さっぽろライラックまつりは、毎年5月中旬から下旬にかけて大通公園と川下公園(川下公園会場は6月上旬)に行われるイベントです。
同時開催として「札幌ラーメンショー」や「札幌ラーメンショー」「大通地区にぎわいフェスタ」などの関連イベントも行われます。
2019年は
- 大通公園会場:5月15日(水)~5月26日(日)
- 川下会場:6月1日(土)・6月2日(日)
さっぽろライラックまつりの会場とアクセス方法
さっぽろライラックまつりは2箇所の会場で行われます。
大通公園会場
さっぽろライラックまつりのメイン会場は札幌の中心部にある「大通公園」の5丁目から7丁目です。
大通公園へのアクセスは札幌駅からなら地下鉄南北線「大通駅」下車
会場までは大通公園3丁目・4丁目を経由して来るのがおすすめです。3丁目・4丁目にもライラックの花は多数咲いているので、ライラックの花を楽しみながら会場に来てくださいね。
なお7丁目は「さっぽろライラックまつり」のイベントとして「ライラック フェスティバル ワインガーデン」が開催されます。
川下公園会場
大通公園のさっぽろライラックまつりが終わった後の翌週末に川下公園でも「さっぽろライラックまつり」は2日間に渡って行われます。
- 住所:〒003-0869 北海道札幌市白石区川下2651番地3外
- アクセス方法:地下鉄東西線「白石駅」下車・中央バス「白24川下線」で「川下公園前」下車で徒歩1分
- アクセス方法2:JR函館本線「平和駅」下車・徒歩約30分(約2km)
札幌市民だと川下公園に行く時は通常車で向かいますがライラックまつり開催中は混雑するため公共交通機関で向かわれることをおすすめします。
さっぽろライラックまつり 関連イベント
さっぽろライラックまつりに関連して協賛イベントも行われます。
札幌ラーメンショー
大通公園会場は7丁目までですが、大通公園8丁目では協賛イベントとして「札幌ラーメンショー」が開催されます。
ただ「さっぽろライラックまつり」に来た人においては同じイベントとしか見えないので気にせず楽しんでもらえればと思います。
大通地区にぎわいフェスタ
大通公園11丁目では地元の方々の地域活動の場として飲食ブースやミニコンサートが行われます。
地元の合唱楽団によるコーラス
いろいろな出店も出てこの地区に住んでいる方々と交流することが出来ます。
さっぽろライラックまつり 大通公園会場の様子
メインの会場となるさっぽろライラックまつり 大通公園会場の様子をお伝えします。
以下は2018年の様子です。
大通公園会場5丁目の様子
大通公園5丁目では市民による手づくりマーケットやライラックの花の展示・販売、アンティークマーケット、生花や絵の展示会が行われます。
アンティークマーケットとは言い換えれば骨董市です。陶器や古い家財道具等が並べられ思わぬお宝が見つかるかもしれません。
生花の展示会は綺麗な花が並びます。
綺麗な生花を見て癒やされるのも良いのではないでしょうか?
らいらっく茶屋という茶屋が出来てお茶の葉の手揉み茶実演も行われます。
お茶を手揉みするということを知らない人も多い中、貴重なイベントです。
他にもいろいろなイベントが行われ会場に来た人を楽しませてくれます。
ただ雨の日になってしまうとイベントも中止になり寂しくなってしまいます。
2018年は開催期間中に雨の日がありイベントもいくつか中止になりました。2週間もあれば1~3日くらいは致し方ないですね。
大通公園会場6丁目の様子
大通公園6丁目にはステージがあり、ライブや小中高生による吹奏楽の演奏が行われます。
初日は自衛隊の旅団による演奏と北海道銀行合唱団、北星学園女子高等学校音楽科生徒によるオープニングコンサートも行われ、賑わいます。
インターナショナルフードコートと題してフードコートもあり、演奏を聞きながら食事をすることも出来ます。
いろいろなお店が出ているので何を食べようか迷ってしまいます。
早すぎる時間帯だとお店はやっていないので11時以降に行くようにしてください。
雨だと閑古鳥が鳴いていて可愛そうになりますが・・・
また野菜や花の苗木も販売しています。
初日にはライラックの苗木1000本の無料プレゼントも行われます。
凄く大勢の人が並びますが、11時開始となっていて11時少し前から並ぶとオープニングセレモニーが終わるまでの30分間ずっと並ばせられます。
11時30分少し前に行けばももらえますので、慌てなくても大丈夫です。
オープニングセレモニーに人がいないと寂しいので苗木プレゼントで並ばせて賑わいを増させるいう古来の方法がまだ取られているのも札幌らしいと言えば札幌らしいところです。
