旧藪商事会社ビル(三誠ビル)は現存する鉄筋コンクリート造(RC造)としては札幌最古の建物で大正13年(1924年)に建てられています。
札幌景観資産及びさっぽろ・ふるさと文化百選にも選定されており近くを通った時には見ておきたい建物です。
旧藪商事会社ビル(三誠ビル)の詳細とアクセス方法
- 住所:〒060-0061 北海道札幌市中央区南1条西13丁目317-2
- 営業時間:概ね日中
- 定休日:ビルテナントによる
- 入場料:なし
- 駐車場:なし
- マップコード:9 491 451*23
旧藪商事会社ビル(三誠ビル)は通常の事務所ビルであるため、内部閲覧は可能ですが共有部分のみとなります。また各テナントへの見学はテナントの許可及び利用が必要です。
旧藪商事会社ビル(三誠ビル)へのアクセス方法・行き方
旧藪商事会社ビル(三誠ビル)へは地下鉄が便利です。
地下鉄東西線「西11丁目駅」2番出口から徒歩4~5分、距離にして約350メートルです。
もしくは札幌市電(路面電車)「中央区役所前駅」か「西15丁目駅」から徒歩3分ほどとなっています。
市電と同じ並びに旧藪商事会社ビル(三誠ビル)はあります。
昔懐かしさの残る札幌市電で行くのも面白いかもしれません。
旧藪商事会社ビル(三誠ビル)の外観の様子
少し前までは焦げ茶色のカラーでしたが、最近塗り直されグレーとなっています(2018年7月現在)。
札幌市電(路面電車)が前を走っていますが、昔からの札幌市電の車体と一緒に撮影すると昭和時代にタイムスリップしたかのように思える光景です。
正面右側から見たところ
正面左側から見たところ
どこにでもある古めかしいビルという印象を持つかもしれませんが、まさにその通りですが、大正に建った建物と思うと当時はすごく斬新だったと思いませんか?
入口は豪華な造りに感じられます。そして入口の右側を見ると
札幌景観資産のプレートが飾られています。
建築年:大正13年(1924年) 構造:鉄筋コンクリート造(RC造)
市内に現存するRC造の事務所ビルとしては最古の建物。柱と梁の構造を素直に表現したシンプルな外観ながら、北側の廻りの段々状の装飾や玄関上部のアーチなどに正面性を意識したささやかな装飾が見られる。通称西屯田通の北の始点的な場所にあり、地域のランドマーク的存在となっている。
と書かれています。
この説明の通り事務所ビルだけに派手な装飾は無いもののそれでも美しく見せようとするささやかな装飾がこのビルの特徴だと言える造りです。
中に入ると胸像があります。誰の胸像なのか分かりませんでしたが、このビルに関連した人だったのでしょうか。
中も至ってシンプルな造りです。
旧藪商事会社ビル(三誠ビル)は見るべき?
昔の建物が好きな人なら是非とも立ち寄って欲しいスポットではありますが、そうでも無い人だとつまらない場所かもしれません。
でも札幌市電に乗った時に意識して見てもらったり、近くを通った時には少し見てみようかな?と思ってもらえればと思います。
この近くには「札幌市資料館(国の登録有形文化財)」や「永井邸(札幌景観資産)」もありますので、合わせて見学してみるのもおすすめです。
以上、旧藪商事会社ビル(三誠ビル)についてでした。
コメント この場所に行ったことがあるのなら是非感想を書いてくださいね。