北海道の一ノ宮(北海道で1番社格・格式が高い神社)とされている北海道神宮は毎年多くの人が訪れる人気の初詣スポットです。
年末年始を札幌で過ごす方もせっかくだからと初詣に訪れることも多く、ここ数年では外国人観光客も増えてきています。
しかし、はじめて北海道神宮へ初詣に行くとどうなっているか分からないこともあり、無駄に遠回りをしてしまったり、せっかくの観光ポイントを見逃してしまうこともあるので、迷わずに参拝するために参拝の順序やポイントを添えて説明していきます。
なお北海道神宮の普段の様子は下記記事を参考にしてください。
北海道神宮の初詣参拝時間は?
元旦と2日3日、4日以降では参拝出来る時間が異なるので注意が必要です。
北海道神宮の本殿には神門と呼ばれる門をくぐっていきますが、夜や夕方には閉門して入れなくなります。
年末年始の神門の開閉時間は下記の通りです。
- 12月31日 7:00〜16:00
- 1月1日 0:00〜19:00(社務所受付時間 0:00~)
- 1月2日 6:00〜18:00(社務所受付時間 6:30~)
- 1月3日 6:00〜18:00(社務所受付時間 6:30~)
- 1月4日 6:00〜16:00(社務所受付時間 7:00~)
- 1月5日 6:00〜16:00(社務所受付時間 7:00~)
- 1月6日 6:00〜16:00(社務所受付時間 7:00~)
- 1月7日 6:00〜16:00(社務所受付時間 7:00~)
- 冬季通常参拝時間 7:00〜16:00(社務所受付時間 8:30~)
大晦日は16時で閉門して元旦の0時に開門して初詣が出来るようになります。
北海道神宮 初詣の混雑状況は?
元旦0時から2時くらいまではかなり混雑します。朝はそれほど混雑していませんが昼ぐらいから夕方まではかなり混雑します。
元旦は0時から開門になりますが門の前には1000人を超える人が並びます。
本殿前の混雑緩和のために区切って入場することになります。
0時から1時くらいの間は円山公園駅から歩いてきて本殿でお参りが出来るまで1時間くらいは覚悟してください。
混雑は2時近くまで続きます。
夜が明け、午前中の早い時間であればあまり待たずに参拝出来ますが、10時を過ぎたあたりから混雑が始まり、円山公園駅から歩いてきて本殿でお参りが出来るまで30分以上はかかるようになります。
元旦であれば17時を過ぎたあたりから混雑が解消されてきます。
大まかな混雑状況は下記の通りです。
日にち | 0時~2時 | 2時~6時 | 6時~10時 | 10時~16時 | 16時~18時・19時 |
---|---|---|---|---|---|
元旦 | 非常に混雑 | やや混雑 | 比較的空いている | 混雑 | やや混雑 |
1月2日 | – | – | 比較的空いている | 混雑 | やや混雑 |
1月3日 | – | – | 比較的空いている | 混雑 | やや混雑 |
天候にもやや左右されるので必ずしも上記の通りではありませんので参考程度に見てくださいね。
北海道神宮 初詣 参拝のルートとポイントは?
北海道神宮へのルートはいくつかありますが、入場規制があるためルートを守って参拝することが必要です。
北海道神宮には駐車場がありますが大晦日から元旦までは物凄く混雑します。ほとんどの人は地下鉄「円山公園駅」から歩いてきます。
大晦日から元旦にかけて札幌の地下鉄は特別営業で2時過ぎまで地下鉄が動いているので、地下鉄で来ることをおすすめします。
そしてルートは下記の地図の矢印通りに進んでください。
1から10の数値はルートのポイントです。
例えば下記の地図で10番からも向かうことは出来ますが0時~2時頃は4番で入場規制がされているため入ることが出来なくなるためです。
- 円山公園駅
- 円山公園から一般道へ一旦出る時の注意点
- 第2鳥居
- 手水舎
- 本殿
- 祈祷受付(御朱印がいただける場所)
- 目立たない狛犬様
- 穂多木神社
- 札幌鉱霊神社
- 開拓神社
1.円山公園駅から円山公園まで
大晦日から元旦にかけて円山公園駅はかなり混み合います。
上記の写真は元旦の深夜0時40分頃の円山公園駅です。
流れに沿って3番出口から出るようにしてください。
深夜ですが円山公園駅の前の道は通行規制がされ一般車は入ることが出来ません。
円山公園に入ったら直進せずに右側の道に進みます。
直進は初詣から戻ってきた人が来る道なので進まないようにしてくださいね。
2.円山公園から一般道へ一旦出る時の注意点
円山公園から一旦一般道へ出ますが、一般道に出るところで渋滞になります。
これは円山公園と一般道が交差しているところで雪が踏み固められツルツルに凍っていて非常に滑りやすくなっているため、ゆっくりと進むためです。焦って急いでいくと大きく転ぶこともあるので、慌てずにゆっくりと進むようにしてください。
新年から転んで怪我をしては意味が無いですから。
そして一般道の歩道を歩いていきます。
3.第2鳥居
そして北海道神宮の第二鳥居に到着します。第一鳥居もありますが、かなり手前にあるので、通常は第一鳥居は通りません。
第一鳥居を通って向かいたい方は、下記記事を参考にしてください。
