札幌伏見稲荷神社は朱色の鳥居が坂道に並び美しい景観の神社です。
アクセスはあまり良くないのに平日日中でも人が絶えることなく参拝に訪れる人気の神社で、パワースポットとしても有名です。
この記事では札幌伏見稲荷神社へのアクセス方法、実際の様子、由緒やご利益について説明しています。
札幌伏見稲荷神社へのアクセス方法と詳細
- 住所:〒064-0942 北海道札幌市中央区伏見2丁目2-17
- 電話番号:011-562-1753
- スマホなら上記電話番号タップで電話出来ます
- 社務所受付時間:概ね9:00~17:00
- 定休日:無し
- 入場料:無し
- 駐車場:あり(無料)
- マップコード:9 399 852*30 (駐車場に設定)
- 参考サイト:伏見稲荷神社(札幌市・北海道神社庁)
*GoogleMapだと「1000本以上の鳥居がある神社」と説明されている場合がありますが、これはGoogle側のミスで京都の伏見稲荷大社の説明をつけています。
札幌伏見稲荷神社への車でのアクセス方法・行き方と駐車場
札幌伏見稲荷神社へは車でいくのが便利です。
マップコード対応のカーナビなら上記のマップコードを入力してもらえれば簡単にアクセス出来ます。
マップコードに対応していない場合、下記の写真と説明文を参考にしてください。
円山公園方面から来るとカーナビのゴール地点の少し手前でY字路になっているところがあります。上記の写真のところです。ここを右側に進みます。
割と急な坂道になっているので冬場は特に注意してください。
少し(250メートル弱)進むと上記写真の通り「伏見稲荷神社」という社号標が出てきます。
ここを左折して進めば駐車場です。
駐車場は夏場なら10台くらいは停められる広さです。冬場は雪がある分もう少し駐車出来る数が減ります。
なお車の場合は伏見稲荷神社の特徴でもある鳥居が並ぶ参道を通らないので一度鳥居が並ぶ参道を降りて再び上ってくるのがおすすめです。
札幌伏見稲荷神社への公共交通機関での行き方
公共交通機関で向かう場合は地下鉄とバスを乗り継ぎます。
地下鉄東西線「円山公園駅」で下車しそこからバスへ
1番乗場です。
「循環 円10」もしくは「循環 円11」に乗って「慈啓会前」で下車します。
バスを降りて前を見ると上記のような風景になっています。
このまままっすぐ(右側ではなく左側の道)進んでください。3~4分くらいで伏見稲荷神社の前に到着します。
なお上記の入口の隣にあるアイスとパフェのスイーツショップがかなりおすすめです。
札幌伏見稲荷神社の由緒と御祭神とご利益
札幌伏見稲荷神社の由緒・歴史は1884年(明治17年)に遡ります。
京都の伏見稲荷大社に札幌への分祀を願い出て許可され、分神を祀ったのが始まりです。
当時は今と違う場所でその後、琴似への遷座を経て1907年(明治40年)に今の場所に遷宮されました。
札幌伏見稲荷神社の御祭神
札幌伏見稲荷神社の御祭神は5柱です。
- 倉稲魂命(うがのみたまのみこと):五穀豊穣の神=仕事運
- 大山祇命(おおやまつみのみこと):山を司る神様=安全祈願
- 大国主命(おおくにぬしのみこと):商売繁盛の神様
- 事代主命(ことしろぬしのみこと):五穀豊穣の神=仕事運・商売繁盛
- 天鈿女命(あめのうずめのみこと):芸能の神様
となっています。
札幌伏見稲荷神社のご利益
仕事運のアップや商売繁盛、安全祈願、技能全般のご利益といろいろとあります。
最近では朱色の鳥居にかけての恋愛運・縁結びに注目が集まっていて恋愛成就のパワースポットとして人気が大きくなっています。
実際に社務所では縁結びや夫婦御守が取り扱われています。
札幌伏見稲荷神社の鳥居の数と参道の様子
朱色の鳥居が並ぶ坂道の参道にある鳥居の数は26本です。
実際に数えてみました。なお神社の拝殿の前にもう1つ鳥居があるので全部で27本となっています。
最初の鳥居の左側には札幌伏見稲荷神社の由緒が書かれています。
ただ消えたりしていて読めない部分がありました。
その脇には石碑の社号標がありました。
右側には例祭等の予定が書かれています。
ただ残念なことに汚れていたり消えていたりしてよく分からなくなっていました。
その横には朱色で塗装され白い文字の社号標が置かれています。
一礼をしてから最初の鳥居をくぐり神社の中へ。
なお鳥居の前から反対側を見ると山道のようなところがありました。
ひょっとしたら昔はもっと参道が長かったのかもしれません。
訪れた日は少し暑い日でしたが鳥居の周りには木々があり鳥居と木々で日陰になり少し気温は低くなっていました。でも、この立派な鳥居を前に少し体感温度が下がっていたのかもしれません。
