駒岡神社は札幌市南区にあるとても小さな神社です。
山の中にひっそりと小祠があるだけの神社ですが、例祭も毎年行われています。駒岡エリアの開拓が比較的遅かったこともあり昭和22年(1947年)に創祀され比較的新しい神社となっています。
なおGoogleで「駒岡神社」と検索すると検索結果1位に「師岡熊野神社」が出ますが、駒岡神社とは一切関係ありません(Googleにはフィードバックを送っていますが修正される見込みは低いようです)。
駒岡神社の詳細とアクセス方法
- 住所:〒005-0861 北海道札幌市南区真駒内143
- 電話番号:なし
- 営業時間:なし(夜は非常に危険です)
- 定休日:なし
- 入場料:なし
- 駐車場:なし(若干の駐車スペースはあり)
- マップコード:9 133 734*36 (神社入口に設定)
駒岡神社はGoogle Mapに登録がありませんでしたが、追加登録を依頼しました。
駒岡神社へのアクセス方法・行き方
駒岡神社へは車が便利です。
札幌の中心からだと30~40分くらいで到着します。
マップコード対応のカーナビの場合はマップコードを、マップコード非対応のカーナビの場合は、駒岡小学校(TEL:011-584-6533)を目印として、後はGoogle Map等を参考にしてください。
公共交通機関の場合、地下鉄南北線「真駒内駅」から中央バス「南92 駒岡線」に乗り、「開拓記念会館前」で下車、そこから1分で神社の敷地には到着します。
なお1時間に1本しか無いバスなのでバスだとかなり不便です。
駒岡神社の由緒・御祭神・ご利益
駒岡神社の由緒
駒岡神社の由緒・御祭神は不明でしたが、札幌市南区が1997年(平成9年)に発行した「みなみ区ふるさと小百科」の中に由緒が書かれていました。
そもそも駒岡という地名はなく住所は南区真駒内です。
駒岡というこの地区の名称は真駒内の「駒」と西岡の「岡」から名付けられたとされています(真駒内の丘にあるから駒岡という説もあり)。
この駒岡エリアに入植が始まったのは1947年(昭和22年)のことで、札幌市内でもかなり遅い時期となっています。
太平洋戦争(第二次世界大戦)が終了して樺太や満州から戻ってきた人々の家族を中心に入植が行われています。
「みなみ区ふるさと小百科」には下記のように書かれています。
駒岡開拓記念会館の裏山に祭られている神社。昭和22年(1947年)7月20日、入植の第1歩をしるした真駒内開拓団の人々が、開拓の夢の実現と、家族の安全と平和を祈願し、同年9月25日第一のクワを入れて杭を建て「山の神」を祀り入植者の拠り所にしたものである。また馬頭観音を合せて祭った。その後札幌護国神社宮司により守り神を「大山の神」と定めて、今日に至っている。
ということで創祀は1947年(昭和22年)9月となっています。
駒岡神社の御祭神
札幌護国神社宮司により守り神を「大山の神」と定めてということで御祭神は「大山の神(大山祇神)」となっています。
駒岡神社のご利益
元々が開拓の夢の実現と家族の安全と平和を祈願して作られた神社なので、安全祈願・平和祈願・商売繁盛・子孫繁栄にご利益がありそうです。
また「大山の神」ということで登山や山林開発の安全祈願にもご利益がありそうです。
駒岡神社の境内の様子
駒岡神社は低い山林の中にあります。
入口は「駒岡地區開拓記念会館」の横になります。
「駒岡地區開拓記念会館」の横の上記写真の道を上っていきます。
途中、開拓碑と書かれた石碑があります。
開拓史として説明が書かれています。
石碑を過ぎると上記写真の木の階段に出ます。
ちょうど駒岡神社の大祭近くの日に行ったので「御神燈」と書かれたものがありました。
石灯籠が1対置かれています。
石灯籠を超えると山道です。先に何か小さな建物が見えます。
木で簡易的に作られた鳥居らしきものがありその奥に小祠があります。
台の上に乗った小祠がありこれが社殿となります。
台と合せても高さは160cmくらいでしょうか、大きくはありません。
小祠の裏にもまだ山道がありました。
平日の夕方ということもあり人気は全く無い場所で少し怖さもありました。
再び来た道を戻っていきます。
「駒岡地區開拓記念会館」から小祠までは10分もかからないくらいの距離です。
札幌と言えば人口190万人の大都市ですが、こういう神社も南区には残っています。
興味のある方は一度、参拝に行かれてみてはいかがでしょうか?
以上、駒岡神社についてでした。
コメント この場所に行ったことがあるのなら是非感想を書いてくださいね。