あれ?それほど混んでない・・・と思うかもしれませんがここから本殿の手前の神門まで約300メートルあり、これから混雑してきます。
特に元旦深夜はかなり混雑しています。
進んでいくと上記の写真の通り、人人人人・・・と並んでいます。
元旦の午前中なら神門までは比較的スムーズに進むことが出来ます。
4.手水舎
お参りの時は手水舎で手と口と心を清めるのが一般的ですが、手水舎を利用しようとするとここで更に5~10分くらいは待つことになります。
深夜だと寒いこともあり、手水舎は元旦の昼間よりは混雑していません。
5.本殿
本殿へと向かいます。
神門には大きなしめ縄がついています。
そしてここでも待つこと15~20分くらいかかります。右側や左側に周るともう少し早くお参りは出来ますがやはり正面側でお参りしたい場合は並ぶことになります。
そして本殿の前に。
お賽銭は賽銭箱に入れるという訳ではなく囲われた中に投げ入れることになります。
囲われた中を見るとお札だけではなくお神酒やお財布まで入っていました。
6.祈祷受付(御朱印がいただける場所)
御守等は本殿の周りを見回すと数箇所で販売されていますが御朱印をいただきたい場合は、本殿を向いて右側奥に祈祷受付があるので祈祷受付でいただきます。
詳しくは下記記事をご覧ください。
なお、御朱印についてはこの記事の後半で詳しく説明しています。
7.目立たない狛犬様
お参りが済んだら7番方向の出口から出るようにしましょう。
7番方向の出口から出ると北海道神宮の狛犬様を見ることが出来ます。
あまりにも目立たない位置にあるため、北海道神宮には狛犬様がいないと思っている地元民もいるくらいで、ある意味幻の狛犬様となっています。
8.穂多木神社
北海道神宮の境内社である穂多木神社を是非お参りしてください。
行く途中には出店が数多く出ていてお祭り気分を味わえます。
穂多木神社は金運アップに御利益があると言われている神社ですから是非とも合わせて参拝して欲しいスポットです。
ここは穴場で元旦でもお参りしている方はほとんどいなくてすぐに参拝出来ます。
詳しくは下記記事をご覧ください。
9.札幌鉱霊神社
穂多木神社の隣には札幌鉱霊神社という境内社があります。
出来ればこちらも合わせてお参りくださいね。
詳しくは下記記事をご覧ください。
10.開拓神社
北海道神宮の境内社で最も大きいのが開拓神社です。
拝殿が特徴的で北海道神宮本殿よりも開拓神社の方が好きという方もいます。
深夜であれば待ち時間はほぼ無しで参拝出来ます。
元旦の昼間だと少し待つことになります。
そして公園口鳥居をくぐり、再び円山公園駅の方へと向かいます。
北海道神宮 初詣で楽しい屋台・出店
北海道神宮の初詣で楽しいのが屋台・出店の存在です。
大晦日22時から元旦2時くらいまで営業していて多くの人が何かを購入していきます。
元旦から3日までは概ね10時くらいから15時くらいまで屋台は営業しています。
非常に寒いので温かいものが人気です。
北海道神宮は元旦でも御朱印はいただけるか?
北海道神宮では元旦でも御朱印をご朱印帳に記帳していただけます。初穂料は500円となっています。なお開拓神社の御朱印も記帳してもらえます。
元旦の混雑している時に御朱印っていただいて良いのかな?と思い遠慮される方もいると思いますが、御朱印の記帳をする方を増員して対応しているので問題なくいただけます。
ただし、混雑している時だと待ち時間が30分とかかかる時もあります。
こちらが実際に元旦にいただいた御朱印です。
北海道神宮、運がよければエゾリスが見られるかも
北海道神宮はエゾリス遭遇率が非常に高いスポットですが、元旦は非常に人が多くてエゾリスもあまり姿を見せません。
今回は運よく1匹のエゾリスが近くまで来ていて見ることが出来ました。
エゾリスは基本的に朝方のため、午前中の方が遭遇出来る確率が高くなっています。
北海道神宮のどんと焼きは?古神札 収納所はあるの?
北海道神宮は例年1月14日にどんと焼きが行われます。時間は10時から13時くらいまでです。
初詣の時に古神札や破魔矢、御守を返納することが出来ます。
初詣の際は、先にお参りをしてからで、お参りの後に立ち寄って返納することになります。
北海道神宮 初詣の注意点は?
非常に寒いので厚着していくことと、非常に滑りやすいので防滑靴を履いていくことをおすすめします。またスリにも注意してください。
札幌の12月末から1月初旬の最高気温は例年0度くらいです。朝晩は氷点下5度以下になる日もあります。
そんな寒い中1時間以上も待つこともある北海道神宮の初詣ですから、防寒対策は必須です。特に底冷えするので足元もしっかりと防寒してください。
また何万人という人が北海道神宮へ参拝に訪れます。この時期札幌は雪が積もっているため、何万人もの人が通ったところは雪が踏み固められツルツルになっているところもあるため、靴は滑りにくい靴を履いてくるようにしてください。
そして、混雑しているところではスリの被害も発生するのは日本全国どこでも一緒ですから、ズボン・パンツのポケットに見えるように長財布を入れておくのはやめておきましょう。
もし旅行中でクレジットカードや現金が全部消えたら目もあてられませんから。
コメント この場所に行ったことがあるのなら是非感想を書いてくださいね。