26本並ぶ最後の鳥居です。見ての通りその先は階段になっています。
振り返ってみると結構急な坂道だということに気が付きます。
そして階段を上ります。
階段を上り振り返ってみると鳥居の上部が並んでいる様子がわかります。
幾重にも重なるように見える鳥居の間
なにか不思議な感じがする光景でした。
平坦な道が少し続きます。
右手に手水舎が見えます。手水舎の手前が駐車場からの入口となっています。
札幌伏見稲荷神社の手水舎と願い石
階段を上り少し進んだ先に手水舎があります。
札幌伏見稲荷神社の手水舎
手水舎の屋根も赤いのが特徴的でした。
ここで手と口と心を清めます。
ここの水の注ぎ口は龍神様ではなく竹筒です。
札幌伏見稲荷神社の願い石
手水舎の奥に
大切な願いが届く 願石 願かけ守
と書かれた小さな祠があり、その中に少し大きい石が置いてあります。
横には白い御守りがかけられています。
この石は「願い石」と名付けられており、「生き石」つまり生きている石と言われており、この石に願いをかけると叶うと言われています。
ただし願いをする時に
- 1番好きなものを断つ
- 願いの大きさに応じて好きなことを我慢する
どちらか諸説があるようですが、とにかく好きなことを1つ手放すことが必要とのことです。
その願いを書いたものをこの石の横にかけていくと良いそうです。
札幌伏見稲荷神社の拝殿と荒魂社
いよいよ拝殿へ
最後の鳥居をくぐり中へと進みます。
階段のところにある石に「祭政一致」「神人無別」と彫られていました。
最初の階段を上り右手を見てみると石碑がありました。
彫りが浅くなり何が書かれているのかは分かりませんでした。
その手前には絵馬やおみくじがかけられています。
社号額を見て
鈴をならし二拝二拍手一拝をしてお参りです。
拝殿の右側を見てみると奥にもう1つ社があります。
札幌伏見稲荷神社 荒魂社
「荒魂社」と書かれた社号額があります。
昔の書き方なので右から左に読みます。
荒魂(あらたま)とは神の荒々しい側面を意味しています。反対の言葉として和霊(にぎたま・にぎみたま)という言葉もあり、こちらは神の優しい平和的な側面を意味しているそうです。
つまりこの社は神様の荒々しい部分を鎮めるために作られた社と言えます。
札幌伏見稲荷神社の御朱印
拝殿の右側に社務所があり、御朱印をいただきたい場合はこの中で頼みます。
中に入ると恋みくじがありました。
初穂料の一覧
いろいろな御守りが置かれています。
御朱印の記帳料は300円です。
2018年(平成30年)に御朱印をいただくと「天皇陛下御即位三十年」の朱印が押されることが多い札幌です。
札幌伏見稲荷神社の石碑や社、銅像
札幌伏見稲荷神社の境内には石碑や社、銅像がいくつかあります。
阿由葉宗三郎翁之像です。
阿由葉宗三郎氏(文久二年生)は、昭和八年没するまで、明治、大正、昭和の三代にわたり、自治組織である札幌市火災予防組合連合会の会長として各種の火災予防活動を実践し、今日の防火防災事業及びその精神の基礎を築いた先駆者である。同氏の胸像は、昭和九年九月建立されたが、第二次世界大戦時の金属回収で供出され、台座を残すのみとなっていた。ここにその偉業をたたえ、その理想の実現を期して、この像を復活建立す
と後ろに書かれていました。
駐車場の近くにあった石碑です。
石碑は「荒井金助」という人の功績を称える碑です。
荒井金助氏については下記記事をご覧ください。
もう1つ石碑を朱塗りの小さい社がありました。
社をよく見ると龍神様が彫られています。
札幌伏見稲荷神社のフォトギャラリー
札幌伏見稲荷神社には藤棚があり6月初旬から中旬にかけて綺麗な花が咲いています。
札幌伏見稲荷神社の写真を掲載しておきます。
札幌伏見稲荷神社に行こう!
札幌伏見稲荷神社、赤い鳥居が並ぶその様はSNS映えもする場所で最近は写真撮影で海外からの観光客も増えているそうです。
公共交通機関だとアクセスは悪いものの、ここから歩いて約15分のところには人気の藻岩山のロープウェイもあります。
藻岩山からならシャトルバスも出ているので帰りは比較的札幌市中心部へのアクセスはよくなっています。
是非、時間があれば札幌伏見稲荷神社に立ち寄ってください。
以上、札幌伏見稲荷神社についてでした。
なお夏場に鳥居の参道を往復すると汗もかきますし、喉も乾きます。
そんな時は入口隣にある手作りアイス専門店「MISSU HOUSE」がおすすめです。
ここで少し休んで藻岩山に向かうのがおすすめのコースです。
札幌伏見稲荷神社も人気の神社ですが、更に人気なのが西野神社です。
見開きの御朱印をいただくことも出来ます。
コメント この場所に行ったことがあるのなら是非感想を書いてくださいね。