北海道大学は全国の大学の中でもトップクラスに観光客が多い観光スポットですが、その中でも人気なのが「北海道大学総合博物館」です。
大人から子供まで楽しめる博物館となっています。
また北大の受験を考えている高校生にも実際、どんなことが学べるのかどんなことを研究しているのか知ることが出来る場所にもなっています。
この記事では北大総合博物館の見どころを中心に写真多めに紹介していきます。
北海道大学内にあるため、勝手にキャンパス内に入っても良いのかな?と思っているかもしれませんが、札幌の北海道大学はいつでも誰でもキャンパス内に入っても大丈夫です。
近隣の人の散歩・犬の散歩コース・ジョギングコースになっています。
ただし大学の試験日等、一部入れない期間が年間数日あります。
北海道大学総合博物館へのアクセス・観覧時間・入場料
- 住所:〒060-0810 北海道札幌市北区北10条西8丁目
- 電話番号:011-706-2658
- スマホなら上記電話番号タップで電話出来ます
- 営業時間:10:00~17:00(6~10月のみ21時まで)
- 定休日:月曜日(祝日の場合は翌火曜日休館)
- 特定休日:9/9, 12/28~1/4, 1/19〜20, 2/25, 3/12
- 特定休日は主に大学入試試験日
- 入場料:無料
- 駐車場:無し(近隣有料駐車場あり)
- マップコード:9 551 375*02
- 公式サイト
北海道総合博物館へのアクセスと駐車場
北海道大学の最寄駅は札幌駅が一般的です。
しかし広大な広さを持つ北海道大学は行く場所によっては地下鉄駅「北12条駅」「北18条駅」を利用した方が近い場合もあります。
北海道大学総合博物館の場合、最寄駅は地下鉄南北線「北12条駅」が最寄りですが、札幌駅とそれほど変わりがありません。
- 北12条駅から:約650メートル・徒歩8分
- JR札幌駅北口から:約1000メートル・徒歩12分
となっています。
初めて北海道大学に行くのなら北大の正門から入り、入口にある売店&カフェ「エルムの森」で北大キャンパスガイドマップをもらい(無料でもらえます)、正門近くの古河記念講堂等の「国の有形登録文化財」を見てから北大総合博物館に行く方がおすすめなので、初めての場合は是非札幌駅から正門を通って行くようにしてください。
正門から北大総合博物館までは約600メートル・徒歩7分ほどです。降雪機は10分くらいかかります。
北海道大学には観光者用の駐車場は無いため車で行く場合は、札幌駅北口近隣の駐車場を利用することになります。
この辺りの一般的な有料駐車場は30分/200円 となっています。なお土日は満車で駐車出来ないことが多々あるので土日の場合は早めに出向くようにしてください。
なお北海道大学総合博物館の管理している札幌農学校第2農場については観覧時間等が異なります。詳しくは下記記事をご覧ください。
北海道大学総合博物館の概要
北海道大学総合博物館は1999年に出来た登場間もない博物館です。
1966年に札幌キャンパス内に総合博物館の設置が検討されはじめ30年による構想の上、1999年に文部省より設置が認められ開館となりました。
北海道大学の前身である札幌農学校開校以来140年以上に渡る研究成果や学術標本を良好な状態で集約・管理・学内外に情報を発信することを目的としています。
北海道大学総合博物館の建物
建物は旧理学部の校舎が利用されており、1929年に完成した建物です。
階段等の一部場所では当時のままの木製の床がありコンクリート等で作られた現在の建物とは異なる質感を体験出来る場所になっています。
80年以上が経過した建物で重厚感のある作りです。
3階建てで一部は授業・講義等でも使われています。
中に入ると風除室があり、奥には重厚な感じのする木枠のドアがあります。
中に入るとインフォメーションがあり、不在の時もありますが概ね人がいて、案内をしてくれます。
注目して見て欲しいところは、3階の建物中央部分
大理石を一部使った柱は今では中々見かけない歴史を感じさせる作りを演出しています。
中央の階段は一般人は利用出来ませんが見ることが出来ます。
天井もお見逃し無く!白いドーム状の天井は白く綺麗な曲線を描いています。
階段の手摺部分は木製でなめらかな優しい触り心地です。
いろいろなものが所狭しと展示され、子供から大人まで楽しめるようになっています。
北大受験希望なら何を学べるか何が出来るか知ることも出来る
