厚別神社は厚別区ではなくお隣の清田区の高台にある神社です。
広い敷地にある神社ですが平日はあまり参拝者も多くなくとても静かな時間が流れています。時折、鳥のさえずりが心地よく、ついついゆっくりしてしまいそうな神社となっていました。
なお厚別区は「あつべつく」と読みますが「厚別神社」は「あしりべつじんじゃ」と読みます。これは厚別区を含むこの辺りを「あしりべつ」地域と以前は読んでいたことにも起因しています。
厚別神社へのアクセス方法と詳細
- 住所:〒004-0872 北海道札幌市清田区平岡2条1-3-1
- 電話番号:011-881-1930
- スマホなら上記電話番号タップで電話出来ます
- 社務所受付時間:不明(概ね9:00~17:00のようです)
- 定休日:無し
- 入場料:無し
- 駐車場:あり
- マップコード:9 293 652*12 (駐車場入口に設定)
- 参考サイト:厚別神社(北海道神社庁)
厚別神社へのアクセス方法・行き方
厚別神社の御祭神とご利益、由緒
厚別神社の御祭神とご利益
御祭神は
- 天照大神(あまてらす おおかみ)
- 大山祇神(おおやまつみ の かみ)
- 倉稲魂神(うがのみたま の かみ)
となっています。開拓や農業の神様で、転じて商売繁盛や五穀豊穣、仕事運についてのご利益となっています。
厚別神社の由緒・歴史
厚別神社の起源は1874年(明治7年)まで遡ります。
厚別に入植した長岡重治が自宅付近に小さな祠を造り崇拝していたのが始まりです。
1885年(明治18年)に社を建立し、1917年(大正6年)に今の場所に移築しています。
開拓使が始まり人が移住してきたのが明治2年(1869年)です。その5年後には厚別神社の前身が出来ていたことになります。
札幌の中では歴史ある神社です。
芦別神社の入口は2箇所
芦別神社は高台にある神社です。そのため参道が階段になっています。
結構急な階段で雪の日は少し怖く感じます。
車の場合、駐車場は高台にあるので車を降りた後は平坦な参道で拝殿まで行くことが出来ます。
少し階段がありますが正面から撮影するために回り込んでいます。通常はこの階段も上らずに駐車場から行くことが出来ます。
鳥居の置くに見えるのが拝殿です。
ただ、厚別神社の参道は階段が特徴的で出来れば遠回りですが車で来た時も一旦下まで降りて階段で向かうと雰囲気をよく感じられると思います。
駐車場側の鳥居の横には上記写真の石碑があります。「拓」と書かれた石碑で以前の札幌市長が寄贈したようです。
鳥居を超えてまっすぐ進めば拝殿が近づいてきます。
一方の階段からの参道は階段が苦手な人だとちょっと上りたくない・・・と思うような階段です。
一気に上がると息切れがするかもしれません。
厚別神社の階段横にある石碑
厚別神社の階段のところにある最初の鳥居と同じくらいの高さに石垣があります。
左右に石垣はありますが、左側には2つの石碑と祭儀の説明がありました。
1つ目が「厚別神社」と書かれた社号標
2つ目が「厚別神社 鎮座百年」と彫られた石碑です。
そして「祭儀執行」と書かれた案内板です。
そして階段の上に2つ目の鳥居があります。
石か瓦で出来ていると思われる社号額が取り付けられています。
厚別神社 境内の石碑
厚別神社の境内にも石碑がいくつかあります。代表的なものを紹介します。
忠魂碑と書かれた石碑です。
大正7年(1918年)に置かれたようです。
「清田会館の跡」と書かれた石碑
清田会館が何なのか分かりません。
「上相撲記念」と書かれた石碑です。
大正13年(1923年)に建てられた石碑です。
上相撲と書かれているのでここで特別な人が見る相撲大会が行われた記念なのかもしれません。
厚別神社は石灯籠が多い
厚別神社に行くと石灯籠が多いことに気がつくと思います。
石灯籠の多い神社は間隔を保って並べていることが多いのですが、ここは間隔と保つというよりは多めに設置してあるように思います。
階段の1番下にある石灯籠
階段の中程にある石灯籠
階段を上ったところにある石灯籠
境内にある石灯籠
これだけ石灯籠がありますが、実は厚別神社には狛犬様がいませんでした。
散々探しましたが見つけられなかったのでおそらくは無いと思います。
階段を上って振り返ると高台にあることがわかります。
厚別神社の手水舎
厚別神社の手水舎です。
ここの手水舎で面白いのが水が貯まるところが蹲(つくばい)になっていること。
大きな石をくり抜いて作ったものと思われます。
水の注ぎ口は定番の龍神様です。
なお冬季は凍結防止のためビニールシートをかぶせて使えないようになっています。
厚別神社の本殿と馬頭観世音
手水舎で口と手と心を清めた後はいよいよ本殿でお参りです。
左側には清田区の「清田ふるさと資産」のプレートがありました。
明治18年(1885年)に神社が建てられたと書かれています。
縦書きの社号額です。
鈴を鳴らし二拝二拍手一拝をしてお参りです。
中は綺麗に椅子が並んでいました。
本殿の手前には絵馬掛けやおみくじを結ぶところがありました。
願い事が叶うと良いですね。
本殿の右横に置くまで続く小路があり先に祠が見えます。
特に何も書かれていませんが、この祠の横に石碑がありました。
馬頭観世音と書かれています。
明治~大正の開拓期、馬は欠かせまんでした。
でも過酷な労働で亡くなる馬も多く、また農耕馬の疾病が流行ったこともありその供養で建てられたものです。
振り返ると厚別神社の奥宮まで見えていました。
厚別神社の御朱印と御守
社務所では御守り等が販売されています。
社務所で御朱印もいただけます。
上記の写真が実際にいただいた御朱印です。
初穂料(記帳代)は300円でした。
厚別神社に行こう!
静かな高台にある厚別神社、清田区役所のすぐ近くにあります。
公共交通機関でのアクセスは若干悪いものの、おすすめの神社です。
近くにいった時は是非、立ち寄ってくださいね。
以上、厚別神社についてでした。
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