札幌市手稲記念館は手稲町(手稲村)の開基100周年を記念して作られる予定でしたが札幌市に編入されたため札幌市と手稲町の合併記念として出来た郷土資料館です。
手稲町・手稲エリアの歴史を知ることが出来る観光スポットです。
手稲記念館の詳細とアクセス方法
- 住所:〒063-0062 北海道札幌市西区西町南21丁目3-10
- 電話番号:011-661-1017
- スマホなら上記電話番号タップで電話出来ます
- 開館時間:9:00~17:00
- 定休日:火・木・日・祝日及び年末年始
- 入場料:無料
- 駐車場:なし
- マップコード:9 573 878*24
- 関連サイト:手稲記念館(札幌市)
手稲記念館へのアクセス方法・行き方
手稲記念館へは地下鉄が便利です。
地下鉄東西線「宮の沢駅」5番出口から徒歩8~10分・距離にして約550メートルです。
雨の日は「白い恋人パーク」へ向かうのと同じように「ちえりあ」の中を通って「ちえりあ」を出たところで「白い恋人パーク」とは反対側に進み交差点を右折するのがおすすめです。
車の場合、駐車場が無いことにはなっていますが車を停められるスペースはありますので短時間の見学なら(自己責任且つ記念館の方に声をかけた上で)使うことも出来ます。
手稲記念館の外観と石碑
宮の沢駅から歩いて手稲記念館に来るとただのコンクリートの古臭い建物に見えるかと思いますが、上記写真の右側に進んでみてください。
赤い屋根が1階部分まであり、とても特徴的な建物であることがわかります。
手稲記念館2つの石碑
手稲記念館の敷地内に入ると左右にそれぞれ石碑が置かれています。
1つが大きな台座に乗った記念碑です。
木々が前にありよく見えませんが隣に石碑の説明があります。
「上手稲開村記念碑」と説明されています。
上手稲に集団移住した先人たちの苦心と開村の事情を校正に伝えるために作られたと書かれています。
「手稲開基百年記念碑」と書かれています。
手稲開基百周年記念碑は先人先達に感謝を込めて作られたとのことです。
手稲記念館の展示内容と館内の様子
受付を行い、館内へ
あまり人は来ないようで普段電気は消されており、受付の方が電気をつけてくれます。
「記念館案内図」と「この記念館について」というパネルがあり手稲記念館の資料として何があるか説明されています。
手稲記念館の中に入ると年輪標本というものが最初に展示されています。
推定樹齢330年のクロエゾマツです。
続いて開拓前の手稲というテーマで展示が行われています。
シカの大きな見本
鉱物の見本が展示されています。
面白いのがこちら
バッタ塚の土とのこと
今ではほぼ日本国内では見られませんが、明治時代の北海道では度々蝗害が発生しており、蝗害時に大量に発生したバッタとバッタの卵を埋めた地層の土ということです。
蝗害とはバッタ等の昆虫が大量発生して農作物等を食べつくすことです。
続いてのテーマは「手稲の自然」となっており、鳥やクマ等の標本が飾られています。
「手稲の自然」の次が「手稲の開拓」というテーマです。
手稲開拓時代の道具や開拓に貢献した人の写真が展示されています。
明治・大正時代に使われていたいろいろな道具が展示されています。
続いて「手稲の産業と農業行政」というテーマで展示が行われています。パネル展示がメインで「農業行政の返還」「産業の返還」「土地の利用」「農業生産」「農村の経済」という内容をパネルで説明しています。
次に「手稲の教育行政」についてのコーナーが同じようにパネルで説明されています。
その次に「手稲の行政」が説明されています。
最後に「通信・交通・文化・スポーツ」についての展示がありました。
手稲鉄道の歩みやスポーツに関する資料を見ることが出来ます。
他にもいろいろなものが所狭しと展示されています。
大きな金庫
説明を読まないと分からないものも多数ありました。
手稲遺跡から出土したものも展示されています。
建物内の特徴として窓ガラスがステンドグラスになっていました。
手稲記念館には行くべき?
札幌観光に北海道外から来た場合、手稲記念館に行くべきか?と聞かれたら、よほど手稲の歴史に興味が無い限りわざわざ来なくても良いかな?と正直なところ思います。
でも歴史が好きで札幌の細かい歴史的な資料を見てみたいということであれば面白い場所だと思います。
実際にパネルとか見て読んで1時間以上は滞在していました。
また地元の方で来たことが無いということであれば自分たちの歴史を知るために1度は来ても良いのではないでしょうか?
以上、手稲記念館についてでした。
コメント この場所に行ったことがあるのなら是非感想を書いてくださいね。