もいわ山ロープウェイ乗場の横にある旧小熊邸
1927年(昭和2年)に建築された洋風建築物で一時は解体され無くなりかけましたが市民の存続運動によって行政や企業も動き残ることになった建築物です。
藻岩山に行った際には是非、立ち寄ってその姿を見てほしい建物です。
旧小熊邸へのアクセス方法と詳細
- 住所:〒064-0942 北海道札幌市中央区伏見5丁目3-1
- 電話番号:011-596-1110(ドリーバーデン)
- スマホなら上記電話番号タップで電話出来ます
- 営業時間:11:00~20:00
- 定休日:木曜日
- 入場料:お客さんとしてのみ入れる
- 駐車場:あり(無料・店舗のお客さんとして)
- マップコード:9 400 549*82
- 公式サイト:旧小熊邸
以前は「ろいず珈琲の店舗」として使われていましたが2017年11月に閉鎖されてしまいました。しかし2018年4月28日よりフィッシングやアウトドアの通販サイトであったドリーバーデンという会社がカフェも併設する店舗として運営されるようになりました。
なので今の旧小熊邸は釣具等の販売及びカフェとなっており、お客さんとしてなら入ることが出来るようになっています。
旧小熊邸へのアクセス方法・行き方
旧小熊邸はもいわ山ロープウェイの山麓駅の隣にあるのでもいわ山ロープウェイ乗場に行くのと同じ方法となります。
一般的には札幌市電「ロープウェイ入口駅」からシャトルバスに乗りもいわ山ロープウェイ山麓駅まで。そこから徒歩2分くらいで旧小熊邸に到着します。
詳しくはもいわ山ロープウェイのアクセス方法の記事をご覧ください。
旧小熊邸の歴史を外観を見ながら説明
旧小熊邸北海道帝国大学(現在の北海道大学)の教授であった小熊捍(まもる)の自邸として、建築家である田上義也 氏が設計して作られました。
田上義也 氏はアメリカで著名な建築家 フランク・ロイド・ライトに師事していたことがあり、フランク・ロイド・ライトの強く影響を受けており、旧小熊邸もロイドの特徴である深く張り出した軒など、ロイドの影響が見られる作りになっています。
日本にも数点、フランク・ロイド・ライトが設計して建築物がありますが、代表的な建築物として帝国ホテルが挙げられます。
その後、他の人の手に渡り、1998年に藻岩山の山麓に移築されました。
一時はロイズ珈琲の店舗として使われていましたが、現在は先に説明した通り、ドリーバーデンというお店になっています。
札幌市指定の「札幌景観資産」(旧 都市景観重要建築物)にもなっています。
「さっぽろ。ふるさと文化百選」にも選定されています。
美しい色合いとカジュアルなように見えて風格のあるデザインは昭和初期にされていたとはとても思えませんね
藻岩山のロープウェイ乗場からだと夫婦カツラと呼ばれる木の右側に進んでいくと「旧小倉邸」と書かれた案内板があります。
この少し先に旧小熊邸があります。
裏側から来ると旧小熊邸の裏側に出ます。
この辺りは時折エゾリスが出没するエリア、運が良ければエゾリスを見ることが出来るかもしれませんよ。
上記のエゾリスは実際に旧小熊邸のすぐ横で撮影したものです。
もいわ山ロープウェイに行った帰り、時間に余裕があれば是非、立ち寄ってください。
ろいず珈琲は豊平区の西岡で再開
閉店した「ろいず珈琲」が好きだったのに・・・という方も大勢います。
ろいず珈琲は現在、発祥の地である豊平区の西岡にあります。
新しい店舗は札幌景観資産・国の登録有形文化財にもなっている煉瓦造りの建物です。
詳しくは下記記事をご覧ください。
以上、旧小熊邸についてでした。
旧小熊邸近くの落ち着いたカフェはなら下記がおすすめです。
コメント この場所に行ったことがあるのなら是非感想を書いてくださいね。
北海道に仕事で行っていた時に、田上義也氏設計の網走市立郷土博物館や城下邸を観たことがあります。でも、藻岩山ロープウェイの近くにあるのは知らなかったです。ライトのもうひとり高弟、遠藤新氏設計の自由学園明日館や東久留米にある自由学園、目白ヶ丘教会、さらに旧山邑邸まで見学に行きました。笹屋ホテル豊年虫も泊まりました。NHKの朝ドラで、ライト設計の帝国ホテルが使われましたね。