札幌ドームと言えばサッカーや野球、コンサートを見る場所として使われており、観光として訪れる場所では無いと思っているかもしれませんが、イベントや試合が無い日には「ドームツアー」という普段入れないエリアも見学出来るツアーが開催されています。
サッカーや野球に興味の無い人でも楽しめるドームツアー、最近ではジャニーズファンも結構訪れているとのこと。
実際のドームツアーがどんなものか写真を多めに紹介していきます。
札幌ドームツアーへのアクセス方法と詳細
- 住所:〒062-0045 北海道札幌市豊平区羊ケ丘1
- 電話番号:011-850-1000
- スマホなら上記電話番号タップで電話出来ます
- 営業時間:イベント・試合により異なる
- ドームツアースタート時刻:10:00/11:00/12:00/13:00/14:00/15:00/16:00
- 定休日:イベントや試合等のある日
- 参加料:大人1050円/中学生以下550円(3歳以下無料)
- 展望台セット入場料:大人1250円/小中学生700円/
- 駐車場:あり(有料)
- マップコード:9 349 142*01 (駐車場入口に設定)
- 公式サイト(ドームツアー)
札幌ドーム・電車でのアクセス方法・行き方
札幌ドームへの最寄り駅は地下鉄東豊線「福住駅」3番出口です。
3番出口から札幌ドームの入口までは約600メートル・徒歩約10分ほどです。
札幌駅からだと地下鉄南北線と間違えてしまうとかなり移動しないといけないため間違えないようにしてください。地下鉄東豊線は札幌駅東改札口から出ます。
福住駅は南改札口から出てください。
改札を出ると上記の写真のように「札幌ドーム」への案内が地下鉄駅構内に多数あるので3番出口までは簡単に移動出来ます。
地上に出て右側を見ると建物の合間から晴れていれば札幌ドームが見えてきます。
この道をまっすぐ進めが迷うことなく札幌ドームに到着します。
札幌ドーム・バスでのアクセス方法
札幌駅からバスで札幌ドームに行くことも出来ます。
札幌駅の札幌ドーム方面のバスは札幌駅前の東急百貨店南側から出ています。
地下から向かう場合、地下鉄「さっぽろ駅」13番出口が札幌ドーム方面へのバス停の最寄りの出口となります。
大型イベントの時はシャトルバスが真駒内駅や平岸駅から出ていますが、ドームツアーはイベントや試合が無い時だけ開催なので関係ありません。
札幌ドーム・車での行き方
ドームツアー開催日はイベントや試合が無いので札幌ドームの駐車場はガラガラです。
普通車なら2時間300円で駐車出来ます。
イベント開催時の普通車駐車料金は予約制で1台500円~2500円+発券手数料がかかります。
札幌ドームツアーの受付・集合場所
札幌ドームのドームツアーの受付・集合場所は1F北ゲート3横の「総合案内」です。
福住駅から来た場合、歩道橋を上がりドーム方面へ
階段が見えてくるのでそのまま直進します。
上記写真の入口が見えてくるので更に進みます。
中に入りまだまだ歩きます。
反対側の出口近くに「総合案内」があるので中に入ります。
チケット売り場でチケットをスタート時刻前までに購入してください。
車で来て駐車場に停めた場合、札幌ドームを東側を歩いてきます。
上記のような景色が見えてくるので階段で下がると北ゲート方面に出られます。
上記写真のアーケードの中を入ればすぐに総合案内所です。
札幌ドーム・ドームツアーの内容及びコース
札幌ドームのドームツアーは毎回同じコースを巡るとは限りません。
翌日からイベント等があればイベントの準備のために邪魔にならないコースに変更される場合もありますし、施設点検等でコースが変更されることもあります。
そのため今回紹介するコース通りでは無いこともあるのであらかじめご了承ください。
チケットを購入したところから出発となります。
ツアーアテンダントと一緒に周りいろいろと教えてくれます。
なおたまに参加者が1人のみとなることもあり、男性だとツアーアテンダントの女性と2人きりになり、ちょっと照れくさいような嬉しいような気分になるかもしれません。
というか筆者が今回そうでした(数分遅れで1組合流したので2人だけではなくなりましたが)
関係者がたまに通るだけの札幌ドームの中。
まずは観客席ではなく通路を軽く見学
翌日にもイベントが無い場合、物凄く静かです。
札幌ドームの外を隔てるガラスには世界各国の地名が書かれていますが、書かれた方向にその都市があるそうです。また文字の大きさが各国・各地名で異なりますが概ね大きいと近い、小さいと遠くなっているそうです。
そして札幌ドームの中へ
ほとんど人がいない札幌ドームの中
イスがこれだけ並んでいるとかなり壮観です。
上記写真の場所はドーム内でサッカー等の試合を行う時に移動式のサッカーコートを外から入れるための出入り口だということ。
小さく人が写っているのが分かるでしょうか?
