円山西町神社は円山とついているから円山の麓にある神社かと思うかもしれませんが藻岩山の麓にある神社です。
小さい神社ですが歴史は長く昔から地域の方に愛されてきた神社で、境内の手入れはしっかりと行われています。
円山西町神社の詳細とアクセス方法
- 住所:〒064-0944 北海道札幌市中央区円山西町6丁目518-6
- 電話番号:なし
- 社務所運営時間:社務所なし
- 定休日:なし
- 入場料:なし
- 駐車場:なし
- マップコード:9 427 395*08
- 参考サイト:円山西町神社(北海道神社庁)
円山西町神社へのアクセス方法・行き方
円山西町神社へは基本的にバスしかありません。
駐車場がなく周りに駐車スペースも無いため車で行くことはおすすめ出来ません。
神社のすぐ前がバス停ですが、バスの旋回スペースも兼ねており路上駐車するとバスが来た時に非常に迷惑になりますので路上駐車も出来ません。
円山西町神社に向かう時は地下鉄東西線「円山公園駅」から「円15 円山動物園線」のバスに乗車、終点の「円山西町神社前」バス停で下車し徒歩1分弱となっています。
円山公園駅からは距離にして約3kmあり、基本的に上り坂ばかりなので50~60分くらいはかかりますから円山公園駅から歩いていくのは大変ですし、冬場はかなり大変です。
バスを待っていられない時は、タクシーを利用するようにしてください。
円山西町神社の由緒と御祭神、ご利益
円山西町神社の由緒・歴史
1895年(明治28年)、この地に入植した人々が大山祀神を御祭神として祀ったのが創祀とされています。
1937年(昭和12年)に現在地に移遷されて現在にいたります。
1951年(昭和26年)、北海道拓殖銀行本店屋上に祀られていた社殿の移譲を受け、神社の社殿とすると共に札幌神社(現 北海道神宮)の分霊を受け合祀します。
1972年(昭和47年)、この時までこの辺りは「滝の沢地区」と呼ばれていたため「滝の沢神社」という名称でしたが、地名変更により社号を円山西町神社」に改めます。
そして現在に至っています。
地区の名前が変わることで神社の社名まで変えることがあるんですね。
円山西町神社の御祭神
由緒から最初に大山祀神(おおやまつみのかみ)が最初の御祭神で札幌神社から
- 大国魂神(おおくにたまのかみ)
- 大穴牟遲神(おおなむちのかみ)
- 少彦名神(すくなひこなのかみ)
の開拓三神が分霊され4柱となっています。
円山西町神社のご利益
そして山の神である大山祀神を加えたことで旅行・登山の安全祈願にもご利益がありそうです。
円山西町神社の境内の様子
少し色が落ちてきた朱塗りの鳥居が神社の入口にたっています。
中に入ると小さな小屋風の建物があり中になにかたくさんいろいろなものが入っていました。
「善徳翁碑」と書かれた石碑があります。これは神社用地を寄付した上田善七の碑ということです。
手水舎はありませんが手水鉢が用意されており水道から水が出るようになっていました。
札幌の小さな神社だと水が出ないことが多い中、きちんと水が出て心身を清められるのは良いですよね。
鳥居をくぐって右側に歩いていくと社殿というよりは祠に近い社殿があります。
風や雪の侵食を防ぐために半透明のプラスティックで覆われています。
中には小さいながらも賽銭箱が置かれています。
社殿の横には2つの石碑があります。
1つは大山祀神と刻まれた石碑で恐らく最初からの御祭神であった大山祀神のためのものと思われます。
もう1つは「馬頭大神」と書かれた石碑です。
馬頭観音・馬頭観世音の石碑は札幌の神社ではよく見かけますが「馬頭大神」の石碑があるところは少なくので少し珍しいと言えます(馬頭大神が祀られている神社で代表的なところは新川皇大神社があります)。
「ばとうおおかみ」
と読み、馬や牛などの動物を守ってくれる神とされています。
社殿の前から振り返って見た境内の様子です。
特になにかあるという訳では無い神社ですが、木々に囲まれ落ち着ける神社となっています。
こういう小さい神社は頻繁に掃除がされていないことが多いのですがきちんと掃除が行われている様子でした。
札幌に来た時に是非立ち寄って欲しい神社とは言いませんが近くに来られた時は是非立ち寄ってみてくださね。
以上、円山西町神社についてでした。
コメント この場所に行ったことがあるのなら是非感想を書いてくださいね。