TEL(スマホOK):なし
マップコード:493 636 233*66
太平山神社は小樽市朝里の海岸のすぐ近くにある見晴らしの良い神社です。
創建には札幌の温泉地名にもなっている定山和尚が関わっているとされている由緒ある神社です。
海を見ながらの散策に良い場所にあります。
太平神社の詳細・アクセス方法
- 住所:〒047-0151 北海道小樽市朝里1丁目1
- 電話番号:なし
- 営業時間:参拝だけなら24時間
- 定休日:なし
- 入場料:なし
- 駐車場:なし(若干の駐車スペースはあり)
- マップコード:493 636 233*66
- 公式サイト:なし
太平山神社へのアクセス方法・行き方
太平山神社へは車が便利ですが、駐車場はなく1~2台程度駐車出来るスペースがあるだけです。
また行くまでの道は車1台分の幅しかないけど一方通行になっていない道なので、細い道の運転が苦手という方には向いていません。
公共交通機関の場合、JR函館本線「朝里駅」から徒歩12~15分くらい、距離にして約1kmです。
もしくは小樽駅から北海道中央バス「3 小樽市内本線」「13 朝里川温泉線」のバスに乗車、「朝里橋」で下車、そこから徒歩5分くらい、距離にして約300メートルです。階段を降りていく道になります。
太平山神社の御祭神とご利益、由緒
朝里太平山とお小夜地蔵
朝里太平山碑は、定山渓温泉の開発功労者である美泉定山法印が揮毫し、古代文字で有名な手宮洞窟の発見者、石工長兵衛が彫ったものです。
その由来は、当時小樽内場所の朝里荒浜に住んでいた鍛冶屋の柴田長太郎が、郷里の秋田へ里帰りする妻子の無事帰着を祈願するため、秋田太平山三吉神社に参籠修行したことのある定山法印に頼んで、朝里川から出た大石の中央に「太平山」左右に「海上安全」、「漁業円満」と筆を入れてもらい、そしてその文字を刻んだのが神威古丹の福田藤右衛門方に寄宿していた石工長兵衛であり、慶応三年(一八六七年)五月十七日に鎮座祭がとり行われました。また、朝里川左岸の河口から約二五○メートル程の所に奥宮があります。
お小夜地蔵は、高島町の弁天島と張碓町の恵比寿島に深い関わりのある悲しい恋物語りに由来し高島領の漁場請負人西川伝右衛門の一人娘お小夜が恋心を抱いたが、小樽内領朝里の頭取五十嵐清蔵の長男清吉に恋心を抱いたが、清吉には野村およしという許嫁がいたのでお小夜の恋は片思いに終わり、悲しみのあまり海に身を投じたのです。文久三年(一八六三年)五月病死した清吉とお小夜を憐れんだ定山法印が二体の地蔵を彫って二人を弔ったのです。
お小夜地蔵は、五十嵐清蔵の祖先の墓石の傍に並んで朝里山の上(現在の朝里二丁目)の畔道に立っていたものですが、一度行方不明になっていた清吉地蔵とともに現在地に移され、太平山碑と合わせて荒波に住む人達によって手厚くお祀りされているのです。
平成十七年八月二十八日
朝里郷土史家 小林 廣 著
「朝里太平山由来記」「恋の弁天島」による
廣四男 小林定典 記
社殿内にあった説明には上記のように書かれています。
太平山神社の御祭神
太平山神社の御祭神は文献等が無いため正確ではありませんが、秋田県の太平山三吉神社に起因していること、お社の中にある碑から下記の神様が祀られていると思われます。
- 大己貴大神(おおなむちのおおかみ)
- 少彦名大神(すくなひこなのおおかみ
- 三吉霊神(みよしのおおかみ)
- 猿賀大権現(猿賀神社起因であれば上毛野君田道命のこと)
- 八大龍王神
- 金毘羅大権現
太平山神社のご利益
御祭神から(主に太平山三吉神社の神様より)
- 勝利成功
- 事業繁栄
- 病気平癒
- 健康祈願
- 縁結び
- 恋愛成就
- 家庭円満
等にご利益があると言えます。
太平山神社の由緒、歴史
社殿内にあった説明文より
- 1867年(慶応3年):創祀
- 1987年(昭和2年):現在の社殿完成
上記以外は詳細不明です。
太平山神社の様子
朝里駅から函館本線に沿って美しい景観を見ながら西側へと歩いていきます。
しばらく歩くと線路と橋がかかっている上記写真の場所にたどり着きます。ここで道は行き止まりです。
ここで振り向くと太平山神社が鎮座しています。
右側に境内に入れる細いスロープ状のところがあるので、ここから上がっていきます。
プレハブ小屋くらいの大きさのお社とその横に地蔵蔵があります。
恐らくこのお地蔵様のどれかがお小夜地蔵と清吉地蔵だと思われます。
お社の上部には「太平山」と記されています。
御賽銭投入口が扉についていますが、鍵はかかっていません。
まさか開かないよね?と思いながら戸を開いてみると開きました。
戸を開けて中を見させていただくと説明文に書いてあった「太平山」と記された碑が置かれています。
他にも3つの碑がそれぞれ置かれています。
正面を見ると大きな下駄が飾られています。
横には小さな下駄も
下駄と下駄の中央に「太平山三吉神社総本宮御守護 朝里太平山 殿」と書かれた御札が設置されていました。
御分霊を受けたのかまではわかりませんが三吉信仰の神社であることはわかります。
壁には「平成二十年度 太平山三吉神社 地蔵尊供養祭」と記された看板が置かれていました。
この神社は一般的には「太平山神社」と呼ばれていますが氏子の方々は「太平山三吉神社」と呼んでいるのかもしれませんね。
鈴を鳴らし二拝二拍手一拝をしてお参りしてきました。
国道5号線にかかる朝里橋から見た太平山神社、中央よりやや右上に写っている建物が太平山神社です。
すぐ前が海と線路になっていることがわかります。
美しい小樽の海を見ながら散策がてら訪れてみてはいかがでしょうか?
以上、太平山神社についてでした。
コメント