創成川公園は札幌の中心部の創成川に沿って全長820メートルにも及ぶ細長い公園です。
大通公園の東端に隣接しており、札幌の中心部を大通公園と創成川公園でTの字に描いています。
札幌と言えば大通公園のイベントが有名ですが創成川公園も1年を通してイベントを行っており札幌市民をはじめ多くの人が訪れる公園です。
そして札幌の歴史を振り返る上で創成川は欠かせない存在にもなっています。
創成川公園の詳細とアクセス方法
- 住所:〒060-0053 北海道札幌市中央区南3条東1丁目 等
- 電話番号:011-211-2536(札幌市建設局みどりの推進部)
- スマホなら上記電話番号タップで電話出来ます
- 営業時間:24時間
- 定休日:なし
- 入場料:なし
- 駐車場:なし
- マップコード:9 493 581*34
- 創成川公園 公式サイト
創成川公園の住所について
創成川公園は南北に長いため、住所がブロックごとで異なります。
北側は札幌市中央区北1条西1丁目及び中央区北1条東1丁目から始まります。
南側は札幌市中央区南4条西1丁目及び中央区西4条東1丁目となります。
上記が創成川公園の略図です。
創成川公園へのアクセス方法・行き方
創成川公園へは地下鉄もしくはJR線が便利です。
北端の場合はJR札幌駅もしくは地下鉄「さっぽろ駅」21番出口から徒歩5分くらい
中央の場合は地下鉄東西線「バスセンター前駅」1番2番出口から徒歩1分
南端の場合は地下鉄東豊線「豊水すすきの駅」1番出口から徒歩3分くらいとなっています。
大通駅26番・27番出口からも創成川の中心部であれば徒歩1分ほどです。
車の場合、創成川の西側の有料駐車場は満車のことが多いので創成川東側の有料駐車場を利用した方が満車も少なく駐車料金も安くなっています。
創成川公園の様子
創成川公園の全景を見たい場合はさっぽろテレビ塔から見ることが出来ます。
そしてさっぽろテレビ塔からすぐ下を見た時の創成川公園です。
創成川公園の北側の始まり
創成川は創成川通という道の中央部分にあります。
そして創成川公園の地下には創成川通のアンダーパスが通っています。
南北のアンダーパスの入口(出口)が創成川公園の範囲と言えます。
上記写真の手前に見える橋は「北2条橋」と呼ばれる橋でここからが創成川公園の北側の始まりです。
創成川公園の中央には創成川が流れているため、東西どちらかを歩いて進むことになります。
創成川公園を歩いていると地下への入口がいくつかあります。立ち入ることは出来ませんが、これは創成川通のアンダーパスで事故等があった場合の救出口・緊急避難口となっています。
創成川公園のアート・オブジェ
創成川公園には数々のアート作品、オブジェが展示されており、それらアート作品を見るのも創成川公園の楽しみ方の1つです。
さっぽろテレビ塔の近くにアートの一覧のパネルが置かれていますよ。
面白いのがレンガを使ったオブジェ・アート作品です。
藻岩山を表しているアート作品
レンガで作られた階段かと思いきや、階段の上にはリンゴのオブジェが
パッと見た時はリンゴは半分に切られて置かれているように見えますが実際に触ってみるととリンゴの置物であることがわかります。
人が通れる橋にもなっているサークルもアート作品の1つです。
スノーリングと呼ばれる作品です。
さっぽろテレビ塔の展望台から見るとスノーリングの全景を楽しめます。
創成川公園で唯一の広場とも言える「狸二条広場」に置かれたアート作品も多くの人が写真を撮っています。
創成川公園の川の中央を歩く「飛び石」
創成川公園の南側には川の中央に石が置かれ飛び石となって、その上をわたって対岸に行くことが出来るようになっています。
冬期は滑って危険なので閉鎖されますが雪が溶けた時期くらい(3月後半から4月上旬くらい)に開放されます。
特に怖くなければ是非、この飛び石の上を歩いてくださいね。
しゃがむとトンネルの中も見えます。
落ちても水位は深いところで50cmくらいですから大人なら溺れることもまずありません。
創成橋と札幌建設の地
創成川公園で一番見て欲しいところが創成橋という橋がかかるところです。
創成橋そのものは4車線と幅の広い歩道がある橋ですが、横からみると石造りで美しい橋です。
この橋の両側に札幌の歴史に関する記念碑や銅像が建っています。
1つが「北海道里程元標」と呼ばれる昔、札幌の道の起点となった場所、
1つが「札幌建設の碑」という記念碑です。
札幌と言えば碁盤の目のように道が整備されていますが、その起点となったのがここ創成川のこの場所です。
詳しくは下記記事をご覧ください。
そして川を挟んで反対側には銅像が建っています。
大友亀太郎という人物の銅像ですが、この創成川を作るのに尽力した人です。
創成川は人工河川で以前は大友亀太郎氏の名前から一部は大友堀とも言われていました。
大友亀太郎氏については銅像の横にかかれています。
大友亀太郎氏についてもっと詳しく知りたい場合は東区にある「札幌村郷土資料館」で詳しく説明されています。
ただこの創成橋の大友亀太郎氏の銅像の前が屋根のある部分で浮浪者がよく滞在しているのが残念なところです。
創成橋が札幌の街の起点となっており、北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)の中に明治時代の創成橋の写真が展示されています。
創成川公園沿いのおすすめスポット
創成川公園に沿ってある観光スポットを紹介します。
日本基督教団 札幌教会
創成川公園の北側を歩いていると三角屋根と綺麗なステンドグラスが目立つ石造りの建物が見えます。「日本基督教団 札幌教会」です。
中の見学は出来ませんが歴史ある建物で「国の登録有形文化財」にも登録されています。
さっぽろ創生スクエア
札幌の新しいランドマーク「さっぽろ創生スクエア」
コンサートホールや図書館、テレビ局等が入る大型ビルです。
中央バス 札幌ターミナル
北海道各地への長距離バスも出ている札幌バスターミナル
いや、バス乗らないから興味無いけど・・・と思うかもしれませんし、その通りです。
しかしこのビルの地下には飲食店が数件あり、マニアックなディープな札幌の観光スポットとなっています。
是非、覗いてみてください。
さっぽろテレビ塔
もう説明が要らないくらい有名なさっぽろテレビ塔も創成川公園沿いにあります。
展望台から見る大通公園や藻岩山の風景はおすすめです。
二条市場
創成川公園の南側「狸二条広場」の前にある二条市場、
魚介類を中心にいろいろなものが売られています。北海道の幸を食べ歩きも出来るグルメスポットにもなっています。
狸小路商店街
札幌中心部にあるアーケード街が狸小路商店街です。
狸小路商店街は創成川公園よりも長く全長約900メートルとなっています。
お土産の購入や食事にも便利な観光スポットです。
創成川公園で札幌の四季を楽しもう!
冬は雪に覆われる大通公園ですが午後には人が通れるようになっていることが多くなっています。
春になると鈴蘭や桜が咲きます。
初夏になるとライラックの花が咲き乱れます。
創成川公園の狸二条広場ではよくイベントも行われています。
創成川公園でイベントは行われていないか公式サイトでチェックしてくださいね。
札幌駅から創成川公園沿いを歩いて狸小路を周り、最後に札幌駅前通りの地下街で札幌駅まで戻るという観光コースもおすすめです。
札幌旅行の際には是非、創成川公園にも立ち寄ってくださいね。
以上、創成川公園についてでした。
コメント この場所に行ったことがあるのなら是非感想を書いてくださいね。