北ノ沢神社は、札幌市南区にある神社です。
札幌の中心から見ると藻岩山の裏側に位置しています。
元々は八幡神社と呼ばれていましたが改称されて北ノ沢神社となっていますが、御祭神が少し変わっています。
北ノ沢神社の詳細とアクセス方法
- 住所:〒005-0832 北海道札幌市南区北ノ沢1739-10
- 電話番号:なし
- 営業時間:24時間
- 社務所:なし
- 御朱印:いただけません
- 例祭日:元旦・9月15日
- 定休日:なし
- 入場料:なし
- 駐車場:なし(若干の駐車スペースはあり)
- マップコード:9 307 646*51
- 参考サイト:北ノ沢神社(札幌市南区)
北ノ沢神社へのアクセス方法・行き方
北ノ沢神社へは車が便利ですが駐車場はありません。
北ノ沢神社の隣には公民館的な「北ノ澤会館」があり、利用者がいない時なら駐車は出来るようです。
札幌の中心部からなら概ね30分くらいで到着します。
公共交通機関の場合は、地下鉄南北線「真駒内駅」からじょうてつバス「南97」線のバスに乗り「北の沢会館前」バス停で下車、ほぼ目の前が北ノ沢神社です。
ただしバスの本数は日中のみで1時間に1本です。
北ノ沢神社の由緒・御祭神・ご利益
北ノ沢神社の由緒・歴史
北ノ沢神社の旧称は「八幡神社」です。
1907年(明治40年)、開拓者の丸藤米蔵氏が故郷の山形県から八幡神社の分霊を受け私有地内に奉祀したのが創始となっています。
1940年(昭和15年)、現在の場所に移転
1966年(昭和41年)、御神体が盗まれますが翌年1967年に再び御神体の分霊を受けています。
ただ旧称の「八幡神社」から「北ノ沢神社」にいつ変わったのかは不明です。
1986年発行の「札幌の寺社」という書籍の中では「八幡神社」で紹介されているので、1986年くらいから後に改称したと思うのですが、詳細はわかりません。
南区の北ノ沢神社があるエリアは藻岩地区は、川沿・北ノ沢・中ノ沢・南沢の4つに区分されていて、
他に同エリア内に白川神社・上山鼻神社がありますが、昭和17年に当時の神社庁から統合するように指示があり藻岩神社に統合されるようになりましたが、北ノ沢神社と札幌南沢神社は加わらず、そのまま単一の神社として現在に至ります(のちに加わった神社も再び統合から抜けています)。
北ノ沢神社の御祭神
北ノ沢神社の御祭神は、
- 足仲津彦命(たらしなかつひこのすめらみこと)
- 息長足姫命(おきながたらしひめのみこと)
と2柱となっています。
元々は八幡神社なので息長足姫命が御祭神になっているのは一般的ですが、足仲津彦命が御祭神になっているのは少し珍しいと言えます。
足仲津彦命は第14代仲哀天皇のことで日本武尊(ヤマトタケルノミコト)の第2子とされています。
息長足姫命は神功皇后のことで足仲津彦命の皇后です。
北ノ沢神社のご利益
八幡神と言えば一般的には誉田別命ですが、北ノ沢神社の御祭神である足仲津彦命は、誉田別命の父とされているので、同じ系統にあると言えます。
八幡神の一般的な御利益は国家鎮護、勝利成功、教育、学業祈願、商売繁盛、子孫繁栄等がありますが、北ノ沢神社の御祭神である足仲津彦命と息長足姫命は夫婦神です。
そこからご利益を考えると、安産祈願・子孫繁栄に特にご利益がありそうです。
北ノ沢神社の境内の様子
北ノ沢神社の敷地に入ると褐色の鳥居があります。
縦書きで「北ノ沢神社」と描かれています。
鳥居をくぐり左側を見ると手水鉢がありますが、カバーがかかっています。水道はついていません。
でもきちんと手水鉢のサイズに合せた社名入のカバーなんてあるんですね。それとも特別に作ってもらったのでしょうか。
鳥居の右側には土俵があります。
ゆるい坂道を上り社殿の前へ
大きくは無い、むしろ小さめの社殿です。
鳥居から社殿までの間に石灯籠や狛犬はありませんでした。また社殿には賽銭箱もありませんし、鈴もついていませんでした。
とてもシンプルな神社です。
鈴も賽銭箱もありませんが、そのまま二拝二拍手一拝をしてお参りです。
振り返ってみると坂道になっていることがよくわかります。
途中、壁になっているところの上には民家があるのですが犬がとても吠えていました。
普段、あまり人が来ないのかもしれませんね。
北ノ沢神社の建物は介護老人保健施設があり、やや市街地から離れていることが伺えます。
以上、北ノ沢神社についてでした。
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