札幌観光で欠かせないスポットと言えば「北海道庁旧本庁舎」通称・赤れんが庁舎でしょう。
札幌駅からも近くアクセスも良い場所にあり、そして何よりも重厚な建物は1度は見ておきたい建物です。
北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)の見どころを含め、写真を多めに解説していきます。
赤れんが庁舎を少し変わった角度から見られる無料の展望スポットがあるのはご存知ですか?
北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)について
北海道庁旧本庁舎は、その名前の通り北海道庁の本庁舎として建てられたレンガ造りの西洋館です。
赤いレンガを使っていることから、赤レンガ庁舎と言われることもあります。
北海道庁旧本庁舎は1888年(明治21年)に完成しました。
1909年(明治42年)に火災となり内部及び屋根が焼失しましたが、レンガの壁体はほとんどが無傷で残り修理工事を行い1911年(明治44年)に復旧工事が完了しました。
その後、1968年(昭和43年)まで北海道庁本庁舎として使用されていました。
なお今でも一部は北海道庁の会議室として使われており、道庁と旧本庁舎は地下で結ばれており、道庁の職員は一般人が通れない地下通路で行き来していることもあります。
本庁舎として使用されなくなった翌年1969年には国の重要文化財に指定さてました。
観光ポスターなどでもよく見る北海道庁旧本庁舎に続くイチョウ並木は1925年(大正14年)に植えられたもので、最初からあった訳ではありません。
北海道庁旧本庁舎へのアクセス・観覧時間・入場料等 詳細
- 住所: 〒060-8588 北海道札幌市中央区北3条西6丁目
- 電話:011-231-4111
- スマホなら上記電話番号タップで電話出来ます
- 館内見学時間:8:45~18:00
- 正門開閉時間:7:00~21:00(イベント時は延長あり)
- 定休日:年末年始と一部イベント時
- 入館料:無料
- 駐車場:なし(近隣に有料駐車場あり・ただし満車が多い)
- マップコード:9 522 362*30
- 公式サイト:赤れんが庁舎 – 北海道庁
北海道庁旧本庁舎へのアクセス方法・行き方(札幌駅から)
北海道庁旧本庁舎は札幌駅と大通公園のほぼ中間にあります。
札幌駅とすすきのを結ぶ札幌駅前通からは一歩後ろにありますが、秋ならばイチョウ並木が綺麗に続く道を歩いていくことが出来ます。
札幌駅や大通駅から地下道(札幌地下歩行空間 チ・カ・ホ)で向かう場合は赤レンガテラスが目印です。
札幌駅からなら右側に赤れんがテラスという商業ビルがあり、エスカレーターで1階に上がり外に出るともうイチョウ並木です。
赤れんがテラスの1階にはアウトドアブランド「mont-bell」があるのでmont-bellを目印にすると分かりやすいですよ。
札幌駅(西改札口側南口)から赤れんが庁舎までのタイムラプスムービー(早送り動画)があるので参考にしてください。
上記リンク先「テラス計画」からは変わった角度で赤レンガ庁舎を見ることが出来ますので是非立ち寄ってください(冬季は閉鎖)。
なおイチョウ並木の場所は「札幌市北3条広場」通称アカプラ と呼ばれている場所です。いろいろなイベントも行われます。
赤れんが庁舎の駐車場
赤れんが庁舎には観光用の駐車場はありません。
近隣の有料駐車場を使うことになります。
ただし、赤れんが庁舎を含む札幌駅から大通公園付近の観光を行うということであれば札幌駅周辺の駐車場を利用するのがおすすめです。
札幌駅周辺の駐車場は下記記事を参考にしてください。
赤れんが庁舎のみなら、リパーク札幌南口駐車場がおすすめです。
北海道庁旧本庁舎の入場料
入場料は無料となっています。
ただし将来的には一部有料化も考えていることが発表されています。
現在一般入場出来ない屋上部分等は、将来的には有料予約制となるようです。
赤レンガ庁舎の庭
赤レンガ庁舎の中に入ります。
綺麗な洋風の庭が続いています。
また左右には池があり、カモ等の野鳥を見ることも出来ます。
そして注目すべきは窓の上にある赤い星(★)
北海道において赤い星のマークは開拓使を象徴するマークであり、いろいろな名所で見ることがあります。五稜星もしくは五光星と呼ばれています。
札幌市時計台や豊平館でも五稜星を見ることが出来ますよ。
またレンガは約250万個も使われているそうです。当時の白石村と豊平村(共に現在は札幌市内)で作られたレンガを使っているそうです。
北海道庁旧本庁舎の紅葉
10月後半が見頃となる北海道庁旧本庁舎に続くイチョウ並木、とても美しい景色ですが、北海道庁旧本庁舎の敷地内も綺麗な紅葉を見ることが出来ます。
イチョウの落ち葉で出来る黄色の絨毯、是非見てください。
