札幌市にも温泉はあるだろうけど、ホテルの循環ろ過のようなところばかりでしょ?と言う人も実は少なくありません。
でも「札幌の奥座敷」と呼ばれる定山渓温泉という温泉街があることはご存知でしょうか?
定山渓エリアと呼ばれるエリアで見ると20件以上の温泉宿があり源泉かけ流しの宿も多く日帰り入浴も積極的に受け入れている札幌では人気の観光スポットです。
定山渓温泉ってどこにあるの?行き方は?
定山渓温泉は札幌市南区にあります。
札幌の中心部からだと車で概ね1時間くらいで到着します。
山林に囲まれ自然が豊かなエリアで温泉以外にも観光スポットが数多くあり、札幌で3泊以上の旅行をするのなら1泊は定山渓温泉に泊まってゆっくりとして欲しいところです。
アクセス方法は一番便利なのは車ですが、札幌駅や新千歳空港から直通バスも出ています。
札幌駅からバスだと70分くらい、新千歳空港からだと100分くらいです。
札幌駅からバスで向かう場合は札幌駅バスターミナル12番のりばからじょうてつバス「かっぱライナー号」で向かいます。
新千歳空港からバスで向かう場合は北都交通バス「湯ったりライナー」が新千歳国内線ターミナル及び国際線ターミナルから向かいます。
車の場合、日帰り入浴や温泉街の散策の場合は定山渓温泉の公共駐車場に無料で駐車することが出来ます。
駐車場は少しわかりにくい場所にあるので国道沿いの定山渓観光案内所で確認するとわかり明日空教えてくれます。
もしくは下記を参考にしてください。
定山渓温泉街の様子は?何がある?
定山渓温泉の様子ってどうなの?何があるの?という方に、公共駐車場に車を停めて温泉街に向かう場合で説明していきます。
北海道三景之碑
駐車場に入らず行き過ぎてしまうと目の前に現れるのが「北海道三景之碑」です。
1922年(大正13年)に建てられました。その時の北海道三景は、定山渓、利尻富士、洞爺湖となっています。
あれ?と思う人もいるかもしれませんが大正時代の北海道はまだまだ原野が多く観光というよりは開発の段階でしたので今とはかなり異なります。
でもその頃から定山渓はかなり栄えていた場所です。
駐車場から坂道を下りていくと温泉街の中心部に出ます。
定山渓温泉 湯の滝
坂道を下りていくと「湯の滝」という岩がゴツゴツとしたところから温泉が滝のように流れている場所があります。
なお坂道は湯けむり坂と名付けられています。
湯の滝は温泉をそのまま滝に見せている場所で温泉に触ることが出来ます。
定山渓温泉 定山源泉公園
湯の滝のすぐ前に小さな公園があります。定山源泉公園です。
小さい公園で何をしろと?と思うかもしれませんが、ここには定山渓温泉の無料足湯があります。
温かい温泉に足をつけて樹々を見ながらゆっくりと過ごすことが出来ます。
公園の片隅にはお坊さんの石像があります。
この人は定山渓温泉の名前の由来にもなっている美泉定山です。
アイヌの人に案内され定山渓温泉に訪れ温泉街の基礎を作った人です。
この石像にも絶えず温泉がかけられています。
公園には上記写真のように温泉が滝のように流れる壁泉もあります。
壁泉の下には定山渓のシンボルでもあるカッパの像が置かれています。
近くのお土産屋さんで温泉まんじゅうでも購入してきてゆっくりとここで過ごすのも良いですよ。
定山渓温泉 月見橋
定山渓温泉の中心には豊平川が流れており、その豊平川にかかる橋が月見橋です。
定山渓温泉街の中心地と言えます。
この月見橋を中心に約20件の温泉宿が軒を連ねています。
橋の中央にはカッパの銅像が置かれています。
このカッパの前で記念写真を撮る人も多いですよ。
反対側にはミス定山渓カッパがいます。
橋の上からの景色です。写真中央に見える大きな建物は章月グランドホテルという部屋からの景色が良い温泉旅館です。
反対側は豊平川の上流となっており少し迂回して奥に進むと吊橋があり、吊橋からは綺麗な渓谷を見ることが出来ます(後述)。
橋を渡り終えたところには上記写真のカッパの顔が並ぶ案内板があります。
この先を進んでいくと温泉旅館・ホテルやお土産屋さん、飲食店が立ち並んでいます。
老舗の定山渓ホテル
定山渓ホテルの前には美泉定山の銅像が建っています。
少し先に進むとリピーターが多く人気の温泉宿「ふる川」があります。
定山渓に人気のスイーツ店「J・glacee」
アップルパイやソフトクリームが人気です。
更にこの通りを進んでいくと岩戸観音堂という場所に出ます。
岩戸観音堂
ただのお堂でしょ?と思うかもしれませんね。もちろんお堂ですが、このお堂の中には観音像が並ぶ洞窟があるんです!
岩戸観音堂については下記記事をご覧ください。
観音堂の隣には足つぼの湯という足湯もあります。
かっぱ大王と二見吊橋、二見河畔園地・定山渓二見公園
来た道を少し戻り、定山渓ホテルの手前の道を曲がり進んでいくと「定山渓二見公園」という小さな公園に出ます。
足湯でしょ?と思うかもしれませんが足湯はありません。
代わりにいるのがカッパ大王です。
カッパの大きな人形?と言っては失礼かもしれません。定山渓にはカッパ伝説がありその中でも大王と君臨しているカッパの像です。
公園の隣には二見河畔園地という場所があります。
5月中旬くらいからしか入ることは出来ませんが、豊平川に出ます。
夏なら豊平川の冷たい水を触って涼むのも良いですよ。
ここには子供のカッパの銅像があります。
上流方向を見ると赤い吊橋が見えます。二見吊橋です。
樹々に囲まれた道を通り二見吊橋へ向かいましょう。
渡っている時はそれほど揺れていないように感じますが立ち止まると揺れているのがよくわかる吊橋です。
下流方面を見ると温泉街の大きなホテルが見えます。
上流を見るとまさに渓谷というのにふさわしい景色が広がります。
秋には紅葉となり人気の紅葉スポットになります。
定山渓温泉に行こう!
主に温泉街の様子をお伝えしましたが、のんびりとした温泉街です。
足湯や日帰り温泉を楽しんだ後、車で来ているのなら豊平峡ダムという人気の観光スポットにも行くことが出来ます。
またもう少し歩くと、定山渓神社や定山渓郷土博物館もあります。
また定山渓温泉に来る前や札幌市内に向かう途中にノースサファリサッポロというアクティビティや動物に触れ合える動物園・テーマパークもあります。
定山渓温泉は札幌に2回目の旅行に来た方に特におすすめで、1回目の札幌旅行で時計台や赤れんが庁舎、羊ヶ丘展望台等の有名スポットには行ったことはあるけど、もっとのんびりと札幌旅行を楽しみたいという方におすすめです。
以上、定山渓温泉についてでした。
なお定山渓温泉は、サポカン編集部の「札幌おすすめ観光スポット21選」に入っています。
コメント この場所に行ったことがあるのなら是非感想を書いてくださいね。