小野幌神社(このっぽろじんじゃ)は、札幌市厚別区に鎮座する小さめの神社です。
札幌の中心地から北海道博物館や北海道開拓の村に向かう途中にあるので行きか帰りに立ち寄ってみるのにちょうど良い場所にあります。
小野幌神社の詳細とアクセス方法
- 住所:〒004-0004 北海道札幌市厚別区厚別東4条4丁目9-3
- 電話番号:なし(隣接した小野幌会館は、011-898-1835)
- スマホなら上記電話番号タップで電話出来ます
- 社務所受付時間(営業時間):社務所なし
- 御朱印:なし
- 例祭:3月31日・9月10日
- 新年祭:1月1日/どんと焼き1月15日
- 駐車場:なし
- マップコード:9 478 672*68 (駐車場入口に設定)
小野幌神社へのアクセス方法・行き方
小野幌神社へは車が便利です。
札幌の中心部からはおおむね40~50分くらいで到着します。
マップコード対応のカーナビの場合はマップコードを、マップコード非対応のカーナビの場合は電話番号か神社名、住所で検索してください。
小野幌神社の駐車場は隣にある小野幌会館と兼ねていますが、実際に駐車して良いか不明なので自己責任でお願いします。
公共交通機関の場合は、JR函館本線「森林公園駅」が最寄り駅です。徒歩15分くらい、距離にして約1kmです。
もう少し近くまで行きたい場合は、JR千歳線「新札幌駅」もしくは地下鉄東西線「新さっぽろ駅」からJR北海道バス「新29 野幌運動公園線」に乗車、「厚別東4条4丁目」バス停で下車です。
すぐ前が小野幌神社なのですが道路の反対側になり交通量が多い道路のため100メートル先の信号まで迂回することになり徒歩4~5分はかかります。
小野幌神社の由緒・御祭神・ご利益
明治初期に移住してきた人たちが小祠を建て郷里を忍び、心の拠り所にしていたのが始まりですが、確かな記録はありません。
その後1905年(明治38年・明治37年説もあり)、異なる場所に新しい神殿を建立し、誉田別命を祀ったのが創建とされています。この時は「小野幌八幡神社」という名称でした。
そして現在の敷地が寄附されたことにより1934年(昭和9年)に移転し、社殿が新築されます。
1949年(昭和24年)、近く(下野幌)にあった大沢神社(小野幌伏見神社・札幌伏見稲荷神社から分霊されて出来た神社)と合祀し、倉稲魂尊も祀られるようになり、神社名を小野幌神社とします。
なお「さっぽろ文庫39 札幌の寺社」によると1943年(昭和18年)に合併となっており、どちらが正しいのか現状分かりませんが、小野幌神社の由緒の方が一般的には正しいとされています。
1984年(昭和59年)に宗教法人「小野幌神社」として登録されています。
小野幌神社の御祭神
先述していますが、小野幌神社の御祭神は
- 誉田別命(ほむたわけのみこと)
- 倉稲魂尊(うかのみたまのみこと)
の2柱となっています。
小野幌神社のご利益
誉田別命の一般的なご利益は国家鎮護、殖産産業、家運隆昌、成功勝利、交通安全、悪病災難除け、子孫繁栄となっています。
倉稲魂尊は商売繁盛の守護神となっているので、商売繁盛にご利益がありそうです。
小野幌神社の境内の様子
小野幌神社は国道12号線(札幌江別通)に面しています。
国道から階段を上ったところに小野幌神社は鎮座しています。
黒い鳥居が目印です。左側に見えるのは由緒書です。
社号標は看板風になっています。
「わたしのあつべつ100」という厚別区が歴史的な建物や景観に対して選定した称号のプレートも鳥居の近くにおいてあります。
参道の横に「小野幌開基百年之碑」という石碑がありました。
なおこの百年之碑は当時の札幌市長であった板垣武四の書ということです。
板垣武四は1972年のオリンピック冬季札幌大会開催時及び札幌市が政令指定都市になった時の市長として有名です。
鳥居を抜けて参道から見た社殿です。
石灯籠が1対ありますが、手水舎や狛犬は置かれていません。
絵馬掛けはありました。年に数回しかかけられるチャンスはありません。例祭や初詣の時期のみ絵馬が販売されるので、その時に行くしか無さそうです。
社殿はそれほど大きくはありません。
社号額は縦書きで「小野幌神社」と描かれています。
賽銭箱は盗難防止を兼ねた蓋がついているタイプでした。
鈴もきちんとついています。
二拝二拍手一拝をしてお参りです。
社殿から振り返って見た参道です。
参道の途中にある三角屋根の中は隣の小野幌会館の駐車場へと繋がっています。
ただし参拝はできれば鳥居をくぐって行うのがおすすめですので行きだけでもここは通らず鳥居をくぐって参拝してくださいね。
なお御朱印は無い神社です。
小野幌神社では阿吽の獅子の木彫りに注目
小野幌神社には狛犬様は鎮座していませんが、本殿の鈴の後ろ側の上に取り付けられた阿吽の一対となる獅子の木彫像があるので、是非見てください。
狛犬と違いいつ建立されたかは分かりませんが、狛犬様の代わりにしっかりと参拝者を見ています。
小野幌神社の近くには、上野幌神社・下野幌八幡神社といった野幌という名前がつく神社があります。
以上、小野幌神社についてでした。
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