例年だと10月20日前後がイチョウ並木のピークとなります。
10月の後半には北海道大学のイチョウ並木のライトアップもありますので、合わせて見に行かれることをおすすめします。
紅葉の時期の赤れんが庁舎のライトアップはとても美しい景色となります。
北海道庁旧本庁舎の雪景色
秋の北海道庁旧本庁舎も綺麗なのですが、冬の赤レンガ庁舎も非常に綺麗です。
また美しいのは昼間だけではなく夜です。
イチョウ並木の葉が枯れ落ちたあと、今度は電飾が巻かれクリスマスムードを高めてくれるように。この電飾は2月頃まで続きます。
ライトアップされ雪の中に浮かぶ赤レンガ庁舎はとても神秘的に見えます。
年によっては1月中旬くらいから2月後半くらいまで、赤レンガ庁舎はプロジェクションマッピングが上映されることもあります(2018年は実施・2019年は未実施)。
上記は2018年1月19日から2月25日まで行われたプロジェクションマッピングの様子です。期間中の夜は多くの観光客や地元の方が見に来られます。
動画もあるので是非。音が出るのでボリュームにご注意ください。
北海道庁旧本庁舎の建物内
外観を楽しんだ後は建物の中へ
見た目以上に角度がある階段を上ります。
足が不自由な方は左側にインターフォンがありますので、ご利用ください。
中に入ると最初に目に付くのがレッドカーペットと3連アーチ
洋風建築らしい豪華と威厳がある作りになっています。
目線をすぐ前に戻すと赤レンガ庁舎の案内図があります。出入り禁止のところもあるので注意してください。
所々に重厚な作りが施されているのが分かります。
まずは2階へ上がってみましょう。
2階に上がったら左右を見回してください、でももう1度正面を見てみるとそこには記念室と呼ばれる部屋がありますので中に入ってみましょう。
北海道庁旧本庁舎 記念室
記念室は歴代の長官や知事がこの部屋で執務を行っていました。
他の部屋とは造作が異なり、出入口枠や窓まわりは手のこんだ唐草模様の彫刻で飾られています。
ちょっと座ってみたいけど、部屋にあるほとんどのものは「お手を触れないでください」ということで座ることは出来ません。
豪華な部屋で一時の優雅な時間を過ごしてください。
赤レンガ北方領土館
記念室の隣には赤レンガ北方領土館と呼ばれる北方領土問題を知ってもらうための資料館となっています。
北方領土問題は本州にいると身近な感じはしませんが札幌に来ると身近なことだということを認識します。
北海道博物館 赤レンガサテライト
野幌森林公園にある北海道博物館のサテライト(別館的な意味)施設として北海道に関する自然や歴史・文化に関するものが展示されています。
巨大なアンモナイトの化石があったり
肥料として使うニシンを煮る風呂桶のように大きな釜が展示されていたりと楽しめるようになっています。
国際交流・道産品展示室
姉妹提携している外国の都市との提携記念品や北海道内の特産物を展示しているのが、国際交流・道産品展示室です。
ここで是非みて欲しいのがお菓子で作られた北海道庁旧本庁舎のミニチュア
つまりお菓子の家
精巧に作られているお菓子は雪化粧した赤レンガ庁舎を上手く表現しています。
樺太関係資料館
北海道は古くから樺太と縁が深く南樺太の資料をメインに樺太に関する資料や現在のサハリンとの交流状況に関するものが展示されています。
概ねこれで2階は終了です。
続いて1階に降りていきましょう。
北海道立文書館
北海道立文書館は、北海道の歴史に関する文書や記録などを収集し、後世に残すこととこれからの歴史研究等の活動に役立ててもらうための施設です。
売店・お土産売場
1階には北海道のお土産やスナックなどを販売する売店・お土産売場があります。
それほど種類は多く無いものの少し変わったものも置かれていて、冗談っぽいお土産が良い人にはちょうど良いお土産がありますよ。
どんなお土産かはその目で確認してくださいね。
札幌市道路元標
目立たないところにあるため、見逃しがちですが、赤レンガ庁舎の門のところに「札幌市道路元標」があります。
「札幌市道路元標」とは簡単に言えば道の始点です。
この道路元標は、北海道及び札幌市の道路の起終点として、昭和三年にはじめて設置したが、昭和57年3月に再建したものである。
道路元標とは、各市町村の国道、道道の起終点となっていたものである。
と書かれています。
つまり道路標識で「札幌まで◯km」と書かれていた場合、ここまでの距離ということです。東京で言えば日本橋にあたります。
赤レンガ庁舎に行こう!
赤レンガ庁舎は北海道を代表する観光スポットであり北海道を知ることも出来る博物館にもなっています。
もし札幌に訪れることがあるのなら、是非とも立ち寄ってくださいね。
北海道庁旧本庁舎は、サポカン編集部の「札幌おすすめ観光スポット21選」に入っています。
コメント この場所に行ったことがあるのなら是非感想を書いてくださいね。