TEL(スマホOK):0134-32-4111
マップコード:493 662 031*00
旧岡崎倉庫は、1905年(明治38年)から1906年(明治39年)に建てられた木骨石造1階建て(一部2階建て)の建物です。
小樽市指定歴史的建造物 No.64になっており、3連並ぶ石造りの倉庫は小樽らしい景観を築いています。
現在は田中酒造の亀甲蔵として、田中酒造の製造場見学及び試飲・購入が出来る場所となっています。
なお小樽市色内にある田中酒造店も小樽市指定歴史的建造物に選定されています。詳しくは下記記事をご覧ください。
旧岡崎倉庫の詳細・アクセス方法
- 住所:〒047-0016 北海道小樽市信香町2−2(一部 信香2-24)
- 電話番号:0134-32-4111
- スマホなら上記電話番号タップで電話出来ます
- 営業時間:外観だけなら24時間(社務所受付 9:00~18:00)
- 定休日:なし
- 入場料:なし
- 駐車場:あり(ただし現在の店舗用)
- マップコード:493 662 031*00
- 公式サイト:旧岡崎倉庫
旧岡崎倉庫へのアクセス方法・行き方
旧岡崎倉庫へは車が便利ですが、田中酒造で試飲を考えている場合は絶対に車で行かないようにして下さい。
車の場合、小樽駅から10分くらい、距離にして3.5kmほどです。
札幌からは、札樽道「小樽IC」から1分ほどと非常にアクセスがよくなっています。
公共交通機関の場合、南小樽駅から徒歩7~9分ほど、距離にして約550メートルです。
もしくは小樽駅前から北海道中央バス「1/38/42 ぱるて築港線」に乗車、「田中酒造亀甲蔵前」バス停で下車、そこから徒歩2~3分となっています。バス停は近いのですが、少し迂回しないといけないため2~3分となります。
帰りはバス停は目の前です。
旧岡崎倉庫の歴史
- 建築年:1号棟 明治38年(1905年)/ 2・3号棟 明治39年(1906年)
- 構造:木骨石造1階 一部2階建
明治初期、小樽で初めて市街地が形成されたのは、この周辺地区です。
本指定は3棟の連続する倉庫が対象です。
海側の倉庫は、臨港線拡幅工事で一部を切り取られたため、平成8(1996)年に壁が改修されています。
この小屋組は、たる木を棟から軒桁に架けるだけの「たる木小屋」になっています。
3棟の基礎は、土台と柱の腐朽を防ぐため、下部に煉瓦を積み、その上に軟石を重ねている点で共通しています。
説明板には上記のように書かれています。
1号棟から3号棟まであると書かれていますが位置関係は上記の図の通りです。
3号棟は現在、関係者のみ立入可能となっています。
1996年(平成8年)に小樽市の「歴史的建造物」に指定されています。
1997年(平成9年)には小樽市の都市景観賞も受賞しています。
旧岡崎倉庫という名称の岡崎は人名(会社名)です。
実業家であった岡崎謙氏の倉庫業としての建物として建てられています。
岡崎謙氏については、自宅に能舞台を建ててしまうような資産家でした。その能舞台は現在「旧岡崎家能舞台」として小樽市指定歴史的建造物 第12号にもなっており、小樽市が管理する施設となっています。
また説明板には下記のように書かれています。
明治初期、小樽で初めて市街地が形成されたのは、この周辺地区です。
このことについては、旧岡崎倉庫から約150メートル西側に移動したところに下記の説明板が設置されています。
小樽がまたオタルナイと呼ばれていた頃、オタルナイ役所があった場所に非常に近いことからも、この辺りが当初、市街地として形成されていったことはわかります。
旧岡崎倉庫の外観の様子
南小樽駅方面から歩いてくると大きな石造りの倉庫があるのですぐにわかります。
小樽築港駅方面から歩いてきても上記の写真の通り、大きな石蔵ですぐにわかります。
旧岡崎倉庫の1号館を正面から見たのが上記の写真です。
1号棟を横から見たのが上記の写真です。説明板に「海側の倉庫は、臨港線拡幅工事で一部を切り取られたため、平成8年に壁が改修されています。 」と書かれている通り、海側の壁が色が違うことがわかります。
旧岡崎倉庫の2号棟はその奥にあります。2号棟が一番大きな倉庫です。
旧岡崎倉庫3号棟は更に奥にあり2号棟の奥にあります。
1号棟を道道とは反対側から見たところ、美しい石造りの建物です。
1号棟と2号棟は木製の廊下で繋がっていますが、後に繋げられたものだと思われます。
倉庫の上の部分には「三」を6角形で囲った屋号がつけられています。
これは「キッコーサン」とよみます。これは岡崎家の屋号です。
醤油で有名なキッコーマンの屋号は6角形の中に旧書体の「万」の字である「萬」が記されており、6角形の屋号は「キッコー」と読むようになっています。
キッコーマンの商品が自宅にあれば見て下さい。六角形のマークの中「萬」が記された絵柄が印刷されているはずです。
倉庫の上部にある窓も石で窓枠が組まれているのがわかります。
旧岡崎倉庫の中の様子
1号棟の周りには後に加えられた木製の廊下があります。
中に入ると石の壁が並び、より当時の姿に近いものが見られます。
中はかなり改修されており、1号棟は田中酒造の店舗として、2号棟や3号棟はお酒の製造場となっています。
製造場は無料で見学出来るので見学してみてはいかがでしょうか?
以上、旧岡崎倉庫についてでした。
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