札幌駅の中心地に近い位置にある商業施設「サッポロファクトリー」の敷地内の片隅にひっそりと建っている神社があります。
「構内札幌神社」と呼ばれる神社です。
本来、札幌神社とは今の「北海道神宮」のことですが、会社・工場内に会社や工場の発展・安全のために、札幌神社(現 北海道神社)の祭神を勧請(神仏の分霊を請じ迎えること)して建てられた神社のことを構内札幌神社と言います。
サッポロファクトリーは元々は「大日本麦酒株式会社(現 サッポロビール)」の工場であり、会社の安全・発展を願い建立されました。
なお東区のサッポロビール園・サッポロビール博物館の敷地内にも「札幌神社」と呼ばれる神社がありますが共に「構内札幌神社」です。
東区の札幌神社の情報は下記記事をご覧ください。
構内札幌神社の詳細・アクセス方法
- 住所:〒060-0032 北海道札幌市中央区北2条東5丁目
- 電話番号:011-207-5000 (サッポロファクトリー代表)
- スマホなら上記電話番号タップで電話出来ます
- 御朱印:なし
- 営業時間:24時間
- 定休日:なし
- 入場料:なし
- 駐車場:サッポロファクトリーの駐車場あり(1時間まで無料)
- マップコード:9 524 512*18
構内札幌神社へのアクセス方法・行き方
構内札幌神社はサッポロファクトリーの敷地内にあります。
サッポロファクトリー自体は地下鉄東西線「バスセンター前駅」8番出口より徒歩3分ですが、サッポロファクトリーは広くバスセンター前駅の8番出口から3分で到着する場所からは、更に3~5分ほど歩く必要があります。
札幌駅からの場合、東急の裏側よりサッポロファクトリー行きのバスが出ているのでバスが便利です。
サッポロファクトリーのアトリウムと呼ばれる場所があります。上記の写真です。
この奥から外に出られるようになっており、外に出て左側に構内札幌神社があります。
構内札幌神社の由緒、御祭神とご利益
構内札幌神社の由緒・歴史
1912年(明治45年)6月7日に札幌神社(現 北海道神宮)に祭神を勧請し工場構内に祀ったのが始まりです。
その後、サッポロビール工場は閉鎖されましたが、商業施設として建てられたサッポロファクトリーの守護神として祀られています。
構内札幌神社の御祭神
構内札幌神社の御祭神を説明する際に北海道神宮と同じと説明しているところもありますが、異なります。
構内札幌神社の御祭神は
の3柱です。
北海道神宮は上記の3柱に加えて明治天皇も御祭神となっています。
構内札幌神社のご利益
御祭神である3柱は、開拓三神と言われいろいろとご利益があると言われています。
商売繁盛・招福、厄除け・金運・恋愛・交通安全・家内安全が代表的なご利益です。
ただし構内神社ということを考えると安全祈願・商売繁盛が主なご利益と考えられますね。
構内札幌神社の様子
構内札幌神社は商業施設の一角にあり、広くはありません。
鳥居が見えますが身長170cmの筆者がしゃがまないとくぐれないほどの低さです。
鳥居をくぐって中に入ると木製の灯籠が1対と社殿ではなく祠が1つあります。
手水鉢もありますが水は入っていません。
祠には賽銭箱も添えられています。
浄財と書かれた小さな賽銭箱です。
構内札幌神社に行こう!
札幌に観光で訪れた際、わざわざこの構内札幌神社だけを目当てに訪れる観光スポットでは正直なところ、ありません。
しかしサッポロファクトリーや構内神社のすぐ近くにある旧永山武四郎邸と合わせて行くと見どころのある場所です。
旧永山武四郎邸には雰囲気の良い和洋折衷のカフェもありランチやゆっくりと休みたい時にもおすすめです。
是非、札幌観光の時には訪れてくださいね。
以上、構内札幌神社(中央区)についてでした。
なお、札幌神社であった北海道神宮については下記記事をご覧ください。
コメント この場所に行ったことがあるのなら是非感想を書いてくださいね。