北海道博物館はアイヌの歴史から北海道命名から現在までの北海道の歴史をまるごと知ることが出来る博物館です。
2015年にオープンした出来て間もない博物館ですが前身となる「北海道開拓記念館」から数えると40年以上経過しています。
札幌観光で北海道の歴史を知りたい!という場合欠かせない観光スポットとなっています。
北海道博物館へのアクセス方法と詳細
- 住所:〒004-0006 北海道札幌市厚別区厚別町小野幌53-2
- 電話番号:011-898-0466
- スマホなら上記電話番号タップで電話出来ます
- 営業時間:5~9月・9:30~17:00/10~4月・9:30~16:30
- 定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)・12/29~1/3・他臨時休館が年2~3日あり
- 入場料:大人600円/高校大学生300円/中学生以下及び65歳以上は無料
- 駐車場:あり
- マップコード:139 180 060*14
- 公式サイト:北海道博物館
北海道博物館へのアクセス方法・行き方
北海道博物館へのアクセスは車が最も便利です。
札幌中心部(札幌駅からすすきのの間くらい)からは混雑していなければ30分くらい、混雑していると1時間くらいです。冬期は1時間以上かかる場合もあります。
駐車場は北海道博物館のすぐ前にありますが、それほど多くの台数は駐車出来ないので満車の時もあります。
その場合は野幌森林公園や北海道開拓の村の駐車場に停めるのが良いでしょう。ただしともに徒歩10分以上はかかります。
公共交通機関で向かうことも可能です。
その場合は
日中はほぼ1時間に1本しかバスが無いため乗り過ごすと1時間待つ場合もあります。
また北海道開拓の村や北海道百年記念塔を一緒に見る場合、移動距離が長くなり移動で時間が取られてしまうため、車で行って車で移動することをおすすめします。
北海道博物館の入場料について
入場料は既に書いていますが、北海道開拓の村とセットで見る場合は「北海道博物館・北海道開拓の村 共通チケット」がお得です。
大人1200円・高校大学生700円で別々にチケットを購入するよりも200円お得になります。
またもいわ山ロープウェイにも乗る場合は「得だねチケット さっぽろセレクト」がお得です。
北海道博物館の外観
駐車場もしくはバスから降りて北海道博物館へ
アプローチがかなり広くなっています(正直このアプローチ部分も駐車場にすれば良いと思うのですが)。
博物館の前にはオブジェがありました。
「羽ばたき」というオブジェで鶴の羽ばたきをモチーフにしているようです。
このオブジェの周り、溝があります。よそ見をしていると溝で転ぶので必ずよく見て通行してくださいね(経験談)。
左右に塀があり左側は英語表記で「HOKKAIDO MUSEUM」右側が漢字表記で「北海道博物館」となっています。
バス停に降りた時や駐車場から移動する時、前方に塔が見えますがこれは「北海道百年記念塔」です。閉鎖されていて中には入れませんが周りには行くことが出来ます。
中に入ると右手にミュージアムカフェとショップがあります。
お土産も多少はありますが一般的なお土産は販売されていません。
少し先に進み左側にチケット売場・総合案内があり、ここでチケットを購入して入場します。
北海道博物館は6つのテーマで展示
北海道博物館は6つのテーマで展示されています。
- プロローグ 北と南の出会い
- 第1テーマ 北海道120万年物語
- 第2テーマ アイヌ文化と世界
- 第3テーマ 北海道らしさの秘密
- 第4テーマ わたしたちの時代へ
- 第5テーマ 生き物たちの北海道
となっています。
プロローグ 北と南の出会い
北海道は遠い昔、北東アジアの交差点だったということで北からマンモスゾウ、南からナウマンゾウがやってきていたということで両方のゾウの復元全身骨格が展示されています。
上記はナウマンゾウで、下記がマンモスゾウになります。
北と南のゾウが出会った場所ということで「北と南の出会い」と名付けられているようです。
第1テーマ 北海道120万年物語
北海道の歴史はまだ150年ほどですが、北海道と命名される前からの歴史を考えれば120万年の歴史があることになります。
その歴史に触れるエリアが「北海道120万年物語」です。
最初は化石が並んでいます。
ナウマンゾウの右上腕骨の実物の化石です。
