめ土蔵造りが多く、明治後期から次第に外壁に石を張り付ける木骨石造に変わりました。
本建築は、屋根や壁など土蔵造りの特徴を伝える代表的なもので、妻壁の植物をあしらう模様は、外壁のアクセントになっています。
平成15(2003)年に外観が修復されています。
説明板には上記のように書かれています。
建築年は明治初期となっているので、明治元年(1868年)から明治15年(1882年)くらいの間に作られたと思われます。
ただあくまでも予想ですが明治14年から明治15年に作られたのではないかと予測します。
その理由は旧作左部商店蔵のすぐ前に建つ建物の前にある看板からです。
隣の建物の前に「オタルナイ役所跡」という看板と石碑があり、明治14年5月の大火で焼失したと書かれています。
役所なのでそれなりの大きさであり、旧作左部商店蔵の辺りも含まれていたと考えられますし、何より大火であったので元の建物は燃えているはずです。
そう考えると大火で空き地になった後に、旧作左部商店蔵は建設されたと考えるのが自然ではないでしょうか?
また説明板に「物を格納するため、耐火構造にすることが必要でした。 」と書かれている通り、大火があったからこそ、すぐ後に建てる建物には耐火構造が必要だったとも考えられます。
1993年(平成5年)に小樽市の「歴史的建造物」に指定されています。
作左部という珍しい名称ですが、秋田県で多く見られる名字です。
旧作左部商店蔵の外観
小樽の主要幹線道路であり臨港線から少しだけ入ったところにある「旧作左部商店蔵」はすぐ前に電信柱があるため正面からだとあまり綺麗に撮影が出来ません。
上記写真の通り、電信柱がどうしても目立ってしまいます。
裏側には戸や窓はなく倉庫らしい造りです。
屋号のマークはヤマはわかるのですが、その下が「メ」なのか「〆」なのかわかりません。
説明板にある「妻壁の植物をあしらう模様」はたしかに印象的です。見方によりますが、ファッションタトゥーの模様のようにも見えます。
入口の上の部分にも同じように装飾が行われています。
葉の形をあしらったものは家紋か何かだったようにも思いますが詳細はわかりません。
正面の2階部分にある戸はまさに蔵の戸といった重厚なものでした。
近くを通った時には是非、見てくださいね。
以上、旧作左部商店蔵についてでした。
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