TEL（スマホOK）：011-373-0188
マップコード：230 304 508*76 
旧島松駅逓所（きゅう しままつ えきていしょ）は、北海道広島市にある国指定の史跡にもなっている名所です。
クラーク博士が残した名言「Boys,be ambitious」（少年よ、大志を抱け）は、ここで発した言葉だとされています。
また寒冷稲作発祥の地にもなっています。
旧島松駅逓所 の詳細・アクセス方法
- 住所：〒061-1265 北海道北広島市島松1−１
- 電話番号：011-373-0188
- スマホなら上記電話番号タップで電話出来ます
- 営業時間：10:00～17:00
- 定休日：月曜日（祝日の場合は翌火）・11月4日～翌4月27日（冬季閉鎖）
- 入場料：大人200円/小中学生100円
- 駐車場：あり（無料）
- マップコード：230 304 508*76
（駐車場入口に設定） - 公式サイト：旧島松駅逓所
旧島松駅逓所へのアクセス方法・行き方
旧島松駅逓所へは車が便利です。
道央自動車道「北広島IC」から千歳方面へ約8km・15分弱、「輪厚スマートIC」から千歳方面へ約5km・10分弱のところにあります。
カーナビにマップコードもしくは住所で検索してもらえればヒットします。
公共交通機関の場合、北海道中央バス札幌ターミナルから、千歳駅間の急行千歳線（里塚中央経由）乗車、「島松沢」バス停で下車、徒歩約10分・約650mとなっています。
「島松ゴルフ場」バス停からも距離はそれほど変わりませんが、道を渡る際に信号機がなく危険なためおすすめではありません。
旧島松駅逓所について・駅逓所とは
＊上記クリックで拡大
旧島松駅逓所は、聞き慣れない言葉だと思います。島松という場所にあった駅逓所という施設なので旧島松駅逓所となっていますが、駅逓所って何？と思うでしょう。
駅逓所とは、明治から昭和初期に北海道の交通の便が悪かった地域の交通補助機関として、宿泊・人馬継立（宿ごとに人馬をかえて送ること）・郵便などの業務を行うための施設（宿場）のことです。
同じような施設として通行屋と呼ばれたところもありました。
なお駅舎と説明しているところもありますが、この駅舎は今で言う「鉄道の駅の建物」という意味ではなく「宿駅（駅逓所）にあった建物」という意味で、鉄道の駅だった訳ではありません。
旧島松駅逓所の外観と内部の様子
上記の写真は旧島松駅逓所であり、写真の通り横に長い木造の建物です。
旧島松駅逓所への入口は天気が悪いと閉じられていますが天気が良いと開放されています。
中に入ると受付があるので入場料を支払い見学させてもらいます。
旧島松駅逓所の中に入って左側を見ると囲炉裏と土間があり、昔はここで一旦休んだと予想出来ます。
右を見ると土間と廊下が長く続いているのがわかります。
靴を脱いで中の見学へいきましょう。
旧島松駅逓所の中は非常に広く、畳敷きの部屋がいくつもあります。
昔はここで宿泊をしたのでしょう。
当時の資料もいろいろと展示されています。
気になる大きな写真の人物は「中山久蔵」です。
元々北海道は寒すぎて稲作には適さないと言われていた土地ですが、その北海道で稲作を成功させた寒地稲作の祖と呼ばれる人物です。
稲作で使われた種類は「赤毛種」と言われ、現在北海道でよく流通している「ゆめぴりか」も赤毛種の子孫にあたるお米です。
中山久蔵氏は赤毛種の種もみを無償で配布し北海道の稲作の基礎を作りました。
旧島松駅逓所の中には当時のトイレも復元されて展示されています。
時代を感じる建物の中をゆっくりと当時のことを想像しながら見学してみてはいかがでしょうか？
クラーク博士記念碑
旧島松駅逓所の横にはクラーク博士記念碑が建てられています。
「Boys be ambitious」（少年よ、大志を抱け）はクラーク博士がアメリカで帰国する際に見送りにきた学生に向けてここで残した言葉とされています。
クラーク博士記念碑にはクラーク博士の横顔のレリーフが取り付けられています。
そしてレリーフの下には名言「Boys be ambitious」（少年よ、大志を抱け）が刻まれています。
なおここ旧島松駅逓所では「青年よ、大志を抱け」と訳されています。
寒冷稲作ここに始まる碑
また旧島松駅逓所には「寒冷稲作ここに始まる碑」も残されています。
今でこそ、日本でも有数の米の生産地となった北海道ですが、ここで誕生したのかと思うと少し感慨深いものがあります。
ここで稲作が始まったことを記念して、水田址と赤毛種見本田が作られています。
旧島松駅逓所にある石碑や記念碑
他にも旧島松駅逓所にはいろいろな石碑や記念碑が残されています。
駅逓所の記念碑
門だけが残った場所
明治天皇行在所と書かれた石碑
御大禮記念碑と書かれた石碑
他にも石碑が数多く残されています。
特に派手な名所でも観光スポットでもありませんが、是非近くを通った時には立ち寄ってくださいね。
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