井頭龍神(いのがみりゅうじん)は札幌駅北口からほど近い偕楽園跡にある神社です。
神社のように賽銭箱や鳥居がある訳ではありませんが女性を中心に今なお信仰の場として地元の方が訪れる場所となっています。
井頭龍神の詳細・アクセス方法
- 住所:〒060-0807 北海道札幌市北区北7条西7丁目
- 電話番号:なし
- 社務所受付時間:社務所なし
- 定休日:なし
- 入場料:なし
- 駐車場:なし
- マップコード:9 521 834*51
井頭龍神へのアクセス方法・行き方
井頭龍神は札幌駅北口から徒歩10分弱、600メートルほどの距離です。
札幌駅から徒歩で向かうのがおすすめです。
偕楽園跡という公園の中にあります。
偕楽園跡については下記記事をご覧ください。細かい道順も掲載しています。
井頭龍神の歴史と御祭神
井頭龍神は偕楽園跡の片隅にひっそりと建っています。
かつて偕楽園にはメムと呼ばれる泉がありました。
明治天皇が北海道行幸の時にそこで手を洗われたことで「御膳水」と呼ばれるようになり、いつしか近隣住民の間で水神信仰が生まれていくことになります。
この水神信仰は主に料亭や水商売の女性の間に広がりを見せていきました。
そして1950年(昭和25年頃)に御膳水の近くに小さいながらもお宮を建てるまでに至ります。
しかし札幌という土地で老朽化も早くボロボロになっていき、建て替えるお金も無い状態の時に札幌祭りで遣った山車みこしの屋根を龍神さんのお宮に使おう!と誰かがいったことで使われるようになり、その神輿は今も建て替えられた社の中に納められているそうです。
つまり元々の御祭神は泉ということになり、こういう自然派生となった信仰が札幌にも残っていることになります。
なお現在は宮司を近くの札幌諏訪神社にお願いして例祭を行っているそうです。
社の前には「井頭龍神」と書かれた社号標が置かれており、水やお酒、花などが自然と添えられるようになっています。
一時期は町内に住む日蓮宗のお坊さんに宮司を任せていた時代もあったそうで、おおらかな仏神混合の文化となっていたようです。
例祭は毎年8月19日に行われているそうです。
以上、井頭龍神についてでした。
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