篠路神社は札幌最古と言われることが多い神社で創建は1855年(安政2年・江戸時代)にまで遡ります。
まだ北海道が北海道と命名される前から祀られている神社です。
菅原道真公も祀られていることから合格祈願でも人気のパワースポットとして人気です。
そんな篠路神社についてこの記事では様子や由緒、ご利益を説明しています。
篠路神社の詳細とアクセス方法
- 住所:〒002-8024 北海道札幌市北区篠路4条7丁目2-33
- 電話番号:011-771-2838
- スマホなら上記電話番号タップで電話出来ます
- 社務所受付時間:不明(概ね9:00~17:00)
- 御朱印:いただけます
- 定休日:無し
- 駐車場:あり
- マップコード:9 824 220*77 (駐車場入口に設定)
- 参考サイト:篠路神社(北海道神社庁)
篠路神社へのアクセス方法・行き方
篠路神社へはJR札沼線(学園都市線)が便利です。
JR札沼線(学園都市線)の篠路駅で下車・東改札口から出て徒歩3~4分、距離にして300メートル弱の距離です。
駅前の通りをまっすぐ進み最初の交差点を左折すればすぐにたどり着きます。
車の場合でも住所もしくはマップコードを入力すれば問題なくたどり着けます。
札幌市中心部からだと概ね30分くらいの距離です。
駐車場も広く、お祭りや大晦日以外なら問題なく停められます。
篠路神社の歴史・由緒
篠路神社は1855年(安政2年)に江戸若宮八幡の神霊を氏神とした若宮八幡として創祀されたのが起源です。
黒船来航が1853年ですからわずかその2年後、北海道がまだ北海道と命名される前の話です。
この若宮八幡を創祀したのが荒井金助という人物で元々は江戸幕府末期の役人です。
札幌の礎を気づいた一人で北海道・札幌の歴史を知る上で欠かせない人物の1人です。
篠路神社の御祭神とご利益
篠路神社の御祭神は下記の通りです。
- 天照大御神(あまてらすおおみかみ)
- 品陀別大神(ほんだわけのおおかみ)
- 保食神(うけもちのかみ)
- 菅原道真公(すがわらみちざねこう)
- 大物主神(おおものぬしのかみ)
- 崇徳天皇(すとくてんのう)
- 天香山命(あめのかぐやまのみこと)
この中で最初の御祭神が品陀別大神です。品陀別大神は別に応神天皇と言われることもあります。そして八幡神です(諸説あり)。
ご利益としては品陀別大神は武運の神(武神)なので戦いに関することから転じて仕事運にご利益があると言われています。
また菅原道真公が祀られていることから篠路神社は合格祈願で人気のある神社となっており、合格祈願の絵馬が一般的に絵馬掛けにかけられています。
篠路神社の様子
上記写真が篠路神社の参道への入口です。
鳥居がありその手前に大きな石灯籠が置かれています。
社号標も大きく立派なものです。
この参道となる鳥居の横にもう1つ鳥居があります。
篠路神社 英霊讃勲と平和顕彰碑
パッと見た時には木々で隠れて何かよく分かりませんが近づいてみると社号額?があり「英霊讃勲」と書かれています。
ここは平和顕彰碑がある場所でその石碑が置かれています。
元々は忠魂碑でしたが戦後GHQの命令によって一旦撤去され、表面の文字を削り取り再建立された経緯があるそうです。
ただ戦没者慰霊と永久平和を祈願していることに代わりは無いと思います。
この石碑の前で一礼をして再び戻って篠路神社の鳥居の前に移動しましょう。
篠路神社の参道と鳥居
再び篠路神社の鳥居の前へ
冬になると雰囲気がガラッとかわります。
社号額はシンプルに「篠路神社」と縦書きで書かれています。
一礼して中に進みましょう。
参道に入ってすぐ右側に石碑があります。
第一鳥居奉納者芳名と書かれているので最初の鳥居に奉納した方の名前が描かれているようです。
二之鳥居までの間には比較的新しく見える石灯籠とちょっと古く見える石灯籠が置かれています。
雪の積もった参道は滑りやすいので注意してください。
二之鳥居の少し手前にもう1つ石碑がありました。
「御造営記念碑」と書かれており、御祭神と由緒が書かれています。
そして二之鳥居をくぐって拝殿が間近になってきます。
冬の晴れた日の方が札幌の神社らしいと思いませんか?
篠路神社の手水舎と狛犬様
篠路神社の手水舎です。
冬は非常に滑りやすいので注意してください。
龍神様の口から見ずが出ている一般的なものです。
札幌にある神社にしては珍しく冬でも水が出ていました。
札幌の神社の多くは冬になると凍結防止のために水を止めるところが多くなっています。
上を見上げると丁寧に手水の使い方が写真入りで説明されていました。
左手から清めて右手を清め、口を清めるという順番が分かりやすく書かれています。
そして手水舎から前方を見ると馬の像が
説明が無かったので何のためのものか分かりません。
ただ神社の奥に馬魂碑があるので関連したものだと思います。
少しだけ怖い感じのする狛犬様でこちらをじっと見つめています。
篠路神社 拝殿
そして拝殿へ
冬は階段が滑りやすいので注意してください。
こちらの社号額も縦書きで篠路神社と書かれています。
お賽銭箱は札幌では多い蓋付きです。
蓋をスライドしてお賽銭を入れます。
鈴を鳴らしてから二拝二拍手一拝をしてからお願い事を祈りましょう。
振り返ると参道が見渡せるようになっています。
篠路神社 馬魂碑と力士・小松山之碑
篠路神社の駐車場の奥に石碑が見えます。
馬魂碑と力士・小松山之碑です。
この馬魂碑は篠路ペルシュロンと名付けられた馬5頭を祀るために作られたものだということです。
ペルシュロンはフランス原産の大型の馬でばんえい馬として北海道では馬ソリ等の馬として開拓時代を支えてきました。
この石碑は「北区歴史と文化の八十八選」に登録されています。
こちらがペルシュロンです。
もう1つの石碑は「力士・小松山之碑」と呼ばれるものです。
明治時代に活躍した素人力士の顕彰した碑ということです。
そして石碑は以上かとって横を見るともう1つ奥にありました。
篠路神社の御祭神5柱の名前が彫られています。
少し分かりにくいところにあるので発見しにくいかもしれません。
そして社務所と拝殿の並びを見ながら参拝が終わりました。
篠路神社の御守と御朱印
篠路神社では神職の方がいる時は御朱印もいただけます。
社務所の中に入り確認しましょう。
御守は各種取り揃っています。
歳徳神もありました。歳徳神は陰陽道で、その年の福徳を司る神と言われています。
そして上記の写真がいただいた御朱印です。独特な書体が良い味わいです。
初穂料は300円となっていました。
篠路神社へ行こう!
札幌観光に来たら篠路神社への参拝に行くべきか?と言えば神社が好きな人なら札幌最古と言われる神社をひと目見ておいても良いのではないでしょうか?
神社に興味が無い人なら、時間があれば行けば良いと思います。
ただ篠路駅の東口には昔ながらのレンガ造りの倉庫がいくつかあり、倉庫好きな人ならきっと気に入る光景だと思います。
以上、篠路神社についてでした。
コメント この場所に行ったことがあるのなら是非感想を書いてくださいね。