滝野神社は札幌市南区にある「滝野すずらん丘陵公園」の近くの森の中にある神社です。
森の中に鎮座する社殿への参道は苔が生え少し不思議な感じがする神社となっています。
滝野神社の詳細とアクセス方法
- 住所:〒005-0862 北海道札幌市南区滝野
- 電話番号:なし
- 社務所運営時間:社務所なし
- 定休日:なし
- 入場料:なし
- 駐車場:あり(駐車場というよりは駐車スペース)
- マップコード:9 014 025*60 (駐車スペース入口に設定)
滝野神社へのアクセス方法・行き方
滝野神社へは車が便利です。
札幌市中心部からなら概ね40~50分くらいで到着します。
マップコード対応のカーナビであればマップコードを入力してもらえれば到着します。
マップコードに対応していない場合は「国営滝野すずらん丘陵公園」を設定して下さい。
南区側から来る場合(札幌市中心部から設定すると南区側から来ることになります)、滝野すずらん丘陵公園の手前約1.5kmくらいから右前方を見ていて上記の看板が見えたあたりが、滝野神社です。
公共交通機関で来る場合は、地下鉄南北線「真駒内駅」から滝野すずらん丘陵公園駅のバスに乗り「厚別の滝」バス停で下車、そこから徒歩2~3分です。
滝野神社の由緒と御祭神とご利益
滝野神社の由緒・歴史
滝野神社は以前は器械場神社と呼ばれていました。
というのもこの辺りは以前「アシリベツ山器械場」と呼ばれていました。器械場という名前になっていた理由は明治初期、木材の需要が高まり官営(今で言う国営)の水車器械場を設置したことに起因します。
1889年(明治22年)頃までは器械場は木材需要で活気を見せていましたが1890年(明治23年)に閉鎖されることになります。
そして空白の10年間が過ぎ1900年(明治33年)に再び農地開拓で50戸が入植しました。
その50戸で不動明王を奉祀して器械場神社としていましたが1909年(明治42年)に今の場所に移転して新たに祠を造営し、豊平神社の遙拝所であった関係から同じ御祭神(2柱のみ)を祭り滝野神社となりました。
滝野神社の御祭神
滝野神社の御祭神は下記の通りです。
- 天照大神=(あまてらすおおみかみ)=森羅万象の守護神・子孫繁栄
- 大山祇神(おおやまつみのかみ)=山林建築の守護神
- 倉稲魂命(うがのみたまのみこと)=商売繁盛の守護神
豊平神社の遙拝所ということですが、ここで天照大神がどこから来たのかが少し不思議です。
滝野神社のご利益
滝野神社の御祭神から、商売繁盛、子孫繁栄、安産に御利益がありそうです。
元々は木材所の器械場神社だったので特に建築関係の商売にご利益がありそうですね。
滝野神社 境内の様子
滝野神社は石垣の上に作られており、石垣の下が駐車スペースとなっています。
右側に「鎮守 滝野神社」と書かれた社号標が置かれています。
階段を上り参道へ
森林の中にある神社のため陽があまりあたらず、参道に苔が生えています。
これはこれで情緒がありますよね。
参道の左側の上の方に2体の仏像?が置かれています。神仏混淆の流れでしょう。
右側は不動明王で器械場神社の頃に奉祀していましたからその流れで置かれていると思います。
左側は3面の仏像で頭に馬らしき動物が乗っていることから馬頭観音かと思われます。
南区のホームページには境内に馬頭観音碑があると書かれているのでこのことかもしれません。
2体の仏像の横には「開拓紀念碑」が置かれています。
横に「開拓創始者 阿部仁太郎翁」と書かれているので1900年(明治33年)の開拓を記念してのものだと思われます。
社殿の前の石灯籠
そして階段を上り社殿へ
鈴や賽銭箱は無いので扉にお賽銭を挟み、二拝二拍手一拝をしてお参りです。
参道の横は森林です。
非常に静かな神社で夕方にもなると少し怖い場所にありますが、滝野すずらん丘陵公園に行く前にお参りしてみてはいかがでしょうか?
以上、滝野神社についてでした。
コメント この場所に行ったことがあるのなら是非感想を書いてくださいね。