コートを入れた後は閉じられ、ここにもシートが設けられます。
上記の写真は札幌ドームで初めてラグビーの試合が行われた時のものですが、正面が2つ上の写真で外と繋がっているところです。シートが電動式で左右から出てくるそうです。
サッカーと野球、コンサートで席・シートのフォーメーションが変化するということでした。
なおシート数は野球等で約45000席、コンサートだとグランド部分にもシートを設けるので最大約55000席まで座れるそうです。
ずら~っと並ぶシート、なんか幾何学模様になっていますよね。
そしてこの後、通常の試合やコンサートでは入ることの出来ない場所へ
関係者専用の通路を通ります。
少し狭い通路を通り・・・
札幌ドームのグランドへ
この日は何も無い床がコンクリートの状態でしたが、日によってはサッカー用のコートが出ていたり、野球用の芝になっていたりするそうです。
野球の試合時のベンチ
野球中継の時に必ず映る選手たちがいるベンチ
通常は前に柵が置かれますが、この日は何も無い状態でした。
そしてベンチの裏側へ
体を温めたり、スイングしたりする場所ですかね。
ブルペンも見学
そして奥にブルペンがあります。
ここで投球練習をするんですね。
ツアーアテンダントの方が手前にいますが、その奥が白い枠で囲われていますが、これは何を表しているかわかりますか?
この白い枠はサッカーのゴールと同サイズになっているそうです。
札幌ドームと言えばJリーグ、主にコンサドーレ札幌の試合が行われますのでそのためにサッカーゴールと同じ大きさの枠を作ったそうです。
再びコンクルートで囲まれた通路を通って観客は入れない場所へ
選手用食堂 選手ラウンジ
次に案内してもらったのは選手が試合中や試合前に軽く食事をするための食堂であるラウンジです。
メニューは結構多いのですがシャウエッセンは決まって用意されているそうです。
日本ハムがメインに使っていますから当然と言えば当然ですね。
野球は長いと2時間を超えるスポーツなので時折、試合中に何か軽くつまみにくる選手もいるそうです。
札幌ドーム 監督・コーチ室
監督やコーチは選手とは異なる部屋が用意されています。
それが「監督・コーチ室」です。
ここで試合前とか監督コーチでミーティングをするそうです。
札幌ドーム ビジターチーム ロッカー室とシャワー室
次に案内されたのはビジターチームのロッカー室
つまり日本ハムファイターズやコンサドーレ札幌以外のチームの選手の控室です。
割と簡素な作りになっています。
チームによってどこの場所を誰が使うか概ね決まっているそうです。
先輩選手や重要な選手は比較的手前を使うことが多いのだとか。
なお芸能人のコンサートでもここが控室になることもあるそうです。
床は割と深い溝の模様があるな~と思ったのですが、これ元からある溝ではなくスパイクでどんどん床が傷ついて溝になって模様になったそうです。
野球やサッカーだとスパイクを使いますから致し方ないですね。
そしてこの部屋の片隅にあるのがシャワー室
この奥がシャワー室への入口になっています。
深めの浴槽もありました。
ジャニーズの嵐が来た時、嵐のメンバーはここの湯船に入ったということで、最近は札幌ドームでコンサートを行ったジャニーズのメンバーが入ったお風呂が見たい!ということで札幌ドームのドームツアーに参加する人もいるとのこと。
そして移動。途中廊下に日本ハムとコンサドーレ札幌の選手のパネルが左右に飾られているスペースがありました。
札幌ドーム 搬入口及び選手の出入り口
次に向かったのは札幌ドーム内に荷物を入れる搬入口及び選手やコンサートを行う芸能人が出入りする入口です。
一般の人が入れない場所であることは当然ですが、すぐ横に車が停車出来るようになっており、車にすぐに乗ってドームの外へ出られるようになっています。
車はマイクロバスなら入れる大きさで割と広くなっていました。
そしてエレベーターで3階へ
札幌ドームの展望台のところで解散となりました。
チケットでドームツアーと展望台の共通券を購入している場合はこのまま展望台へ
ドームツアーのみの場合はここで終了です。
概ね50分間のドームツアー、雨の日でも楽しめる内容になっています。
野球やサッカー、ドームでコンサートを行う芸能人が好きな人も楽しめますし、舞台裏が好きな人も楽しめる内容になっています。
札幌ドーム 展望台
札幌ドームから突き出た場所、これは札幌ドームの展望台です。
ここは有料で入ることが出来ます。
札幌ドームで試合やコンサート等のイベントが無い時は札幌ドームの展望台のみを利用することも出来ます。
料金は大人(高校生以上)520円、小中学生320円、小学生未満は無料です。
