白石神社は札幌市白石区にある神社で敷地面積はそれほど大きくは無いものの北海道内で毎年ベスト10に入る初詣の参拝者が集まる人気の神社です。
初詣の参拝者数、北海道内で2位になったこともあります。
その理由は白石神社には様々な境内末社がありいろいろな神様がいて、いろいろなご利益があると信じられているからです。
札幌に来られた時は是非とも立ち寄って欲しい神社の1つです。
なお白石神社は「白石入植の地」として「さっぽろ・ふるさと文化百選」の遺跡の部のNo.062で選定されています。
白石神社の詳細とアクセス方法は?
- 住所:〒003-0027 北海道札幌市白石区本通14丁目北1-12
- 電話番号:011-861-2609
- スマホなら上記電話番号タップで電話出来ます
- 社務所受付時間(営業時間):9:00~16:00(出張祭事等で変更あり)
- 御朱印:いただけます
- 定休日:なし
- 入場料:なし
- 駐車場:あり(無料)
- マップコード:9 441 535*22 (駐車場入口に設定)
- 参考サイト:北海道神社庁白石神社
白石神社へのアクセス方法・行き方は?
白石神社へは車が便利です。地下鉄でも比較的便利です。
マップコード対応のカーナビの場合はマップコードで、マップコード非対応のカーナビの場合は神社名か電話番号で概ね検索が可能です。
公共交通機関は札幌駅前バス停(さっぽろ駅出口13番前)もしくは地下鉄東西線「白石駅」・「南郷7丁目駅」から中央バス「72 南郷線」に乗り「白石神社前」バス停で下車、そこから徒歩1~2分くらいです。
他にもありますが中央バス「72 南郷線」が一番便利です。
または、地下鉄東西線「南郷13丁目駅」から徒歩10分くらい、約700メートルの距離です。
3番出口から出てUターン気味に北方面へと向かって歩いていきます。
国道12号線との交差点に上記写真の建物があるので、目印となります。
白石神社の由緒、御祭神、ご利益
白石神社の由緒・歴史
1872年(明治5年)に白石村百番地を社地と定め、札幌神社(現 北海道神宮)が円山に移転した後、札幌神社の社殿を社地に移築して社殿として、開拓使であった岩村通俊が奈良県の「橿原神宮」より御分霊を奉斎して祀ったことに始まります。
ただし「札幌神社遙拝所」として当初は創建されています。
その後、社殿が改築されたり火災により社殿が消失したり再建したりと繰り返され現在に至ります。
- 1944年(昭和19年)境内の霊泉(湧水)の池に「白石竜宮神社」を建立
- 1977年(昭和52年)京都伏見稲荷大社より分霊され「白石伏見稲荷神社」を建立
上記以外にも境内末社として白石天神社・白石弁天神社があります。
白石神社の御祭神
白石神社の御祭神は神倭磐余毘古尊(かんやまといわれひこのみこと・神武天皇のこと)となっています。
白石竜宮神社は豊玉姫命(とよたまひめのみこと)が御祭神です。
白石伏見稲荷神社は稲荷神となります。
白石神社のご利益
白石神社自体のご利益は、神武天皇なので国家安泰、艱難克服が主なご利益になりますが、境内末社がいろいろとあり、縁結び、安産祈願、五穀豊穣、商売繁盛、産業興隆、家内安全、交通安全等、ほとんどのことにご利益がありそうです。
白石神社の境内の様子
大きく立派な鳥居の奥に白い社殿が見えます。
鳥居をくぐり中へ
右側にはなにか建物がありますが、どんと焼きで焼くものが納められる場所かと思います。
左側には大きく立派な社務所があります。
少し進むと右側に手水舎があります。
石を掘ったつくばい状の手水鉢が置かれ水が静かに注がれています。
柄杓には「白石神社」と書かれていました。
狛犬様は少しスリムな感じがしますが目がしっかりと彫られておりこちらをじっと見ています。
狛犬様の後ろに石灯籠があり更に奥に木製の灯籠がありました。
全体の配置は上記の写真の通りです。
社殿へと進みます。
冬でも除雪されていることが安心して行くことが出来ます。
遠方から見た時、社殿に社号額が無いと思っていましたが、白い幕の奥にありました。
縦書きで「白石神社」と描かれています。
神職の方が常駐している神社なので盗難の心配の無いので賽銭箱には蓋がされていません。
ただし冬は雪が入るのを防ぐためか、蓋が被せられます。
金色の鈴を鳴らし、二拝二拍手一拝をしてお参りです。
社殿から振り返って参道を見ます。松の木が多い境内です。
社務所の前には絵馬掛けやおみくじを結ぶところがあります。
白石神社の境内末社・摂社
白石神社には多くの境内末社・摂社があります。末社・摂社は白石神社の社殿の右側の森のようなところに点在しています。
末社・摂社には裏参道から入るとよくわかります。
こちらが裏参道と思われる入口です。鳥居と石灯籠がきちんとおかれています。
冬になると雪がつもり神秘的な光景となります。
なお白石神社の手水舎の横にも境内末社・摂社への入口があります。
社殿の右側にも末社・摂社のある森の中へ通じる階段があります。
裏参道から入ると石灯籠が並ぶ坂道及び階段を下っていきます。
途中いろいろな石碑がありそれぞれ祀られています。
