十軒神明宮は、札幌市北区にある神職(いわゆる神主さん)が常駐していない小さな神社です。
社号標には「十軒神社」と記載されており「十軒神明宮」なのか「十軒神社」なのか悩みますが正式には「十軒神明宮」ということになっています。
田んぼの脇にひっそりと佇むように建っている神社です。
十軒神明宮の詳細とアクセス方法
- 住所:〒002-8052 北海道札幌市北区篠路町上篠路312
- 電話番号:なし(篠路神社の境内外末社 篠路神社 011-771-2838)
- スマホなら上記電話番号タップで電話出来ます
- マップコード:9 766 635*23
十軒神明宮へのアクセス方法・行き方
十軒神明宮には車が便利ですが駐車場がありません。
十軒神明宮の隣に「十軒会館」という地区の集会所があり、こちらに短時間なら停めさせていただけるようです(自己責任で)。
札幌の中心部からだと40分くらいで到着します。
公共交通機関の場合、地下鉄東豊線「栄町駅」から中央バス「栄21 栄町篠路線」に乗車、十軒神社で下車し、そこから3分くらいです。
1時間に1本しか無いバスのため少々不便と言えます。
十軒神明宮の由緒と御祭神、ご利益
十軒神明宮の十軒という地名は明治初期の開拓時に入植者の家が十軒あったからという説が一般的です。
札幌には他にも八軒・二十四軒という地名もあります。
十軒神明宮の由緒・歴史
1898年(明治31年)10月、この地域に入植した方々が1坪の祠を建て、篠路神社より御祭神として天照大御神の分霊を受けたのが始まりとされています。
その後1926年(大正15年)に6坪の社殿を作り、1981年(昭和56年)に現在の社殿を建立して現在にいたります。
十軒神明宮の御祭神
既に書いていますが、篠路神社の天照大御神の分霊をもって創建されたので御祭神は天照大御神です。
十軒神明宮のご利益
十軒神明宮?十軒神社?
十軒神明宮の境内の様子
境内の正面に建つと黒い鳥居に「神明宮」と書かれた社号額がかかっています。
社号標には「十軒神社」と書かれていること、バス停も「十軒神社」となっていることから間違いやすくなっていますね。
鳥居の横には「十軒開基百二十年」の記念碑が置かれています。
鳥居の横には何かもうわからない石碑がいくつか置かれていました。
鳥居をくぐり中に入ると「大萱生家開拓記念碑」と書かれた記念碑があります。
こちらは十軒に最初に入植した10家族から遅れること10年、岩手県盛岡から入植してきた大萱生家の功績をたたえた記念碑ということです。
手水舎はありませんが綺麗な手水鉢が置かれていました。
参道を歩いていきます。
境内には2対4本の石灯籠が置かれています。
札幌市が指定した2本の保存樹木があります。
いよいよお参りです。
社殿の社号額には「十軒神明宮」と縦書きで書かれています。
賽銭箱は置かれておらず、扉にお賽銭を入れるための小さな穴が用意されています。
鈴を鳴らしお参りです。
特に派手な神社でも無ければ御朱印をいただける神社でもありません。
でもこの辺りの歴史を垣間見るのには良い神社ではないでしょうか?
近くに来た時は是非立ち寄ってみてください。
以上、十軒神明宮についてでした。
コメント この場所に行ったことがあるのなら是非感想を書いてくださいね。