さっぽろライラックまつり ワインガーデン
7丁目は「ライラックフェスティバル ワインガーデン」として北海道産のワインが楽しめるイベントが行われます。
札幌の人はお酒が非常に好きな人が多く、またビールメーカーの熾烈な競争が繰り広げられているためお酒関係のイベントは非常に盛り上がります。
ただ大通公園のイベントで前売り券も販売されているものはチケット制で初めてくる方には少し分かりにくくなっているので、分からない時は会場スタッフに確認してくださいね。
いろいろな北海道産のワインが楽しめます。
ワインセミナーもソムリエによって行われています。
ワインと言えばおつまみも欲しいところ。
いろいろな出店が出ているのでおつまみにも食事にも困ることはありません。
さっぽろライラックまつりの歴史とライラックの花
さっぽろライラックまつりは1959年(昭和34年)に第1回が行われ50年以上の歴史を持つ札幌のイベントです。
1960年には「札幌市の木」として選定され札幌市民に親しまれる木となりました。
でも北海道以外の方にはあまり馴染みが無い木だと思います。ライラックは元々はヨーロッパ原産の木で日本にはありませんでした。
日本に持ち込まれたのは1889年です。北星学園の創始者「サラ・C・スミス」がアメリカから持ち込みました。
大通公園では大通公園4丁目に歌人「吉井勇」が札幌のライラックについて詠んだ歌が刻まれた記念歌碑がたっています。
ライラックの和名は紫丁香花(むらさきはしどい)と良い名前の通り紫の花をつけますが、白や薄いブルーに見える花もあります。
大通公園には約400本ものライラックの木があり5月中旬から6月上旬にかけて白や紫の花をつけ鑑賞を楽しむ人が大勢います。
ライラックの花と北海道民
本州から移り住んだ筆者から見るとライラックの花は本州においての紫陽花(あじさい)のような花だと感じました。
ライラックは5月中旬から咲き始め5月下旬から6月上旬に見頃となります。
本州で紫陽花と言えば5月下旬頃から咲き始め6月に見頃となる花です。
しかし札幌の紫陽花は7月から8月にかけて咲く花で真夏が見頃になります。
つまり本州から移り住んできた人が多い札幌において紫陽花が咲く頃に同じ紫や白の花を咲かせるライラックの花に親しみを持った結果、ライラックの花に対する思いが強くなったように見えます。
ライラックの花は北海道開拓が始まってから約20年が経過した頃に持ち込まれた花で、入植戸数が3000戸を超えた時期です。
出身の地の紫陽花に想いを寄せたのだと思いませんか?
ライラックの花
ライラックの花は白もしくは紫が一般的です。
紫色のライラック
淡い紫色のライラック
白色のライラック
白と紫、両方の色のライラックの花
いろいろな色合いがあって楽しめる花です。
同じ場所でも白と紫の花が咲くので紫陽花のように土の酸性・アルカリ性によって色合いが変わるということは無いようです。
青空の下のライラックも素敵ですが雨の日のライラックもまた素敵です。
雨に濡れて映えるというのは紫陽花と通じるところがありますね。
さっぽろライラックまつりの注意点は服装
関東や関西だと5月の中旬から後半にかけてだともう半袖で十分な時期になっていますが、札幌の5月の平均気温は約12度(最高平均約17度・最低平均8.3度)です。
半袖だとまだまだ寒い季節です。札幌でもGWあたりから5月中旬にかけて20度を越えるポカポカ陽気の日はあります。
でも「リラ冷え」という言葉が札幌ではよく使われており、それはリラ(ライラックのこと)が咲く頃に寒さが再びぶり返すという現象です。
半袖はおろか長袖のシャツでも寒い日があるので、パーカーやジャケット等は念のために持ってくることをおすすめします。
さっぽろライラックまつりに行こう!
ゴールデンウィークが終わって10日後くらいに行われるさっぽろライラックまつり
飛行機やホテルの価格も比較的安い時期なので北海道外からも札幌に来やすい時期です。
そして5月中旬だと大通公園では八重桜も見頃を迎えます
ライラックの花と八重桜の協奏もまた素晴らしいですよ。
更にチューリップも見頃になっています。大通公園には数多くのチューリップが植えられさっぽろライラックまつりを盛り上げます。
5月後半になると藤の花も咲き始めます。
大通公園の西端の大通公園13丁目にある札幌市資料館の裏には藤棚もあり藤の花を見ることも出来ます。
花が好きな人には楽しめるイベントです。
是非5月中旬から下旬にかけて行われるさっぽろライラックまつりに来てくださいね。
以上、さっぽろライラックまつりについてでした。
コメント この場所に行ったことがあるのなら是非感想を書いてくださいね。