森のようになっている末社・摂社がある場所の中央には池があり魚も泳いでいます。
冬になると池には氷もはって、雰囲気が全く変わります。
もちろん魚を釣ることは禁止です。
まずは裏参道を右側に進んでいってみましょう。
右側にそって歩いていくと門がありました。
雪がつもり、情緒ある日本の風景のようになります。
枝折門というようです。
その奥には階段があり社務所では無いけど神職の方が住んでいるかのような建物がありました。
再び池の方に戻ってみます。
白石弁天神社は縁結びのパワースポット
池の周りには末社・摂社が点在していますが最初に出てくるのが白石辨天神社(白石弁天神社)です。
冬になると紅白の景色に。
社号額には「白石辨天神社」と書かれていますが「弁天神社」と書いても問題ありません。
縁結び神と書かれており縁結びにご利益がある神社となっています。
白石弁天神社は池の島に建っており、橋を渡るのですがこの橋が怖いんですよ。
網目状の床で下の池が見えて更に少し揺れて落ちるのではないかと思います。
結ばれたい人と一緒に渡れば吊り橋効果で更に縁結びの効果が出そうですよ。
白石竜宮神社も恋愛パワースポット
白石弁天神社から戻り池の奥へと進みます。赤い鳥居があります。
こちらも冬には紅白の景色となり、朱色が更に鮮明に見えます。
鳥居の額には
- 白龍大神
- 八代龍王大神
- 三賓金神
と描かれています。
その奥に見えるのが白石竜宮神社です。
色石龍宮神社の御祭神は豊玉姫命(とよたまひめのみこと)です。
豊玉姫命は、水の神・聖母神・福の神・祈雨の神となっておりご利益は
子宝・子育て、安産守護、縁結び、農業・畜産・漁業、航海安全等にご利益があると言われています。ここも恋愛のパワースポットです。
白石竜宮神社の前には湧き水が出ており池へと注がれています。とても綺麗な湧き水です。
白石竜宮神社の横には洞穴がありその奥に赤い扉があります。この中に御神体が祀られているのかもしれませんね。
一旦来た道を少し戻ります。
白石伏見稲荷神社
少し戻ったところに白石伏見稲荷神社への橋があります。
白石竜宮神社の前を通っていくことも出来ますが、できれば橋は渡りたいところなので少し戻って橋を通り参拝しましょう。
鳥居の社号額には「白石伏見稲荷社」と描かれています。「白石伏見稲荷神社」とどっちが正しいのか、それとも適当で良いのか気になるところです。
そして祠があります。
稲荷神社なので五穀豊穣や商売繁盛、芸能での活躍等にご利益がありそうです。
白石天神社
白石伏見稲荷神社の隣にもう1つ祠があります。
恐らく白石天神社だと思うのですが何も書かれていないので定かではありません。
なおこの森の辺りは谷状になっており「神寄谷」というらしいです。
実際、公道から少し見える場所から覗き込むと谷のようになっています。
濃い緑と池、そしてとても静かな場所で、神聖な雰囲気が漂う落ち着ける場所となっていました。
白石神社の石碑
社殿の右横から末社・摂社へ行く方向とは逆に社殿の裏側に向かう道があります。
その道を進んでいくと3つの石碑が置かれています。
1つ目が「白石開村碑」と書かれた古く感じる石碑です。
横には「明治4年白石村開拓者」と書かれ人名が並ぶ石碑があります。
更に奥にもう1つの石碑がありました。
開村五十年記念碑と掘られています。
他にも境内にはいろいろな石碑が点在しておりどれだけの石碑があるのかよくわかりません。
下記の石碑もありました。
白石神社の御朱印と御守
白石神社では御朱印がいただけます。授与所に人がいれば授与所でお願いすればいただけます。
上記の写真が実際にいただいた御朱印です。
初穂料は決まってなくて「お気持ちをお納めください」と言われます。
札幌の神社の御朱印の初穂料の相場は300~500円なので、少なめならそれくらいを納めれば問題ないでしょう。
あくまでも気持ちの問題なので、気持ちで納めてくださいね。
御守も各種販売されています。
年末には縁起物も販売
年末に白石神社に行くと境内に縁起物(しめ縄等)を販売する出店もあります。
白石神社への初詣
白石神社は札幌で人気の初詣スポットです。
大晦日から元旦にかけてはかなり混雑します。参拝出来るまで20分くらいはかかります。
元旦の朝もかなり混雑していますが夕方くらいになると並ばずに参拝出来るようになるので、あまり並びたくないという方は夕方以降に行くのがおすすめです。
縁起物も数多く販売されています。
白石神社のどんと焼き
白石神社でもどんと焼きは実施されます。
例年1月1日から1月14日まで納めることが出来るので初詣の時に一緒に持っていくのが良いでしょう。
白石神社へ行こう!
見てもらった通り、白石神社はいろいろな神社がありいろいろなご利益がある神社です。
特に縁結びにもご利益がある神社です。
1つの神社で4つ5つの神社に行った気分にもなれます。
是非、札幌旅行で訪れてほしい観光スポットです。
以上、白石神社についてでした。
コメント この場所に行ったことがあるのなら是非感想を書いてくださいね。