日本ハムやコンサドーレ札幌の試合の時は試合の入場券だけで展望台に行ける特別営業も行っていることがあります。
展望台の営業時間は10:00~17:00ですがイベント等で変更になる場合もあるので事前に確認が必要です。
展望台へは総合案内の横にあるエレベーターで3階まで上がります。
3階のエレベーターの扉には日本ハムとコンサドーレ札幌のマスコットキャラクターが描かれています。
エレベーターの前のホールには札幌ドームのサッカー場と野球場の設営の仕組みを解説したパネルがありました。
そして通路を通ってドーム内へ
突き当りには記念撮影用の場所がありました。
ここからも札幌ドームの中を見ることが出来ます。
右側を見ると展望台へのエスカレーターが見えるのでエスカレーターまで歩いて進みます。
なお上記の写真を見てもらうとわかりますがエスカレーターの下には柱がありません。
札幌ドームのエスカレーターは上から吊っており下に支柱が無い珍しいエスカレーターとなっているそうです。
でも地震とか大丈夫なの?と思うかもしれませんが震度6までの地震なら大丈夫なように耐震設計されているそうです。
エスカレーター手前でチケットを見せエスカレーターに乗ります。
エスカレーターは2段になっています。
1段目のエスカレーターを降りたところからドーム内を撮影
結構高い位置からの撮影なのでドーム内の全景を楽しむことが出来ます。
そして2段目のエスカレーターへ、かなり長いですし下を見ると結構怖いかもしれません。
最初、目が暗いところに慣れているとかなり暗く感じます。
札幌ドーム 展望台は外側とドーム側が見られるようになっており、まずはドーム側を見てみましょう。
高さは53メートルとのこと。ビルだと15~20階くらいの高さです。
下を見るとグランド部分がよく見えますし、野球のベースの位置もよくわかります。
野球のベースって上から見ると意外と小さいですが、グランドから見ると結構大きいですね。
振り返って左側を見ると少し先に進めるようになっています。
キャットウォークと呼ばれる場所で高所の作業用通路です。
キャットウォークの中には入れませんが、こんな高所で作業すると怖いだろうな~というのは分かると思います。
ガラス越しに見たキャットウォーク、歩くところが網状で下が見えるので本当に壊そうで、高所恐怖症の人は立つことは出来ないでしょう。
そして外側の展望台へ
ガラス張りの展望台は夏なら非常に暑くなります。
3方向で何が見えるのか案内のパネルがありました。
雨や雪の日だと綺麗に見えませんが晴れているといろいろなところを見ることが出来ます。
ガラス越しなので反射が映ってしまいますが肉眼だと気になりません。
南南西側がさっぽろ羊ヶ丘展望台になります。
高倍率の望遠ズームがついたデジカメなら上記の写真のように羊ヶ丘展望台が見えます。
正面北西側を見るとさっぽろテレビ塔やJRタワーも見ることが出来ました。
高さはそれほどある展望台では無いので高いところからの景色が目的なら、JRタワーT38やさっぽろテレビ塔、藻岩山の方が展望は良いのですが、せっかくですからここからの展望も楽しんで欲しいところです。
羊ケ丘を高い位置から眺められるスポットはほとんど無いのである意味貴重な展望台です。
そして下りのエスカレーターへ
札幌ドーム キッズパーク(Kid’s Park)
札幌ドーム3階には展望台へのエスカレーターがありますが、エスカレーターの反対側にキッズパークという子供の遊び場があります。
ここは無料で使える施設で対象年齢は2歳までの子供用と3歳から小学生4年制までのコーナーに分かれています。
実は札幌ドーム、平日でイベントが何も無い日は3階の一部は無料で誰でも入れるようになっています(駐車場利用時は駐車場代はかかりますが)。
札幌ドームのドームツアーや展望台はどちらかと言えば大人向けのもの。
子供は退屈かもしれません。でも夫婦とお子さん3人で来たのなら交代でドームツアーや展望台に行って1人はここでお子さんを遊ばせておくということも出来ます(小さいお子さん1人にはさせないようにしましょう)。
札幌観光に来たのにせっかくの雨という時にもドームツアーと展望台、キッズパークで遊ぶことが出来るので雨でも楽しめる場所となっています。
晴れていたら札幌ドーム オープンアリーナを1周してみよう
札幌ドームの隣にあるオープンアリーナ
オープンアリーナでイベントが無い時は一般開放されており、このアリーナの周りを1周することが出来ます。
右回り左回り、どちらでも大丈夫ですが、おすすめは右回り(時計回り)です。
オープンアリーナの周りは1周700メートルなのですが、右回りだとどれぐらいなのか道に描かれています。だから今、どれぐらい歩いたのか(走ったのか)分かるようになっています。
