石山神社は札幌市南区にある神社で、札幌市南区の中では唯一、神職(神主さんと考えてください)が常駐している神社です。
いろいろな石碑があり御祭神も多いかと思いきや、御祭神は1柱のみという神社です。
石山神社の詳細とアクセス方法
- 住所:〒005-0849 北海道札幌市南区石山254
- 電話番号:011-591-1577
- スマホなら上記電話番号タップで電話出来ます
- 社務所受付時間:不明(概ね9:00~17:00)
- 定休日:なし
- 入場料:なし
- 駐車場:あり(無料)
- マップコード:9 160 580*54 (駐車場入口に設定)
石山神社へのアクセス方法・行き方
石山神社へは車が便利です。
札幌中心部からだと概ね40分くらいです。
マップコード対応のカーナビであればマップコードが便利です。マップコード非対応なら電話番号検索で概ねヒットします。
公共交通機関の場合、地下鉄南北線「真駒内駅」からじょうてつバス「12番 定山渓車庫前行き」に乗り石山小学校前で下車、そこから徒歩で2~3分の距離です。
石山神社の由緒と御祭神、ご利益
石山神社の歴史・由緒
石山神社のあるエリアは札幌軟石の採掘地であり石材採掘場がありました。
その採掘場で働いていた人々が1885年(明治18年)に作業の安全を祈願し大山祇神(山の神)を祀ったのが始まりとされています。
1909年(明治43年)、人口が増えてきて子供たちの遊び場になり神域を汚す恐れがあるとして現在の場所に遷座しました。
その後、近隣に祀られていた豊受大神や天照大御神、春日大神、八幡大神等を合祀することになりますが、1969年に本殿で祀る御祭神を天照大御神1柱として現在に至ります。
そのため、北海道神社庁(国の機関ではありません)では御祭神を天照大御神のみとして登録されていますが、上記の写真の通り、元々祀っていた御祭神である大山祇神も由緒書には名前を連ねるというちょっとおかしな状況が出ています。
石山神社の御祭神
すでに書いた通り、石山神社の御祭神は天照大御神のみです。
ただし大山祇神(山の神)も実質的な御祭神として近隣の方々に親しまれているところがあります。
石山神社のご利益
御祭神である天照大御神は太陽神・皇祖神・日本の総氏神となっており、ご利益は主に国家安泰・子孫繁栄となっています。
そのことから子宝祈願にご利益があると言われています。
また大山祇神が元々祀られていたことから、工場等での安全祈願や登山での安全祈願にもご利益があると言われています。
札幌の南区は山も多いので南区の山を登る前に参拝に来るのが良さそうですね。
石山神社の境内の様子
バス停から歩いてくると上記の写真のように階段がまずは現れます。
車の場合だと駐車場が鳥居の奥のためこの階段は上りません。
階段を上がると鳥居が現れます。
鳥居の手前には1対の石灯籠が置かれています。
鳥居をくぐり左側に行くと石碑が数多く置かれています。
左から山の神・山乃神忠魂碑・招魂碑となっています。
山の神の石碑の前には照皇大神・八幡大神・春日大明神と書かれた石碑もあります。
鳥居をくぐり右側へ
石山開基百年記念碑が置かれています。
参道に戻ると手水舎が目に入ります。
小さめの手水舎ですが手水鉢は立派です。
蛇口をひねると水が出ました。水を止めている神社が多いエリアですがきちんと水で手や口、心を清めることが出来るのは嬉しいですね。
ただし冬場は凍結防止のため水は出ないようになっています。
手水舎の少し先には2つ目の石灯籠が置かれています。
そして狛犬様がこちらを・・・・見ていません!
参拝者の方向ではなく正面の上の方を向いている狛犬様です。
狛犬様の正面に立ってみると目線がこちらに無いのがよくわかります。
そして社殿
社号額は縦書きで「石山神社」と書かれています。
賽銭箱はお賽銭の窃盗を防ぐためか蓋が被せられています。
鈴を鳴らし、二拝二拍手一拝をしてお参りです。
振り返ると参道と鳥居の奥に山が見えます。方角的に硬石山と思われます。
石の採掘のためかなり削られている山です。
社殿の右側には恐らく舞殿か舞台となるであろう建物がありました。
石山神社の御朱印と御守
参道に対して左側には社務所があります。
神社の方がいる時ならここで御朱印をいただくことも可能です。
各種御守も販売されています。
絵馬もいろいろとありました。
上記の写真が実際に記帳いただいた御朱印です。
初穂料(記帳代)は300円でした。
なお石山神社はよく「札幌市南区で唯一御朱印がいただける神社」と紹介されていますが、それは間違いです。
札幌市南区ではなかなかいただくのが難しいですが、札幌南沢神社でも御朱印をいただけます。
石山神社へ行こう!
この辺りは札幌軟石の採掘場があった地域で札幌の開発の歴史が垣間見れるエリアです。
近隣には石山緑地という採掘場跡を再利用した面白い公園もあります。
札幌軟石を使った郵便局だった建物もあります。
何よりも石山神社の前の通りは「石切山街道」として栄えた通りです。
札幌の開発の歴史を垣間見れる地域として石山神社を訪れてみるのも面白いですよ。
以上、石山神社についてでした。
コメント この場所に行ったことがあるのなら是非感想を書いてくださいね。