北大総合博物館はいろいろな展示がされていますが、北大を受験したいと思っている人なら見ておいて損は無いところです。
北大にはいろいろな学部がありますが、どの学部がどんな研究、どんな勉強をしているかも展示されているので、入学前に自分が行いたいことが出来るのかある程度は知ることが出来ます。
法学部とか教育学部とかどんな勉強が出来るのか展示されています。
理系の学部においては今までどんな研究をしてきたのか分かりやすく説明されています。
学部単位の展示コーナーもあり、獣医学部では様々な標本も展示されていました。
北大総合博物館 医学標本の世界・ムラージュの展示
子供にはあまり見せない方が良いかもしれない展示コーナーは医学標本の世界
解剖学的ロウ製皮膚病模型のムラージュを展示してあるところです。
写真は凍傷を再現したもの。
いろいろな皮膚病関連の模型があります。
大人の人でもあまり見たくないものかもしれませんのお子さんと一緒に行く時は注意してください。
北大総合博物館 恐竜の骨格見本や化石の展示
恐竜の骨格見本や化石の展示もあり、男の子ならきっと楽しんで見ることが出来るコーナーもあります。
素人目にはどれが化石でどれが複製された標本骨格かは分かりませんが、それが恐竜を表していることは子供でも分かる大きな展示物が並んでいます。
このワニの先祖の生き物の化石はとても大きく迫力がありました。
昔はこんな生物が地球上にいたと知ることが出来ます。
この場所ではありませんが、マンモスのほぼ原寸大の見本模型もありました。
日本でのマンモスの南限は北海道であり、北海道ではマンモスの化石が出土しています。
北大総合博物館 熊の剥製はいくつある?
北大総合博物館を見ていて気づくことの1つに熊の剥製があちこちに置かれていることがあります。
白熊は分かりやすくていいですね。
ナマケグマという熊です。
こちらはヒグマ
上記で紹介した以外にもいくつか展示されています。
思いもしないところにいたりするので熊の剥製を探してみてください。
他にも博物館らしく鉱物の展示があったり、子供も体験出来る展示物があったりと楽しむことが出来ます。
いろいろな顕微鏡があったり
古いタイプライターからパソコンまでの流れを見たりすることも。
博物館は校舎にもなっているので校舎部分は一般人は立ち入ることは出来ません。
北大総合博物館ミュージアムカフェ「ぽらす」とミュージアムショップ「ぽとろ」
北大総合博物館の中にはミュージアムカフェ「ぽらす」とミュージアムショップ「ぽとろ」があります。
1階入口の順路とは逆方向にあります。
ミュージアムカフェ「ぽらす」
カフェ「ぽらす」は軽食も出来るゆったりした感じのカフェです。
見学で疲れた後に一休みするのにも便利です。
支払いは現金のみとなります。
今回いただいたのは西興部村の牛乳を使ったソフトクリーム(400円)。
ミュージアムショップ「ぽとろ」
牛乳の旨味がとても引き出されているソフトクリームでおすすめです。
いただく場所はカウンターの前の席か「ぽらす」の隣の部屋か斜め向かいの部屋でも可能です。
北海道のお土産を購入することも出来ます。
ミュージアムショップ「ぽとろ」
ぽらすの前にあるのがミュージアムショップ「ぽとろ」です。
北海道大学総合博物館へ行こう!
札幌駅からもアクセスの良い北海道博物館、
札幌観光で是非、立ち寄ってください。博物館だけではなく他にも多くの見どころがあります。
北海道が舞台の映画「探偵はBARにいる3」で使われた机も展示されていました(展示から外される場合もあります)。
冬場でも見学出来ます。
ただし雪が多く非常に滑りやすくなっているので気をつけてください。
冬に撮影に行った時も10分の間に滑って転んでいる人を2人も見ました。
札幌市内の道だと滑り止め用の砂が巻かれているのですが北大内はあまり巻かれておらず非常に滑りやすくなっているので冬場に行く時は防滑靴でもかなり慎重に歩くことが必要です。
それでも北海道の歴史や農業の流れを知る上で非常に面白い展示品も多くなっています。
またせっかく札幌に来たのに雨で予定していた場所に行くのをやめたという場合でも北大総合博物館なら雨でも安心。
室内なので展示品を見て楽しむことが出来ます。雨で行く予定のところに行けない場合にも良いのではないでしょうか?
是非、北大総合博物館に行ってくださいね!
以上、北大総合博物館についてでした。
コメント この場所に行ったことがあるのなら是非感想を書いてくださいね。