TEL(スマホOK):0134-32-4111
マップコード:493 690 730*23
旧早川支店は、1904年(明治37年)に建てられた木骨石造2階建ての建物です。
小樽市指定歴史的建造物 No.15になっており、和風の装飾を施した袖壁が美しい建物です。
また歴史的建造物にはなっていませんが、店舗の後ろに続く和風建築物がまるで老舗旅館のようで、魅せられる建物となっています。
現在は「vivre sa vie + mi-yyu(ヴィヴレ サ ビ + ミーユ)」という雑貨屋さんが入っています。
小樽運河から2本奥に入った道沿いにありますが、小樽市指定歴史的建造物の中でもおすすめの建物です。
旧早川支店の詳細・アクセス方法
- 住所:〒047-0031 北海道小樽市色内2丁目4−7
- 電話番号:0134-32-4111
- スマホなら上記電話番号タップで電話出来ます
- 営業時間:外観だけなら24時間
- 定休日:なし
- 入場料:なし
- 駐車場:なし
- マップコード:493 690 730*23
- 公式サイト:旧早川支店
旧早川支店へのアクセス方法・行き方
小樽駅から徒歩10分くらい、距離にして約700メートルです。
出来るだけ歩きたくないということであれば、小樽駅前から30分毎に出ている「小樽散策バス」に乗車、「運河プラザ」で下車、徒歩3~4分、約250メートルとなっています。
vivre sa vie + mi-yyu(ヴィヴレ サ ビ + ミーユ)詳細
- 電話番号:0134-24-6268
- スマホなら上記電話番号タップで電話出来ます
- 営業時間:11:00~18:00
- 定休日:月曜日・第3火曜日(祝日は営業)
- 駐車場:なし
- 参考サイト:vivmiyu_miyu Instagram
旧早川支店の歴史
- 建築年:1904年(明治37年)
- 構造:木骨石造2階建て
早川支店は、新潟出身の川又健一郎が茶、紙、文房具を商う早川商店から暖簾分けを受け、現在の場所に開設したのがはじまりで、後に川又商店と店名を変更しています。
現在の建物は、明治37(1904)年の稲穂町大火で全焼したため再建されたもので、厚い土塗りの防火戸や隣との境界に設けられた袖壁など、防火に対する配慮がうかがわれます。
その袖壁には朝日や鶴と亀などの彫刻が施され、繊細な和風意匠でまとめられています。
説明板には上記のように書かれています。
1986年(昭和61年)に小樽市の「歴史的建造物」に指定されています。
旧早川支店の外観・様子
旧早川支店は前から見た時も魅力的な歴史を感じる建物ですが、店舗の後ろ、奥側も和風建築と石蔵がありより魅力的な建物となっています。
まずは小樽市指定歴史的建造物となっている前面の建物を見てみましょう。
小樽市指定歴史的建造物の説明板にも書かれている袖壁とは上記写真の左側の屋根の上(横)に取り付けられている壁です。
梲(うだつ)という柱の一種とのことです。梲とは梁(はり)の上に立てて棟木(むなぎ)を支える柱のことということで「うだつが上がらない」の「うだつ」はここから来ているそうです。
袖壁の上の部分に刻まれている丸で囲まれた「越」の字、意味を調べましたがわかりませんでした。予想ですが新潟・越後の出身であったことから、越の字を丸で囲んで印にしたものと思われます。
袖壁の石には鶴や亀、朝日が彫刻されており、凝った造りをしていることがうかがえます。
店舗への入口の戸も木製ガラス張りのもので昔の様子をそのまま伝えるものとなっていました。
続いて側面を見てみると、左の建物が小樽市指定歴史的建造物となっているものでその後ろに2つ並ぶ木造建築物は登録されていません。
しかし和風の歴史を感じさせてくれる造りでまるで老舗旅館のような外観は好きな人にはたまらない造りになっているでしょう。
そして右は石蔵となっています。
木造の建物だけをよく見てみると、左右対称では無いものの左右対称っぽく見えるように作られているように思います。
面白いのが右側の建物、和風の木造家屋に煉瓦の煙突がついています。
これらの建物は昭和になってから作られたようですが、見応えのある造りです。
石蔵の上部にも丸で囲まれた越の字があります。
上部の飾り付けも凝ったものとなっています。
哭の字に見える装飾が特徴的です。
正面だけを見て見た気分になってしまうと非常に勿体ない建物です。
是非側面も見て歴史を感じてくださいね。
以上、旧早川支店についてでした。
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