上記の写真はアラスカで発見されたマンモスゾウの歯の実物の化石で手で触ることが出来ます。
記念撮影コーナーもあります。
なおフラッシュは禁止されています。
ゾウの歯がいろいろと展示されています。
時代は流れ縄文文化へ
発掘された土器等が展示されています。
土偶も展示されていました。
北海道には弥生文化はなく、後期縄文文化という名称の時代であったそうです。
そして時代は進みアイヌ民族と和人との交易についても説明されています。
江戸時代から普通にアイヌ民族と和人は交易がありましたから。
どんなものが交易されていたのか展示されています。
上記の写真、右は熊の毛皮ですが右はトドです。トドの圧倒的大きさがよくわかります。
アイヌ民族が北海道の主な住人であった時代から考えると北海道の文化というのは結構長いということがわかります。
第2テーマ アイヌ文化と世界
続いてのテーマはアイヌ文化
明治政府が北海道を日本の領土に入れたことでアイヌ民族の文化が大きな打撃・変化を受けることになったことも説明されています。
アイヌの人々が住んでいた家を再現しています。博物館の大きさに合わせてやや小さめに作っているそうです。
他にもアイヌの衣文化や信仰、食文化についても説明されています。
第3テーマ 北海道らしさの秘密
明治以降、本州の人間が北海道に移り住み、今の北海道が作られていきます。でも本州とは異なり北海道らしいものってありますよね。その北海道らしさがどう生まれてきたのかここでは説明されています。
農業によって発展してきた北海道の様子
ニシン漁によって発展してきた様子
石炭によって発展してきた様子、
いろいろな北海道の発展してきた様子を最初に紹介しています。
北海道と言えば雪、そして寒さ。昔使われていたスキーや暖房器具を紹介しています。
2段に展示されているストーブの中で上段の左から2つめのものが「さっぽろ・ふるさと文化百選」のNo.94に登録されている「貯炭式のストーブ第1号」のようです。
また北海道で走っていた汽車の様子も再現しています。
北海道と言えばジンギスカン。ジンギスカンの鍋の展示も
そして熊、熊の木彫りと言えば北海道を想像しますからね。
第4テーマ わたしたちの時代へ
第4テーマは主に戦後からこれからについて考えるテーマになっています。
高度成長期に登場した車や家電製品等が展示されています。
キューピーちゃんに鉄人28号
8mmフィルムカメラなんて今ではほとんど見なくなりましたよね。
そして今後はどうなっていくか?どうすべきか?という問が最後に投げられています。
そしてそれは第5テーマにも繋がっていきます。
第5テーマ 生き物たちの北海道
明治時代に入ってから現在まで、北海道の自然は急速に変化していますが、それでもまだ大自然が残る北海道で暮らす動物たちを紹介しています。
動物たちと人間との関係も。
そして「新たな侵入者たち」ということで外来生物のことについても説明されています。
北海道にいなかった動物が本州や海外から来て北海道の生態系も変化してしまっています。
そういう問題も考えさせられるテーマです。
北海道博物館 はっけん広場
北海道博物館の1階奥に無料で入れるスペースがあります。それがはっけん広場です。
主に子供用の場所で、じっくり観察する・ホンモノに触れる・道具を使う・何かをつくるなどの体験が出来る場所ということです。
お子さんが飽いてしまった時にここで一緒に遊ぶのも良いかもしれません。
またいろいろな文化に触れられる博物館はお子さんの情操教育にも最適な場所
お子さんと全体を楽しむのも良いのではないでしょうか?
雨でも楽しめる場所です。
また2階には広い休憩スペースもあります。
北海道博物館 赤れんがサテライト
北海道博物館は札幌の中心から見ると少し遠いですし、公共交通機関で行くのは少し不便です。
行きたいけど、ちょっと時間が無いな~という場合は札幌駅から徒歩10分ほどの距離にある「北海道博物館 赤れんがサテライト」、いわゆる別館に行かれてみてはいかがでしょうか?
赤れんがサテライトは札幌の人気観光スポットである北海道町旧本庁舎の中にあります。
展示数はさすがに北海道博物館よりは少ないですが、イメージはつかめるようになっていると思います。
詳しくは下記記事をご覧ください。
以上、北海道博物館についてでした。
北海道博物館の近隣観光スポット
北海道博物館の近くにある近隣観光スポットは下記のものがあります。
コメント この場所に行ったことがあるのなら是非感想を書いてくださいね。