琴似神社は縁結びや学業にご利益がある神社として人気のパワースポットとなっています。
毎年5月と9月にお祭りも行われ多くの人が訪れます。
また琴似神社で飼われている白い犬に触ると子宝に恵まれると話題になりました(今は引退して触れません)。
そんな琴似神社の様子や行き方を写真多めに解説していきます。
琴似神社へのアクセス方法・詳細
- 住所:〒063-0811 北海道札幌市西区琴似1条7丁目1-30
- 電話番号:011-621-5544
- スマホなら上記電話番号タップで電話出来ます
- 社務所受付時間:夏季9:00~17:00 冬期9:00~16:30(概ねの時間です)
- 定休日:無し
- 入場料:無し
- 駐車場:あり(参拝者専用)
- マップコード:9 546 439*61
- 参考サイト:北海道神社庁琴似神社
*拝殿での参拝は夏季17時まで、冬季16時30分くらいまでとなっています。
琴似神社へのアクセス方法・行き方
琴似神社の最寄り駅は地下鉄東西線「琴似駅」です。
地下鉄「琴似駅」から徒歩約5分・350メートルほどの距離です。
なおJR線にも「琴似駅」がありますがJR線の琴似駅からだと徒歩約15分・1キロほどの距離があるので間違えないようにしてください。
地下鉄東西線「琴似駅」では電車を降りたら西出口もしくは中央出口から出てください。
最寄りの改札は1番出口です。
しかし4番出口にはエスカレーターもあるので楽したい!ということであれば4番出口から出るのがおすすめです。
4番出口を出て、交差点へ
交差点に立つと上記の景色が見えますので上記写真の中央の道をそのまま進んでください。
なお上記の場所から右側を見るとイオンが見えます。
ここから歩いて5分ほどで到着します。
そして琴似神社に到着、左の門が駐車場入口で右が鳥居です。
琴似神社の御祭神と由緒、ご利益
琴似神社の左側にあるのが駐車場の入口となる門です。
右側に鳥居がありますので、右側の鳥居から入るのが一般的です。
冬になると雪がつもり、また違った雰囲気になります。
鳥居の横には由緒が書かれています。
琴似神社の御祭神とご利益
琴似神社の御祭神は下記の通りです。
- 天照大御神(あまてらすおおみかみ)
- 豊受大神(とようけのおおかみ)
- 大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)
- 武早智雄神(たけはやちおのかみ)
- 土津霊神(はにつれいしん)
境内末社の御祭神は下記の通りです。
- 安全神社:御祭神は天御中主大神(あめのみなかぬしのおおかみ)
- 報徳神社:大国魂神(おおくにたまのかみ)
- 御門山琴似天満宮:菅原大神(すがわらおおかみ)=菅原道真
琴似神社のご利益
御祭神は8柱以上いるのですからほとんどのことにご利益がある神社となっています。
中でも大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)は縁結びの神様となっており最近は縁結び・恋愛成就を願ってくる方が多くなっています。
また、天満宮と言えば菅原大神(すがわらおおかみ)で学業成就・合格祈願で有名な通り合格祈願で訪れる人も多くいます。
琴似神社の由緒
琴似神社の由緒は、1870年にさかのぼります。
入植した屯田兵がこの辺りで第十四代亘理領主伊達邦成の刀や陣羽織、直筆の掛け軸等を奉納され、社宝としたことが始まりです。
- 1875年(明治8年)に武早神社として創建
- 1897年(明治30年)に琴似神社に改称
- 1911年(明治44年)に札幌神社(現 北海道神宮)から大国主大神の分霊を授かる
- 1915年(大正4年)に村社になり、現在地に移転する
- 1968年(昭和43年)に伊勢神宮より天照大御神と豊受大神の分霊を授かる
1968年の伊勢神宮の分霊は北海道命名100年を機に行われています。なお「さっぽろ文庫39 札幌の寺社」を参考にしていますが、さっぽろ文庫では1968年ではなく1958年(昭和33年)としていますが、それだと北海道命名90年になってしまうため、誤植であり恐らくは1968年が正しい情報であると思います。
琴似神社の参道と狛犬様
鳥居を抜けて境内の参道へ
冬の参道は雪がつもり、札幌らしい風景になります。
すぐに左右に狛犬様が現れます。
琴似神社 最初の狛犬様
ちょっと笑みを浮かべたような、意外と可愛らしい顔の狛犬様です。
なおもう1対奥に狛犬様がいます。
冬の参道は雪がつもり滑りやすいので注意してください。
琴似神社 演舞場と琴似屯田 授産場趾
右側の狛犬様の後ろは少し開けていてそこに演舞場があります。
演舞場の左側には「琴似屯田 授産場趾」があります。
子孫繁栄を願い建てられて石碑ということです。
少し進むと左右に立派な灯籠が置かれています。
石灯籠が多い札幌の神社では少し珍しいかもしれません。
琴似兵村五十年記念塔跡
左側の灯籠の奥には「琴似兵村五十年記念塔跡」があります。
残念なことに老朽化のため解体撤去されていますが、琴似神社の前にある「屯田の森」の中に「琴似屯田兵顕彰碑」として石碑が建てられています。
上記が琴似の森にある琴似屯田兵顕彰碑です。琴似神社の目の前の広場にあります。
琴似神社の中に戻ります。
琴似神社 手水舎
灯籠の先の左側に手水舎があります。
きちんとここで手と口、そして心も清めてから先へ進みましょう。
手水舎の龍の水の出口は鉄板ですね。
冬になると簾がかかり中が見えなくなります。
冬の間は手水舎の手水を止めています。凍結してしまうためです。
反対側を見ると石が水路のように置かれ、その奥に石蔵がありました。
戸の部分が凄く反射しています。
琴似神社 二ノ鳥居
手水舎の先には琴似神社 二ノ鳥居があります。
入口のところの鳥居よりも少し小さい鳥居です。その横に石碑がありました。
平成天皇の即位の石碑のようです。「御大典記念」と小さい石碑には書かれています。
琴似神社 境内末社 安全神社
二ノ鳥居をくぐると右側に琴似神社の境内末社である「安全神社」があります。
安全神社の御祭神は天御中主大神(あめのみなかぬしのおおかみ)
日本神話では最初に出現した神とされており、宇宙根源の神ともされています。
そんな神様に安全についてお願いすればきっとご利益があるでしょう!
