定山渓神社は、札幌市南区の定山渓温泉街にある神社です。
普段は非常に静かな神社ですが毎年9月に行われる例祭では定山渓神社から出発するお神輿が温泉街を練り歩き多くの人で賑わいます。
定山渓温泉に行った時に是非立ち寄って欲しい神社です。
定山渓神社の詳細とアクセス方法
- 住所:〒061-2302 北海道札幌市南区定山渓温泉東3
- 電話番号:011-598-2012(定山渓観光協会)
- スマホなら上記電話番号タップで電話出来ます
- 御朱印:なし
- 営業時間:24時間(夜は非常に危険です)
- 定休日:なし
- 入場料:なし
- 駐車場:あり
- マップコード:708 755 521*82
- 参考サイト北海道神社庁 定山渓神社
定山渓神社へのアクセス方法・行き方
定山渓神社へは車が便利です。
神社の参道入口の両脇に駐車スペースがあるのですが定山渓神社の参拝で駐車して良いのかは不明です。
普段管理している定山渓観光協会のサイトでは定山渓温泉街の公共駐車場を利用してくださいと呼びかけているので公共駐車場を利用してください。
定山渓公共駐車場
- 住所:〒061-2302 北海道札幌市南区定山渓温泉東4丁目
- マップコード:708 755 330*28 (駐車場入口に設定)
なお公共駐車場から定山渓神社の参道入口までは徒歩5分くらい、距離にして400メートルほどです。
公共交通機関の場合、札幌駅もしくは地下鉄南北線真駒内駅から定山渓温泉行きもしくは豊平峡温泉行きのバスに乗り「定山渓神社前」バス停で下車、すぐ前が定山渓神社です。
定山渓神社の由緒・御祭神・ご利益
定山渓神社の由緒・歴史
定山渓神社の創建については諸説あります。
1905年(明治38年)に7人の入植者によって天照大神を奉祀したのが始まりという説が1つ目で一般的です。
北海道神社庁によると1911年(明治44年)に後述する5柱を奉祀したのが始まりとしており、これが2つ目の説です。
3つ目の説として、1918年(大正7年)に後述する5柱を奉祀したのが始まりとされています。
実際にはどれが正しいのかわかりませんが、1905年(明治38年)の時は天照大神を御祭神にしていますが現在は御祭神になっていないため異なるようにも思います。
それでも一番新しい起源としても100年以上経過しており歴史ある神社となっています。
ただ1950年(昭和25年)に定山渓温泉の礎を築いた美泉定山を美泉定山命(びせんじょうざんのみこと)として御祭神として加えています。
定山渓神社の御祭神
定山渓神社の御祭神は下記の6柱となっています。
- 大己貴神(おおなむちのかみ)=国造りの神、農業神、商業神、医療神、縁結びの神
- 少彦名神(すくなひこなのかみ)=穀物神、医療神、酒造の神、温泉神
- 大山祇神(おおやまつみのかみ)=山の神、山林建築の守護神
- 罔象女命(みつはのめのみこと)=水の神、井戸神、紙漉の神
- 金山彦神(かなやまひこのかみ)=鉱山の神、鍛冶の神、鉱物の神
- 美泉定山命(びせんじょうざんのみこと)=温泉の神?
定山渓神社のご利益
御祭神からいろいろとご利益がありそうですが、基本的には定山渓の発展と安全を願って作られた神社なので、商売繁盛、産業発展、五穀豊穣、温泉街の繁栄等にご利益がありそうです。
定山渓神社の境内の様子
定山渓神社は国道230号線に面しています。
国道230号線から見た参道が上記の写真です。少しばかりの階段を上り参道へ
大きな石碑の社号標には縦書きで「定山渓神社」と刻まれています。
鳥居の社号額にも縦書きで「定山渓神社」と描かれています。
鳥居も社号標もまだ新しく白く見えてとても神聖は雰囲気となっています。
鳥居をくぐり参道を進むと1対目の狛犬様がこちらを見ています。
目を見開いてこちらを見ています。
1対目の狛犬様に一礼をして進むと2対目の狛犬様とその奥に石灯籠、そして社殿があります。
最初の狛犬様に比べ少し丸みを帯びている狛犬様です。
2対目の狛犬様の奥右側には手水舎があります。
水がコンコンと注がれています。
注意書きがあり「飲料水ではありません」と書かれています。
定山渓神社の手水舎の水は近くの沢水を使っているので1年を通してずっと出ています。ただし保健所等の検査を受けたものでは無いので飲料水としては不適格ということになっていると思われます。
そして左右に2つずつ、2対の石灯籠を抜けると社殿です。
一般的な神明切妻造りの社殿です。
社殿にかかる社号額は縦書きで「定山渓神社」と描かれています。
社殿の前に賽銭箱は置かれておらず「お賽銭は◯の穴の中に入れて下さい」と書かれた張り紙があり、下に丸型の穴があるのでこの中にお賽銭を入れるようになっています。
鈴を鳴らし二拝二拍手一拝でお参りです。
社殿から振り返ると石灯籠と狛犬様が規則正しく並んでいるのがわかります。
社殿の奥にも鳥居が見えます。
参道入口にある鳥居よりは小さいものの黒く立派な鳥居です。
鳥居をくぐると2つ石段があります。
左側は小祠とその手前に狛犬様が1対鎮座しています。
狛犬様は小さいながらも凛々しい姿です。
小祠の扉は開いていたので中を見させていただきました。
「奉斎 大山祇神」と書かれた板があり恐らくこれが御神体かと思います。
大山祇神は定山渓神社の御祭神の1柱ですが別に小祠があって祀られているというのは少し珍しいと思います。
小祠の隣には「馬魂碑」と書かれています。
馬魂碑の後ろには「馬頭観世音」の石碑が2つありました。
どこか無くなった神社から移されたものかと思います。
北海道の神社には「馬魂碑」「馬頭観世音碑」はかなりあります。これは開拓期に馬はとても重要な労力であったのですが、その分亡くなる馬も多く、馬の供養や慰霊ということで石碑を建てることが多くありました。
定山渓温泉 雪灯路の会場となる定山渓神社
毎年「さっぽろ雪まつり」の前の週の水曜日から日曜日(さっぽろ雪まつりの前日)までの5日間、定山渓神社では「定山渓温泉 雪灯路」というイベントが行われます(概ね1月下旬から2月上旬)。
時間は18時から21時までの3時間です。
定山渓神社の境内に無数の雪や氷で作られた灯籠が置かれ幻想的な景色を見ることが出来るようになります。
電気ではなくロウソクの火なので光がゆらめき、それが雪とマッチしてとても綺麗な景色を作り上げます。
主に定山渓温泉に宿泊に来ている方に向けたものですが、札幌市内からも見に来る人も多くいて、定山渓の冬ならではのイベントです。
境内に向かう参道にも灯籠が作られ、雪国ならではの景色が見られるので、もし定山渓温泉にこの時期に行くことがあれば是非見にってくださいね。
定山渓神社に行こう!
定山渓温泉には多くの人が訪れます。
定山渓温泉に訪れた際は是非定山渓神社にも立ち寄ってくださいね。
温泉街からは少し外れますが、近くには美泉定山の木像を展示する定山寺もありますので、合わせてお参りしてみるのがおすすめです。
以上、定山渓神社についてでした。
コメント この場所に行ったことがあるのなら是非感想を書いてくださいね。