精進河畔公園は、札幌市豊平区にある自然豊かな精進川に沿って作られた公園です。
市街地の中にあるとは思えないくらい樹々が茂り小さいながらも滝まであり片道約900メートルの散策路は散歩にもおすすめです。
「さっぽろ・ふるさと文化百選」のNo.65に「平岸の開拓と精進川」の登録がありますが、精進川ってどんな川だったのだろう?と知るのには精進河畔公園がおすすめです。
精進河畔公園の詳細とアクセス方法
- 住所:〒062-0931 北海道札幌市豊平区平岸1条16丁目2 等
- 電話番号:011-851-1681 豊平区土木センター
- スマホなら上記電話番号タップで電話出来ます
- 営業時間:24時間(公園なので24時間入れますが夜は危険です)
- 定休日:なし
- 入場料:なし
- 駐車場:なし
- マップコード:9 373 199*70 (滝近くの入口に設定)
精進河畔公園へのアクセス方法・行き方
精進河畔公園には駐車場はなく、最寄りの有料駐車場もやや遠いため公共交通機関で行くことをおすすめします。
公共交通機関の場合
- 地下鉄南北線「澄川駅」から徒歩11~15分、距離にして約900メートル
- 地下鉄南北線「南平岸駅」から徒歩10~13分、距離にして約850メートル
となっていますが、精進河畔公園にある滝は澄川駅寄りなので行きは澄川駅から歩いていき、帰りは南平岸駅から帰るというのがおすすめです。
バスもありますがバス停から3~4分は歩かないといけないことや本数が少ないことを考えると地下鉄がおすすめです。
精進河畔公園の様子
精進河畔公園の澄川駅よりの入口です。
樹々がしげり、本当にここは公園の入口なの?登山道じゃないの?と思うかもしれませんが本当にここが精進河畔公園の入口です。
公園の中に入って歩いていくとすぐに上記写真のように精進川が流れています。
渓流のような様相で川が流れています。
そして小さいながらも滝があります。
撮影に行った日は台風の翌日で川の水は濁っていましたが、普段はとても澄んだ綺麗な川となっています。
近くに滝の説明がありましたが文字は色落ち、何かが貼られて剥がされた跡で読めなくなっていました。
先に進むと小路の横に精進川が流れ樹々が茂りとても雰囲気の良い散策路となっています。
以前の精進河畔公園内の精進川はコンクリートブロックで固められ、柵もありましたが、今は柵は取られ、ブロックも撤去され水辺に近づけて自然な小川の景観となるようにされています。
途中、階段があり上がって見ました。
道を挟んで芝生が多いなだらかな公園になっています。
コンビネーション遊具もあり近所の子供たちが元気に遊んでいました。
ここには小さいながらも野球場もあります。
再び階段を下りて散策路へ。この階段は「りんご橋」という名前で精進川の上にかかっています。
樹々がうっそうと茂り、樹々の合間から光がさしとても綺麗な自然の景色となっています。
途中、樹々の合間から藻岩山も見ることが出来ました。
川には鴨がいることも多くほのぼのとさせてくれます。
途中、公園の案内図がありました。散策路は端から端まで歩くと約900メートル、階段を上って遊具のあるところまで歩くと約1kmとなり散策にも良い距離です。
途中、木の橋のようなところがありました。
氷池跡ということで、昔はここで冬になるとリンゴ農家が氷を作り冬の間の貴重な収入源にしていたそうです。
芝生でゆっくり出来るスペースもあり休みの日にはお弁当を持ってピクニックで来るのにも良さそうです。
精進川についてとその歴史
札幌の「中の島」地区は、昔は豊平川の中洲でした。精進川は豊平川が昔流れていたかわ道の名残です。名前の由来は、アイヌ語の”オソ(ショ)ウシ”(川尻に滝があるの意)から”お精進川”→精進川になったという説と、豊平川の段丘崖に滝があるために鮭が遡上できなかった川なので”魚の住まない川”すなわち精進川となったという説などがあります。
と精進川の名前の由来が書かれています。
精進川は今は無き定山渓鉄道が出来る前までは定山渓等の山々から切り出した木材を運ぶために使われていました。
精進川を使って運ばれた木材は札幌の開拓で使われ札幌の発展に大きく貢献し、平岸地区の発展にも貢献してきました。
その結果として「さっぽろ・ふるさと文化百選」で「平岸の開拓と精進川」として選定されたのだと思われます。
平岸地区の開拓や歴史については下記の郷土資料館で詳しくしることが出来ます。
また精進川の近くをもう少し歩いてみたいということであれば「中の島かわら公園」から「豊中公園」に続く散策路もおすすめです。
詳しくは下記記事をご覧ください。
以上、精進河畔公園についてでした。
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