社号額の「安全神社」
冬になると、どんと焼きの古札等はここで集めています。
琴似神社 門前の狛犬様
琴似神社は参道を歩いてくるとりっぱな門があります。
その門の左右に2組目の狛犬様が鎮座しています。
右側(スマホの場合、下の写真)の狛犬様は木で少し見えない部分もあり、門の脇にあるため気が付かない人もいるようですが、きちんと狛犬様にも一礼をしましょう。
冬になると時折雪が積もって寒そうに見えてしまう狛犬様です。
琴似神社の門の中へ 拝殿・本殿
門をくぐり中へ
正面に琴似神社の拝殿があります。
冬になると全く違う景色になります。
左側に御門山琴似天満宮
右側に報徳神社があります。
拝殿の前には木があるため正面からだとどうしても拝殿の一部が隠れてしまっています。
シャイな神様がいるからでしょうか?
横から見る琴似神社拝殿
冬場は雪かきされた雪の山が両脇に並びます。
社号額には縦書きで「琴似神社」と書かれています。
しっかりと挨拶をして祈願してくださいね。
琴似神社 境内末社 御門山琴似天満宮
琴似神社の境内末社である御門山琴似天満宮
御祭神は菅原道真です。
きちんと撫牛もいます。
撫牛を撫でながらお願いをすると願い事が叶うとも言われています。特に学問の神様である菅原道真が御祭神ですから合格祈願にはきっとご利益があるでしょう。
春は梅が前に咲いて綺麗ですよ。
冬は雪がつもりまた異なる雰囲気となります。
琴似神社 境内末社 報徳神社
天満宮の反対側には琴似神社の境内末社の1つ報徳神社があります。
冬になると安全のためすぐ前まではいけなくなります。
ほうとくじんじゃと読みます。
報徳神社は琴似神社の前身となっている「武早神社」であり、琴似神社最初の社殿です。
琴似の屯田兵240柱を祀っているそうです。
琴似神社 琴似屯田兵屋
琴似神社の拝殿と報徳神社の間に入口があります。
そこには琴似屯田兵屋 入口と書かれた看板
入口をくぐってみると「琴似屯田兵屋」があります。
琴似が琴似兵村だった頃に兵屋として使われたという建物・遺構です。
当時の屯田兵の生活を知る上でとても重要な文化財として保存されており、誰でも無料で見学出来るようになっています。
この建物は北海道指定有形文化財となっています。
- 見学可能時間:9:00~16:00
- 休館日:11月~5月初旬
ですので冬期は見ることが出来ません。
琴似神社の御朱印と御守
琴似神社の御朱印は琴似神社の社務所にていただけます。
年末年始は混み合います。
もちろんおみくじも置かれています。
御守は各種取り揃えられています。
御朱印をお願いすると中でお待ちくださいと中に案内していただきベンチに腰掛けて待たせてもらいます。
上記の写真が実際にいただいた御朱印です。
初穂料は300円です。
琴似神社ではオリジナルの御朱印帳も販売しています。
価格は1500円(御朱印代込)です。
琴似神社 3組目の狛犬様
琴似神社には実は3組目の狛犬様がいます。
一般の参拝者が入れないところにあり、遠くからしか見ることが出来ません。
また正面から見ることが出来ないので左側の狛犬様は後ろ姿のみです。
どこに3組目の狛犬様がいるか、それはご自身で探してみてくださいね。
琴似神社に行こう!
琴似神社は札幌中心部からも地下鉄で簡単にアクセス出来る神社です。
パワースポットや御朱印帳巡りをされている方ならきっと気に入られる観光スポットだと思います。
是非、札幌に来られた時は立ち寄ってくださいね。
以上、琴似神社についてでした。
コメント この場所に行ったことがあるのなら是非感想を書いてくださいね。