中島公園は北海道随一の繁華街すすきのから1kmも離れていないところにある都会のオアシス的な公園です。
国の重要文化財・歴史的な建造物、コンサートホールに天文台、そしてパワースポットとなる神社も隣接しており数多くの見どころがある公園です。
札幌に来たら是非立ち寄って欲しい観光スポットの1つです。
中島公園へのアクセス方法と詳細
- 住所:〒064-0931 北海道札幌市中央区中島公園1-1
- 電話番号:011-511-3924
- スマホなら上記電話番号タップで電話出来ます
- 営業時間:園内散策だけなら24時間(ただし深夜は危険)
- 定休日:なし(施設によっては季節営業・定休日あり)
- 入場料:なし(施設によっては別途、料金が必要)
- 駐車場:なし(一部障害者用等あり)
- マップコード:9 462 389*76
- 公式サイト:中島公園
中島公園へのアクセス方法・行き方
中島公園は南北に長い楕円形のような形状をした公園です。端から端までは約1kmの長さがあるため、中島公園内の施設によって最寄り駅が異なります。
基本的には地下鉄南北線「中島公園駅」3番出口が初めて中島公園に行く場合はおすすめです。
中島公園に隣接している弥彦神社や多賀神社、札幌護国神社をメインに見て回りたい場合は、地下鉄南北線「幌平橋駅」がおすすめになります。
また市電「中島公園通駅」や「行啓通駅」でも中島公園にはアクセス出来ますが札幌駅方面から中島公園に来る場合、市電への乗り換えを考えると手間なので、地下鉄を利用されることをおすすめします。
中島公園の代表的な施設である「豊平館」「八窓庵」「天文台」「コンサートホール」「北海道立文学館」にを見るということであれば地下鉄南北線「中島公園駅」3番出口を利用してください。
中島公園駅3番出口は中島公園の中にあり、地下からエスカレーターで上ってこれるのも便利な理由の1つです。
中島公園のメインとなる入り口から入りたいということであれば中島公園駅1番出口を利用してください。
上記の中島公園の北側のメインとなる入り口から中島公園を散策することが出来ます。
参考までに上記の場所から振り返って反対側を見ると下記の写真の通りです。
わかりにくいのでアップにします。
中央に見えている時計がすすきの交差点、その奥に見える白っぽいビルが札幌駅です。
中島公園は札幌駅から続く札幌駅前通の突き当りにあります。
写真だけを見ると近そうに思えますが札幌駅から中島公園まで距離にして約2km、徒歩約30分ほどの時間がかかります。
雪が無い時期ならそれほど大変でもありませんが雪の時期はかなり厳しくなります。
その後、中島公園をぐるっと回ると更に2km以上歩くので、素直に地下鉄で来ることをおすすめしておきます。
すすきの交差点からなら約800メートルなので、すすきの駅から歩いてくるのはそれほど大変ではありません。
中島公園駅の次の駅である幌平橋駅の出口も中島公園駅内にあります。
2つの地下鉄の駅が公園内にあるという広い公園ですので、完全に見るということであれば、歩きやすい靴と服装で行くようにしてくださいね。
中島公園の範囲
中島公園をGoogle Mapで見た場合と中島公園の公式サイトで見た場合だと含まれているエリアが異なることに気が付きます。
左がGoogle Mapで右が中島公園の公式サイトのものです。
ほぼ同じ大きさにしていますがGoogle Mapは下のところ、幌平橋駅付近が含まれていません。
正確には幌平橋付近からテニスコートまでが中島公園となります。また中島公園に隣接している神社は正確には中島公園の中にある訳では無いので中島公園に問い合わせをするということ等無いように、ご注意ください。
中島公園内や隣接した観光スポット
つづいて中島公園駅から中島公園を一周する際に主だった施設を順番にご案内していきます。
札幌水天宮
中島公園の入口近くに鎮座しているのが水天宮です。
子宝祈願、安産祈願、商売繁盛等いろいろなご利益があると言われている神社です。
平日でも多くの人が参拝に来ています。
御朱印もいただける神社ですが、不在時もあるので事前に確認されることをおすすめします。
中島公園で人形劇鑑賞 こぐま座
中島公園の中に入ると最初に目につくのが人形劇をメインに行っているこぐま座です。
主に土日に人形劇を開催しています。
お子さんと一緒に中島公園に行かれる際には観劇されてみてはいかがでしょうか?