晴れた雪の無い日なら物凄く気持ちの良い場所です。
ちょうど反対側に上記写真の見晴台があります。
ここからマンタのような形をした札幌ドームを見てみるのも良いかもしれません。
記念撮影にも良い場所です。
振り返るとサッカーのコート・練習場があります。
遠征で札幌に来たJリーグのチームや社会人チームがここで練習をすることもあるそうです。
オープンアリーナの周りにはよく分からないオブジェ・アートが展示されています。
こういう近代アートが好きな方にも楽しめると思います。
オープンアリーナ以外にもいくつかオブジェは配置されています。
札幌ドーム トレーニングルームとメモリアルコーナー
札幌ドームには普段から無料で見られるメモリアルコーナーやリーズナブルな金額で使えるトレーニングルームもあります。
メモリアルコーナーはコンサドーレ札幌や日本ハムの選手のウェアや使っている道具を、記念品を展示してあるコーナーです。
基本的に7:00~23:00の間、無料で見られるようになっています。
ただしイベント等で見られないこともあるので事前に確認ください。
メモリアルコーナーの奥(福住駅から来たとして)にはトレーニングルームもあります。
9:30~21:00まで高校生以上なら誰でも使えます。
料金は大人500円/高校生or65歳以上は300円です。
バイクやウェイトトレーニングの機器が充実しており、試合を見て体を動かしたくなったら利用するのも良いかもしれませんね。
なお通常いつでも使えますがイベント等で閉鎖されることもあるので事前に確認してください。
札幌ドームの飲食店とグッズ・お土産売場
イベントや野球・サッカー等の試合の時はドーム内のお店がいろいろとあるので、食事にこまることはありません(並ぶことは多いですが)。
有名なファーストフードのチェーン店も入っています。
しかしイベントが無い時は北ゲート側にある「レストラン スポーツ・スタジアム・サッポロ」のみとなります。
カレーやピザ等の一般的なメニューが多いですがジンギスカンもありました。
イベントや試合の時はワゴンでグッズ販売もされていますが試合が無い時は、北ゲート側にある「グッズショップ グッズ・ジャム」で野球やサッカー関連のグッズや札幌のお土産を購入することが出来ます。
札幌ドーム限定のコンサドーレ札幌のグッズも販売されています。
他球団のグッズも販売されていました。
ただ札幌・北海道のお土産には期待されない方が良いでしょう。
少しは置いてありますが札幌駅や空港で購入した方が一般的なお土産は充実しています。
ラグビーワールドカップ2019 札幌会場は札幌ドーム
2019年に行われるラグビーワールドカップ、日本各地で試合が行われますが、札幌でも2019年9月21日「オーストリア vs フィジー」2019年9月22日「イングランド vs トンガ」は札幌ドームで試合が開催されることが決定しています。
しかし札幌ドームではラグビーの試合は開催されたことが2018年3月までに1度もありませんでした。
そのため、ラグビーの本格的な試合を試す意味合いでも2018年4月30日に札幌ドームで「さっぽろラグビーフェスティバル」が開催されラグビーの強豪校である明治大学と帝京大学の試合が行われました。
公式試合で「第7回関東大学春季大会」としての1試合でした。
実際にラグビーのコートは上記の写真のように作られていました。
(*ラグビーとアメリカンフットボールは別のスポーツです)
激しい攻防の末、札幌ドーム初のラグビーの試合で勝利したのは明治大学でしたが、両校ともラグビー名門大学に恥じない立派なプレーで会場を賑わせていました。
札幌ドームへ行こう!
札幌ドームについて書いてきましたが、ドームツアーは雨でも楽しめますし、お子さんもキッズパークで遊ぶことが出来ます。
近隣の観光スポットとしては羊ヶ丘展望台がありますが、羊ヶ丘展望台や雨や雪だと楽しむことが難しい場所です。
もし雨や雪で時間が余ってしまうようなことがあれば札幌ドームのドームツアー開催日なら参加されてみてはいかがでしょうか?
きっと楽しめる旅行になると思いますよ。
なおイベント時は駐車場が混雑しますしイベントが無い時でも2時間で300円と少しお高めです。
近隣にも駐車場はありますが安く駐車したいのであれば近隣の駐車場を予約して使うのがお得です。
個人の使っていない駐車場を借りられるサービスを利用してお得に駐車場代を安くされてみてはいかがでしょうか?
軒先パーキングという駐車場を気軽に借りられるサービスがありますよ。
1日出し入れ自由で500円の駐車場もあるので一度確認されてみてはいかがでしょうか?
以上、札幌ドームについてでした。
コメント この場所に行ったことがあるのなら是非感想を書いてくださいね。