日本三大がっかり名所、3つの内1つは変化していますが残り2つは高知県の「はりまや橋」、そして「札幌市時計台」となっています。それだけに見てがっかりするくらいならわざわざ観に行かなくても良いのではないか?と考える人もいると思いますが、実際にはどうなのでしょうか?
答えは見て決めてください。で終わるとさすがに不親切過ぎますのでこれを書いている私の私見を交えながら説明していきます。
学生時代に見た札幌市時計台はがっかりだった
これを書いている私は道外出身者です。今は札幌市に住んでいますが学生時代は千葉県に住んでいました。卒業旅行で札幌観光に来た際、せっかくだから時計台を見ておこうと思い、時計台を見に行きました。その時の感想は「え?これだけ?」とまさにがっかりするものでした。
それから20年後、札幌に移り住んで見た時計台は「なんて歴史を感じさせる素晴らしい建物なんだ」に変わっていました。
つまり若い時に見てもただ古臭い建物に過ぎなかったものが年齢を重ねることで歴史を感じさせる素晴らしい建物だという見解に変わった訳です。
感受性や趣味、年齢で札幌時計台の価値は変わる
札幌市時計台は歴史的な価値もある建物ですが、歴史に興味が無ければ歴史的建物と言われても何も感じないでしょう。また歴史的な建造物に興味が無くてもやはり古臭い建物にしか見えないと言えます。
言い換えれば歴史に興味があり、歴史的建造物に興味がある人ならきっと札幌市時計台を見て、なんて素晴らしい建物だと感じることでしょう。
若い人でも歴史的な建造物に興味があったり歴史に興味がある人もいますが、40代50代に比べればまだその良さに気付け無い人が多いように思います。いろいろな経験を積み、いろいろな景色や建物を見た40代50代の人ならきっと見て後悔するような観光名所では無いと思います。
だから20代で観光名所の良さがよく分からないという方であれば札幌市時計台よりも同じ札幌市内の建物であれば北海道庁旧本庁舎や札幌市資料館の重厚なレンガ造りの建物を見た方が素晴らしいと感じるでしょう。
札幌市時計台の場所が悪いことも起因
また札幌市時計台のある場所は札幌市の中心部であり周りをビルに囲われ、窮屈な大自然が広がる北海道のイメージとはかけ離れています。更に2018年から時計台の裏側に出来た建物は札幌市内でも有数の高層ビルであり、より一層窮屈感を与えるようになってしまいました。これも札幌市時計台ががっかり名所たる所以になっているように思います。
迫りくるビルが美観を損ねてしまっているのが残念なところ。
もう少し空が開け、どの方向から時計台を見ても空と時計だけならもっとがっかり感は減っているでしょう。
札幌市時計台は中に入ってこそ良さも分かる
またがっかりしたという方は外から見て終わってしまったのでは無いかと予想します。
しかし時計台の良さは中に入って2階の演武場です。
入場料はかかりますが、それでも大人200円です。
平日であればあまり入場者も多くなく落ち着いて観ることが出来ます。
札幌市時計台を観に行こう!
結局、札幌市時計台は観るべき観光スポットかどうか?それは本当にあなた次第です。
歴史的建造物が好きな人なら是非立ち寄っていただきたいスポットです。個人的には多くの人に見てもらうたい観光スポットです。
コメント この場所に行ったことがあるのなら是非感想を書いてくださいね。