中島公園内の日本庭園と八窓庵
豊平館の裏側、中島公園駅から豊平館に来る途中には中島公園の日本庭園と国の重要文化財にもなっている八窓庵があります。
日本庭園及び八窓庵の見学が無料となっています。ただし冬期は閉鎖されるので見学することが出来ません。
日本庭園としても美しく、桜の季節には枝垂れ桜が見事です。
日本庭園の中にある池には鯉や亀が泳いでいます。
中島公園と言えば豊平館
中島公園と言えば、豊平館は欠かせない観光スポットです。
中島公園に来て豊平館の外観も見ないで帰るということは非常にもったいないので外観だけでも見学していきましょう。
白と水色の美しい色合いの西洋館で国の重要文化財にもなっています。
中も見学することができ(大人300円)、カフェもあり非常に落ち着ける場所になっています。
中島公園で天体観測・札幌市天文台
八窓庵・豊平館を見た後は是非、札幌市天文台に立ち寄ってください。
天文台の中に入ると係の方が望遠鏡を見せてくれます。昼間の晴れた日であれば太陽の黒点等を見せてくれます。
夜間の観測日もあり、火星や木星を見せてもらえることも。
中島公園で音楽を!札幌コンサートホールKitara
中島公園の中にはコンサートホールまであります。
それが札幌コンサートホール Kitaraです。
クラシック等のコンサートが開催されています。
中は非常に広くレストランも併設されているので、中島公園散策中のランチやコーヒータイムにもおすすめの場所となっています。
鴨々川遊び場
中島公園から一旦一般道を超えて南端に「鴨々川遊び場」という場所があり、ここも中島公園内です。
冬になると多くの鴨がここにやってきます。
雪が無くなると緑が生い茂ります。
小さい川ですが中洲があり上記のような木を渡って中洲に行くことも出来ます。
夏になるとここで水遊びをする子供たちを見かけることも。
休日の中島公園は割と人が多く賑やかですが、ここだと比較的静かでゆっくりすることも出来ます。
中島公園に隣接した札幌護国神社と多賀神社
鴨々川遊び場に隣接して神社があります。
札幌護国神社と多賀神社です。
立派な本殿のある札幌護国神社
縁結び・恋愛成就のご利益があると言われている多賀神社
特に多賀神社は恋愛のパワースポットとしても人気で女性を中心に人気の神社です。
また札幌護国神社と多賀神社、2箇所の御朱印もいただけます。
パワースポットめぐりとして立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
伊夜日子神社
再び道を渡り中島公園駅に戻って来ると弥彦神社(伊夜日子神社)があります。
弥彦神社は縁結び・仕事運・学業運にご利益があると言われる神社で特に学業運においては、「札幌の天神さま」と言われている神社です。
御朱印もいただける神社です。
北海道立文学館
弥彦神社から再び中島公園の中に入り中島公園駅方面に歩いていくと見えてくるのが北海道立文学館です。
アイヌ民族から児童文学まで北海道の文学に関する資料が数多く展示されています。
またカフェもありここで休むことも出来ます。
前面ガラス張りの窓から注ぐ陽の元でコーヒータイムも良いのではないでしょうか?
中島公園でボートに乗ろう
中島公園の中心部は池です。その池でボートに乗ることが出来ます。
1隻600円で40分まで。
1隻に乗れる人数が大人なら2名まで。小学生低学年までなら2人で大人1人としてくれます。
ボートからしか見れない景色を楽しんでみてはいかがでしょうか?
時折、ボートのすぐ近くを鴨が泳いでいくこともあります。
ただぷかぷかとしているだけでも楽しいボートです。
以上、中島公園の主だった施設でした。
中島公園の四季
中島公園は四季の変化も楽しめる公園です。それぞれの季節でとても美しい光景を見せてくれます。
中島公園の春・お花見で桜を見に行こう
札幌で桜の名所と言えば「円山公園」が有名です。
ただ円山公園はお花見というよりは宴会メインでゆっくり桜を鑑賞する場所とは言えない場所、人が多くバーベキューの煙、焼き肉等の匂いが充満してしまうのが円山公園のお花見です。
それはそれで楽しいのですが桜は静かに見たいという方なら円山公園よりも中島公園の方がおすすめです。
桜のトンネルも年によっては見られます。
豊平館と桜という組み合わせも見ることが出来ます。
中島公園は一般人は火気を使えないのでバーベキュー等で煙くなることもありません。
平日なら芝生エリアにあまり人も大勢いないのでシートを敷いてのんびり過ごすことも出来ます。
札幌で気軽に地下鉄で行けるお花見スポットとしておすすめです。
中島公園の春から初夏・ライラックと藤棚
例年5月の中旬から下旬にかけて中島公園ではライラックの花と藤の花を楽しめます。
中島公園の中にはいくつか藤棚があり綺麗な藤の花を見られます。
同じ頃にライラックの花も咲き、藤とライラックの花に癒やされます。
中島公園の夏・紫陽花を楽しむ
7月の中旬くらいになると紫陽花が綺麗に咲いてきます。本州だと6月くらいが紫陽花の時期ですが、札幌は7月中旬くらいからが紫陽花の見頃になります。
池の周りを中心に紫陽花が咲いてきます。
青い紫陽花がほとんどで他の色の紫陽花は少なくなっています。
陸地から見る紫陽花も良いのですが、池の周りに咲いているのでボートに乗って紫陽花を見るのもおすすめです。
中島公園の秋・紅葉が素敵な銀杏の絨毯を見に行こう
中島公園は紅葉も綺麗です。
例年であれば10月後半から11月上旬に銀杏が色づいて鮮やかな景色を見ることが出来ます。
八窓庵の周りには紅葉もあり綺麗な紅葉と日本家屋の日本らしい風景を楽しめます。
池に映る紅葉した木々もまた綺麗な景色です。
中島公園の東側の道、北海道立文学館から弥彦神社に向かう途中はあまり人も通らないので、銀杏の絨毯が見られるようになります。
紅葉を見に行くのもおすすめです。
中島公園の冬「ゆきあかりin中島公園」
冬の中島公園も非常に綺麗ですが、さっぽろ雪まつりの協賛イベントとして開催される「ゆきあかりin中島公園」ではスノーキャンドルでとても美しい景色を見ることが出来ます。
スノーキャンドルで照らされた中島公園はとてもおすすめです。
また冬季閉鎖の日本庭園もこの時期のみ入ることが出来ます。
豊平館もライトアップされ美しい姿が浮かび上がります。
中島公園で野鳥やエゾリスに出会う
中島公園は都市部にある公園ですが、野鳥や野生動物もいる公園です。
特に野鳥はいろいろ見ることが出来ます。
シメ
ヤマガラ
ハクセキレイ
他にもハシブトガラやシジュウカラ等、見ることが出来ます。
5月中旬から6月上旬にかけては可愛いコガモを見ることが出来るかもしれませんよ。
一生懸命親鳥について行こうとするコガモは本当に可愛く是非この季節にも中島公園に行ってもらいたいです。
ただたまにコガモが下流に流されて親鳥が必死になっていることがありますが。
そして中島公園で運が良ければ・・・・
ばエゾリスを見ることが出来るかもしれません。
なおエゾリスの遭遇率はかなり低いのでエゾリス目的なら円山公園がおすすめです。
中島公園に行こう!
札幌観光はいろいろと見るところがありますが、中島公園もおすすめのスポットです。
特に豊平館のような西洋館はそれほど多くは無いので一見の価値ありです。
すすきの駅からも近く、地下鉄で簡単に行ける中島公園、是非見に行ってくださいね。
なお中島公園は、サポカン編集部の「札幌おすすめ観光スポット21選」に入っています。
コメント この場所に行ったことがあるのなら是非感想を書いてくださいね。